第195号<カード学習について:その2>

2021-03-24

<カード学習について:その2>

昨日のカード教材のお話の続きです。

どうでしょうか?お子さんはカードを
じっとみてくれましたか?

こんな質問をいただくことがあります。

『カードを嫌がってみてくれません。』

これはあるあるなんですね。

カードを見せた瞬間に拒絶反応にもにた
嫌がり方をするお子さんがいるんです。

そんな時、お母さんがどんな感じで
カードを与えているか観察すると・・

まあ、カードの見せ方がしつこいですね。

このようなお母さんは素早くカードを見せることに
疑いを持っています。

素早くカードを見せられると
よく見えないし、覚えられないと思っているんです。

そして、カードを使って
文字や数字を覚えてもらおうとするからしつこいんです。

小さい子どものカード学習は脳の活性化が目的なので
文字や数字を覚えることは二の次なんです。

ですから、カードの内容は記号でも人の顔の画像でも
なんでもいいのです。

カードをじっとみる
視覚的に一瞬で情報をゲットできる能力を育てることが目的です。

ゆっくり、猫の絵を見せて

『ほら、猫ちゃんだね。ニャンニャン、猫ちゃんだよ、猫ちゃん』

で、もって、今度は裏の漢字の『猫』を見せて

『猫・ね~~こ・ね~~~~~こ』

なんてやっていたら、子どもはうんざりするんです。

子どもがカードをみてくれない
悩みがある人は

素早く見せる!素早く終了!しつこくしない!

これをやってみてください。

そして、字が読める、数字がわかるなどと
カード学習に見返りを期待してはダメです。

淡々と続けていると・・・

必ず、教えていない漢字を絵本から拾って読んでしまう日が
訪れるので焦らないことです。

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