第319号<コロナ禍で赤ちゃんの言語訓練が心配です>

2021-09-14

<コロナ禍で赤ちゃんの言語訓練が心配です>


子どもの教育についての記事を
よく読みますが・・

数年前の記事で
複数の大学が共同で
子どもの教育に関する研究を発表していました。

記事の内容は
『相手の口をみる赤ちゃんほど音声を模倣する』
という内容でした。

これは言わずもな
赤ちゃんが言葉を覚える段階で
大人を模倣して成長していくと言うことです。

人の行動を真似ることができる子は
様々な方面で
能力を発揮するとも言われています。

言葉をまだ話せない赤ちゃんは
お母さんの口元や
他の大人やお兄さん、お姉さんの口元をみて
模倣して言葉を発するのです。

そこでちょっと心配になったのが
現在の状況です。

世の中の大人はみんなマスクしています。
赤ちゃんは口元をみて発語の模倣ができません。

人の口元を見て模倣する機会が
コロナ禍で激減しているのではないでしょうか?

これは赤ちゃんの環境としては最悪です。

本来ならば、散歩したり買い物したり
公園でお友達と遊んだりして
色々な人と触れ合って
色んなことを学べるはずです。

しかし、今の環境ですと
人の口元をみることができないですから
当然、模倣する学びができない状況にあるんです。

赤ちゃんの学びの場は
非常に狭められている感じがします。

今、お母さんができることは
家庭内の感染対策は十分にして
おうちの中ではマスクを外して
一緒に絵本や歌を歌ってあげて欲しいです。

楽しいことをたくさんやってあげて
十分に口元を見せて
赤ちゃんが言葉の模倣をできる環境を
積極的に作ってあげて欲しいです。



↓ 2019年の元記事です。
https://resemom.jp/article/2019/04/17/50174.html


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