第459号<大人が考えた『こども』のためじゃない絵本の建物>

2022-3-29

<大人が考えた『こども』のためじゃない絵本の建物>

先週25日に神戸にオープンした
『こども本の森 神戸』の
記事を読みました。↓ ↓

https://kobe-journal.com/archives/5689476337.html

どうやら、賛否両論あるようです。

この『こども本の森 神戸』には
絵本や図鑑が
1万5千冊展示されているとのこと。

有名建築家のデザインする
子どもの図書館は
明るく、モダンで・・・
素敵〜〜!!と
叫びたくなるかと思いきや・・

記事の画像を見れば
高い天井に
壁一面が格子のボックスに
なっていて
その一つ一つに
絵本が展示されています。

確かに素敵な空間ですが
よくよく見てみると
子どもが手に取りたい絵本が
簡単に手にとって読むことが
できない配置になっています。

この絵本、読んでみたい!
手にとってみたいと思っても
とても子どもが取れる位置に
絵本はないし

幼児だったら
せいぜい二段目か三段目までしか
手が届きません。

大人でも六段目が限界でしょう。
それが高い天井まで壁一面に
見上げるほど上まで
絵本が展示されているのです。

誰が一番上の絵本を
取ることができるのでしょうか?

『こども本の森 神戸』は
図書館ではなく
子ども絵本の表紙を
装飾に使った美術館として
捉えるのがいいかと感じました。

記事を読む限り
画像で建築物をみる限り
子どものためとか
思わせていて
全く子どものためでない建造物のように
思えてなりません。

建築段階で
誰もこのようなことに
疑問を持たなかったのか?
十分に議論されて
このような形になったのか?

とにかく、美術館として
訪ねるのなら
素敵な空間だと思いますけど・・
なんだか・・ちょっと残念なのは
私の思い過ごしでしょうかね?


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