第589号<新読書のすすめ>

2022-10-03

<新読書のすすめ>

秋になりました。
秋といえば読書です。

しかし、本を読む人が少なくなっていると
言われて久しいです。
この事は色々なデータが示しているので
事実だろうと思います。

確かに現代人は
なんだか忙しく
読書する時間がないのかもしれません。

最近ではYoutubeで本の
内容を短い動画説明しているものもありますが
これらの動画を見るだけで
読んだ気持ちになるのは
違う気がします。

あくまでも参考にして
内容に興味を持ったら
実際に自分で本を手に取り
活字を目で追うことが
学びだと思うのです。

先日、文藝評論家の小林榮太郎先生が
読書=安全保障
と言っておられました。

なんで読書することが
安全保障になるのか?

それは現代、我々日本人が
置かれている状況は
非常に厳しく、
大変な危機であるからだと
先生はおっしゃっています。

この危機にいち早く気付き
どうすればいいのかと
対策を立てるには

歴史上の人物と対話をすること
幕末明治維新を知ることが
大変重要だそうです。

ですから、本を読み
幕末、明治のあたりに活躍した人たちの
考えや思想を学ぶことは
大変有益だというのです。

大きな危機に立ち向かうにも
何か対策を立てるにも

中身のない人間には
対策すら立てられないし

中身のある人間になるためには
先人の行動を知ることが大切で
だから読書で
先人の考えを学びなさいと
おっしゃっているのです。

歴史を勉強することが
安全保障になるとは驚きです。

幕末の人々のすざましい勉強が
明治を創ったと言われています。

私も苦手意識のあった
幕末以降の歴史を
この秋には勉強しようと思います。

まずは
福沢諭吉の『福翁自伝』などを
読んでみて
秋の読書は幕末に活躍した人たちの
本を優先的に読んでみようと思っています。


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