第205号<子どもの運動能力について>

2021-04-07

<子どもの運動能力について>

運動能力に関しては
遺伝的なものや
持って生まれた能力の違いがあるので
努力ではどうにもならないこともあると言われます。

例えば、すっごく走るのが遅い子が
人の百倍練習して
かけっこが一番になる確率はかなり低いです。

運動会の徒競走でも
足の速い子は注目を浴びますし
足の早い子はなんでも
できるイメージをもたれます。

でも、この『足の早い』部分だけみて
我が子が運動が得意だとか
不得意とか判断はできないと思います。

なぜなら、どんな子でも
スポーツの種類によっては
頭角を現すことがあるからです。

足が遅くても
体が柔らかいとか腕力があるとか
瞬発力があるとか
どの子にも得意なスポーツを見つけることができます。

例えば
剣道・弓道など
道具を使う武道は
精神世界にも通じるものがあるので
運動神経だけでは勝てません。

瞬発力も問われますが
頭脳・心理戦で攻めることで
十分勝つことができます。

知り合いのお子さんで
走るのは苦手だけれど
体が柔らかくってバレエがすごく上手になった子もいます。

水泳がものすごく上手い子も
走るのが苦手という子もたくさんいました。

このように、どの子にも
必ず得意になるスポーツがあると思います。

確かに運動能力が高い子の方が
どんなスポーツをやらせても上手になることが多く
選択肢はたくさんあるかもしれません。

しかし、そうでない子も十分に戦える場面を
私は過去、たくさん見てきて、感動をもらいました。

走るのが遅いからと言って
小さい頃から
「この子は運動が苦手」と決めつけないで欲しいです。

色んなスポーツに挑戦して
いろんな経験をして欲しいです。

そして、体を動かすことは
子どもの健康・精神面・脳にもすごくいいので
色んなことをやらせてあげましょう。

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