第289号<やっぱり文庫本は扱いやすい>

2021-08-03

<やっぱり文庫本は扱いやすい>

本というのは出版されて
数年で文庫版になることがありますが
これはやはり読書するものにおいては嬉しいことです。

まず、ハードカバーの本より
格段に安く手に入ります。
お財布に優しいし
何より手軽に持ち運びできるし

カバンに入れても邪魔にならないサイズがいいです。

先週、文庫版で発売された
百田尚樹氏の本は
久々に読了感がよかった本です。

『夏の騎士』


夏休みに合わせて発行されたか
どうかは定かではありませんが
小学生・中学生の読み物にオススメです。

時代背景がそれほど古くなく
今の若い両親だったら
わかるわかるという場面もあるかと思います。

そう言った意味では日本のここ30年って
戦後の高度成長期と違って

そんなに変わっていないと感じました。

経済も家庭環境も
今我々が抱えている問題は
大して変わっていないということです。

代わり映えしない時代背景なのに
この『夏の騎士』は
なんと瑞々しい描写をしているんだろう。

夏休み中の小中学生に読んで欲しいと言っていた
百田氏の言葉が思い出されます。

今の子供たちはどうかはわかりませんが
昔は夏休みに読書感想文を書くとか

課題図書が与えられた時代もありました。

近年、子どもたちの読書量は減っていると聞きます。

夏休みに腰を据えて読める本が
1冊でも2冊でも見つかったらラッキーです。

今年の夏休みは
オリンピック観戦もいいですが
読書するにも良い機会です。

是非、お子さんには
ケチらないで良書を買い与えて欲しいです。

さて、
今年の夏は何冊の本に出会えるでしょうか?



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