第194号<カード学習について:その1>

2021-03-23


<カード学習について:その1>

今日はカード学習についてお話をしていきます。

小さい子どものいるお家では
子どもの能力開発のためにカード教材をいくつか
持っているのではないですか?

カード学習とは
幼児教育でまだ経験が浅い子どもに絵と文字で情報を
インプットする教材です。

よくあるのが表に絵や画像で視覚的にイメージ
裏には文字が書かれていて
平仮名、漢字、カタカナなど
文字ベースで書かれています。

幼児にいきなり
漢字のカード???と驚かれますが

実は小さい子どもは

例えば
『猫の画像』も漢字の『猫』の字も
同じ感覚で記憶できると言われます。

さらには平仮名より漢字の方が簡単に記憶できるそうです。

漢字が難しいと勝手に思っているのは大人だけなのです。

この幼児の能力を利用して
大量の情報を視覚的に覚えてもらうのが情報カードです。

現在は本屋で様々な情報カードを入手できます。

カードの見せ方は諸説色々ありますが
表を見せて裏を見せます。

その時に名前を言ってあげるのです。

例えば
猫のカード
表は猫の絵、裏は猫の文字
表を見せながら『猫、猫』と言います。

ひっくり返して裏の漢字を見せて、
もう一度『猫、猫』と言います。

スピードはゆっくりだと
子どもが飽きて、視線をそらします。

ですから、目にも止まらぬ速さでカードを見せる幼児教室もあります。

このスピードについては子どもが視線をそらさない
じっとカードを見ている速さだったらいいのです。

私も実験してみたのですがゆっくりでは
子どもの視線がそれますし
他の興味があるものに気を取られます。

ですから、ある程度のリズムを持って早く表と裏を見せて
さっさとカード学習は終わらせるのがいいです。

短い時間にできるだけたくさんの情報を
はっきりと大きな声で言ってあげてください。

カードを見せる月齢ですが生まれてからすぐにでも
見せてあげてください。

この時期の赤ちゃんの目は
周りがぼんやりしか見えていませんが

素早く動くカードをじっと見つめているだけで
脳を活性化させています。

効果を実感できるのは
1年後か2年後かもしれませんが
勝手に漢字が読めて自分で絵本を読めるように
ある日を境にできるようになります。

毎日の積み重ねなんですね。

その日を楽しみしながら子育てを楽しんでください。

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