第260号<子どもの巧緻性を鍛える『ぬりえ』>

2021-06-23

<子どもの巧緻性を鍛える『ぬりえ』>

『ぬりえ』は子どもの情操教育や
巧緻性を養うために効果的な遊びです。

この『ぬりえ』を
子どもに与えるときに
2つのパターンの『ぬりえ』を教えると
子どもの能力開発の
効果が何倍にもアップします。

そのつ2のパターンとは

まず一つは
対象範囲に輪郭を取らないで
中心から塗っていくパターンと

もう一つは
対象範囲に輪郭をとってから
中を塗っていくパターンです。

幼稚園でクレヨンを頻繁に
使うようになったら
この二つの技法を教えてみてください。

ほとんどの子どもは
何も教えられないと
輪郭を取らないで『ぬりえ』をします。

はみ出しても
塗りむらがあっても気にしません。

それをみて

「もっと、綺麗に塗りなさい。」とか

言ってはダメです。

親御さんが同じぬりえを
楽しそうに輪郭をとって
その輪郭からはみ出さないように
キレイに塗って見せるのです。


親御さんの様子を見て
子どもは輪郭をとった方が
はみ出さないと知ることができるのです。

これが大切なんです。

また、輪郭を取らずに
ぬりえをする時も
注意深く、集中力を持って
作業をすることで
ぬりえがキレイにできるようになります。

いずれにしても
二つの手法を使い分けて
時には「今日は真ん中ら塗ってみて」とか
「周りを描いてから中を塗ってみて」とか
満遍なく両方できるようになると良いと思います。

個人的には輪郭を取らないで
ぬりえをした方が
子どもは出来上がりを
想像しながら作業をしますので
右脳的にはとても良いように思います。

是非『ぬりえ』で
巧緻性、集中力、筆圧を鍛えてあげましょう。

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