第609号<不登校の子どもへの足し算と引き算>

2022-11-01

<不登校の子どもへの足し算と引き算>

11月になってしまいました。
今年も残すところあと2ヶ月です。

そういえば
門松の早期予約のDMがきました。
本当に一年って早いですね。

さて、昨日は不登校やいじめの件数が
増えている事について
メルマガに書きました。

そんな中、お子さんが不登校になった
親御さんの体験ツイートをみて
なるほどと思ったことがあります。

家で一人で過ごす子どものために
お弁当を作るのに食べてくれない!

「食べないから作らない。」
という奥様の代わりに
今度はご主人が頑張って
お弁当を作ってみたけど
やはり食べてくれず、
二日で心が折れたそうです。

お弁当をわざわざ作ることが
余計に子どもにプレッシャーを
かけている可能性もあるし

お弁当を作ってあげることで
親御さんが
ちゃんとやってあげていると
思いたいのかもしれません。

そんな中、お弁当作りを
スッパリとやめてみたら
子どもはお腹がすけば勝手に自分で
冷食を温めたりして食べている様子

時間が経てばお腹も空くし
なんとか空腹を満たすために
自分で作って食べるわけです。

親が子どもを心配するのはわかりますし
何かをしてあげたいって
気持ちもわかります。

でも、この様子を見てると
足し算だけではダメで
時には引き算も必要だと思うのです。

なんでもやってあげる、
準備してあげる
手を差し伸べるなど
足し算ばかりだと
子どもを追い込みますし
親も必要以上に期待をします。

反対に
お弁当をやめる、
むやみに話しかけず
そっとしておく、
付かず離れずいる。
そんな引き算要素をやってみると
子どもの図太さも見えてきて
さらには親御さんも気持ち的に
楽になるかもしれません。

言うは易く行うは難しと言いますし

子どもとのコミュニケーションに
足し算・引き算の駆け引きを
取り入れるのは難しいかもしれませんが
やってみる価値はあると思うのです。

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