第306号<「日本語上手ですよね。」は差別?>

2021-08-26

<「日本語上手ですよね。」は差別?>


先週のニュースで
「日本語上手ですね。」と言われたことで
「差別されている!」と勤めている会社を
訴えた人がいるそうですが・・

これ、なんなんですかね?
こんなことニュースになったら
相手に何にも言えなくなりますし
人間不信になりそうです。

子育ての基本として
子どもを褒めて育てるのが良しとされます。

確かに子どもの褒め方にも
匙加減というか
コツがありますが・・

子どもが何か良いことをしたら褒める!
感動したら褒めてあげるわけです。

子どもは人に褒められることで
自信をつけ
相手にも同じような態度を取り
人間関係の構築に大きな学びを得るのです。

今回のように
褒められて素直に喜べない
すぐにネガティブに受け止める人は
良い人間関係を築けるとは思えません。

例えば
今回の件で
訴えた人の職場の人たちは
なるべく、この人と
接点を取りたくないと思うでしょう。

そうなると、この人は
職場で孤立します。

で、今度は
無視された、よそよそしくされたと文句をいうでしょう。

訴えた人は在日の4世らしく
日本で生まれ育ち日本語はペラペラです。

名前をみて、外国人の名前だから
勘違いされ
「日本語、お上手ですね。」と言われるわけです。

私に言わせたら「だから、何?」
ってことなんです。

言われたら
「ありがとうございます。
 私は日本生まれ、日本育ちなんですよ。
だから、日本語上手なのは当たり前なんです。」
って笑って言えばいいだけの話です。

何度も言われてイヤだったということですが
「だから、何?」なのです。

こんなことが問題になっていたら
「綺麗ですね。」

「上手ですね。」

「頑張っていますね。」

「偉いですね。」

なんでもかんでも
相手の気持ち次第で
言っちゃダメな言葉になりますよ。
とんでもない事です。

こんなことが頻繁にニュースにされたら
子育てする時も

綺麗なものを綺麗と言っちゃだめ!
上手な人を上手と言っちゃだめ!
人を褒める時も
人によっては機嫌が悪くなるから
言っちゃダメってことになります。

そんなことしていたら
子どもの五感なんて育つありません。

子どもの感受性を育み
相手を思いやり、尊敬、感謝を教えるのが日本の教育です。

人に褒められたら素直に喜ぶ!
ポジティブな言葉はちゃんと相手に伝える!
これは昔も今も子育てのキモだと思います。

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