第421号<日本の新年は沢山あります>

2022-2-3

<日本の新年は沢山あります>

年末年始になって
新年のお祝いムードになっていますが
日本には複数の新年があります。

これは色々な説があり
太陽暦と太陽太陰暦
冬至、立春を一年の
始まりとするものです。

わかりやすく言えば
西暦と旧暦というのでしょう。

旧暦とは
太陽太陰暦のことで、
日本では和暦などとも呼ばれ、
月の満ち欠けを
基準とした暦のことを言います。

現在、我々が広く使っている暦は
太陽暦です。

太陽太陰暦は月の満ち欠けを
基準にしますので
今年は2月1日が新月なので
新年は2月1日になります。

他にも新年の定義はあります。

例えば
今、勉強している気学や易経などは
立春を一年の始まりとします。

ですから、立春説で言えば
一年の始まりは
明日、2月4日になります。

冬至が一年の始まりという説もあります。

このように日本の一年の始まりは
沢山存在していて
なんだか面白いです。

昨年、これら全ての暦を
網羅しているカレンダーを入手しました。

ベースは1月1日スタートの暦ですが
各日にちに月の満ち欠け
九星気学、吉日等々
ありとあらゆる表示がされています。

気学を勉強している身としては
先人の知恵の素晴らしさに
触れることができるのと
西暦では確認できない事が
一目でわかるので
かなり重宝しています。

太陽太陰暦は日本人の生活の
様々な場面で使われていますし

子どもに歳時記や
日本の伝統行事を教える時には
重要になってきます。

先人の知恵に触れることで
身が引き締まる感覚はあります。

こういう日本独特の慣わしを
子どもに教えることは
情操教育としては
素晴らしいと思いますし

機会あるごとに
子どもたちに伝えたいと思っています。

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