第126号<かさじぞうの本当の話>

2020-12-17

<かさじぞうの本当の話>

年の瀬が近くなると
クリスマスもいいですが

日本の素敵なお話を
子どもに読み聞かせするのもいいですね。

誰も知っている民話
『かさじぞう』は
何冊も出版されている不朽の名作でしょう。

今日、ご紹介する絵本は
その中でも
主人公のおじいさんとおばあさんの事に触れています。

6人子どもがいたけれど
6人とも死んでしまったという伏線があります。

お地蔵様は弥勒菩薩(みろくぼさつ)と言って
小さい頃に亡くなってしまった
子どもの魂の生まれ変わりとも言われています。

お地蔵様は
まさに亡くなった6人の子どもたちの
生まれ変わりのようにも見えます。

昔は子どもが大人になるまで
生きられる事が大変なときもあったのです。

七五三のお祝いは

「あああ、3歳まで生きられた。」
「5歳まで生きてくれた。」
「7歳まで無事だった。」というように

子どもを大人になるまで育てたいと思う
親心の証だったわけです。

絵も暖かい!
お話も地味だけれど暖かい!
そんな良書を読み聞かせる時間を
大切にして欲しいと思います。

『かさじぞう』

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