2022-4-5
<筆圧を強くすると『止め、ハネ、はらい』が上手くなる>
昨日は子どもが鉛筆で文字を書く時
筆圧が大切と書きました。
筆圧といえば
書道の練習を思い出します。
書道の運筆と墨汁の濃さは
作品の出来に
大きく影響します。
どんなに運筆が上手でも
作品が乾くと
墨汁の濃淡が
まだらになることがあります。
これは基礎ができていない証拠で
ちょっと気を抜くと
墨汁の色がまだらになります。
私も先生によく注意を受けました。
子どもが書道を習う時も
まずは墨ムラをなくす
運筆練習をします。
特に大筆で書を書く時は
筆を突き刺すように
半紙の裏にも
真っ黒に墨汁が染み渡るように
書きます。
これは筆にたっぷりと
墨汁をつければ良いと言うわけではなく
微妙な墨汁の量と
スピード、力加減が
必要なのです。
子どもに与える鉛筆は
柔らかい方が良いと
先日、書きましたが
この『止め、ハネ、はらい』が
鉛筆で表現できます。
『止め、はね、はらい』が
しっかりできると
文字も綺麗になります。
先日のメルマガで
1年生の漢字テストで
満点のはずなのに
厳しい、止め、はね、はらいのチェックで
16点になったお子さんがいたと書きました。
答案用紙を見たところ
とても上手にかけていたのですが
もし、心がけることがあるとしたら
柔らかい鉛筆を使用して
『止め、はね、はらい』に
気をつけていたら
満点だったかもしれません。
小学校低学年は
文字が読めて、正しく書けることが
学習の主になります。
ですから、先生の
採点もかなり厳しく
なったのかもしれません。
克服のポイントは
筆圧を強くする事だと
書道の指導方法を思い出して
感じました。
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