第170号<40分座っていられますか?その2>

2021-02-17

<40分座っていられますか?その2>

昨日の続きで

『40分座っていられますか?』というタイトルで
子どもが
どれだったら40分座っていられるかについて書きました。

1 何も与えずはほぼ無理

2 絵本・お絵かきでは出来る子・出来ない子がいる

3 ゲームを与えるとほぼ100%の子が出来る

でも、親御さんの心情から
2番の絵本・お絵かきが理想だけれど
3番のゲームを使っているケースが多いわけです。

では、なぜ3番のゲームがダメなのかというと
ダメなこともないですが・・

なんとなくゲームでは
子どもの情操教育上よくないような気がすると
思っているからなんです。

あなたの子どもが小学校に入学した時
一時限の授業時間は45分から50分です。

さて、授業中は45分以上は座っていなければいけません。

もっと言えば、
この45分を有意義に過ごせることが理想です。

2番の絵本・お絵かきというのは
自分から情報を取りにいって
自分の頭で考えて創造する訓練を常にしています。

3番のゲームも頭を使っているという人がいますが
それは全て受け身なわけです。

次々と場面が変わり、
勝手に与えられた場面の中で考えている。

学校の授業中はゲームは出来ません。

先生の話を聞いて、与えられた課題に
自分で考える訓練をしているわけです。
これが学校の授業です。

ですから
小学校で45分の授業を有意義に過ごすためには
最低でも40分は座っていられることが条件です。

この40分を座っていられる訓練を
幼少期にしておくことはすごく大切なことなんですね。

「ゲームを与えるのをやめなさい!」
というつもりはありません。

しかし、自分で考えて情報を取りに行くこと
意見をいう訓練は
いつの時でも大切ですし
ゲームではどうしても網羅が難しいと思うのです。

就学前までに心がけてもらうと
学校に入学してから授業に馴染むのが早くなると思います。

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