第292号<オリンピック表彰式のスタッフのお辞儀と手の位置が気になる>

2021-08-06

<オリンピック表彰式のスタッフのお辞儀と手の位置が気になる>


このメルマガを読んでいる方は
お子さんの小学校受験なども
計画している人がいると思いますが

正しいお辞儀の仕方を教えていますか?
お辞儀をするとき
頭を下げると同時に

自然に両手が前で重なります。

特に女の子は面接の時など
このようなお辞儀になるのですが

オリンピックの表彰式の時に
待機しているスタッフの
手の位置が気になります。

肘を張って
お腹の位置に両手を当てるポーズで
ジッと待機しているのですが

どこかのサイトで
『お腹痛いポーズ』と言われていました。

で・・
あのポーズってなんか変です。
日本ぽくないです。

日本の作法は自然体をよしとします。
ですから、無理矢理
肘を張って立っているのは
ちょっと変です。

相手に配慮することが
日本のマナーの基本ですが

肘を張ることは隣に迷惑かけるし
食事の時も肘を張ると
マナーが悪いとされています。

そもそも『おもてなし』をキーワードにしている
今回のオリンピックですが
これはどなたが指導しているのでしょうか?

サイトで検索しても
あのような手の位置は
日本の礼儀作法ではNGだと思うのですが

何かスタッフに申し伝えがあるから
表彰式であのようなポーズをしているのだと思うのです。

鎌倉時代から代々幕府に仕えている
小笠原流作法でも
お腹痛いポーズはNGとされています。

おもてなし日本を示すのであれば
余計なポーズでしかないです。
自然に手をおろしていれば良いものを・・・

子どもにお辞儀を教える時は
オリンピックの真似なんかしないで
自然な所作を
教えてあげてくださいね。

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