0歳からの幼児教育について考えていきます。
これって実際、本当なんでしょうか?
私は上の子を出産する前に 育児に関する沢山の本を読んで 子育ては「自然とともに・・・」とか
「のんびり」とかに憧れていました。
私が昔、読んだ 「アルプスの少女ハイジ」のように元気で優しい女の子
「赤毛のアン」は辛いことを乗り越えて賢い子に成長していく姿
どちらも大自然の中で成長していく素晴らしい物語です。
しかし、ある日、私の考えがガラッと変わりました。
きっかけは ソニー創業者であり、幼児開発協会理事長も務めたことがある
井深大氏の著書「0歳からの母親大作戦」を読んだことです。
私はこの本に出会い、 瞬時で自分の育児方法を軌道修正しました。
この子の能力開発を3歳までやってみようと考えたのです。
さて今日の話は 基本中の基本、幼児能力開発のことです。
あなたは「幼児教育のパターン時代」ってご存知ですか?
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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても
彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行ってきた幼児教育(特に3歳まで)をまとめています。
Contents
0−3歳が「パターン時代」
「パターン時代」とは0歳から3歳以下の時期を言います。
この年齢の子どもたちの脳は真っさらな状態です。
例えるとスポンジです。 そしてそのスポンジは何でも吸収してしまう感じです。
真っさらな脳にある程度の標準装備をするために 人間として生きていくための情報をインプットしていきます。
このインププットをしてあげる適任者はママと言われています。
この時期の子どもは、まだ「これが好き」「あれが嫌い」という感情が芽生えていません。
ですから意識的に働きかけをすると脳の活性化に効果的であると言われています。
井深氏はこう言っています。
『この時期の子どもには押し付けでも丸暗記でもいいから、どんどんこれだと思うものを与えていくべきだと考えます。
この年齢は、理解や納得がなくても、あらゆるものを一まとまりのパターンとして、 どんどん吸収していってしまえる時期なのです。』 「0歳からの母親作戦」から
「パターン時代」の「働きかけ」は毎日が原則
パターン時代は子どもに接している時間の全てが子どもの脳を活発化させていると言われています。
その中で特別にパターン化したカード、本、おもちゃ等を与えることを 一般に「働きかけ」と言います。
この「働きかけ」は淡々と繰り返して毎日行います。
毎日行うという事は例外を作らないという事です。
今日は疲れたから、忙しかったから・・・ これらは大人の事情なので毎日やった方がいいです。
私は子どもが熱があって寝込んでいる時も 音楽をかけてやったり、読み聞かせをしたり、歌を唄ったり
数秒だけでもフラッシュカードを見せたりできる事はやりました。
私の経験から働きかけを続けるポイントは
子どもが飽きる前にさっさと終わらせる。(しつこくしない)
短い時間をちりばめて、子どもの機嫌のいい時に行う
普段の生活に溶け込ませる。
これらが「働きかけ」を続けるコツです。
「パターン時代」は忘れるのも早い?
繰り返して与えられた刺激がパターンとして脳細胞の発達を促します。
ですから、この時期に繰り返して与える情報は良質でなければいけません。
「これは!!」と思うものはドンドン与えるのがいいのです。
でも残念な事に意外と忘れるのも早かったりします。
TVで時々、天才児と言われる小さい子どもが 世界中の国旗の国を言えたり、
難しい漢字を読んだりする番組を見ることがあります。
まあ、漢字は覚えておくに損はないですが ・・・
世界中の国旗を全部覚える必要ある?って思うかもしれませんが、そうではないんです。
子ども達はなんでもパターン化して覚える訓練をしているんです。
覚える事で脳をモリモリ育てているのです。
ですから、パターン化して覚えるものにこれは使える、これは使えないはないのです。
そして、たとえ覚えた事を忘れてしまってもガッカリせず
むしろ、また新しいパターンで脳の別の部分を成長させているんだと喜びましょう。
「時間がない、忙しい」は大人の事情です。
「毎日、働きかけするといいですよ。」っていうと
張り切りママは しつこく長時間行う場合があります。
はっきり言って、これでは逆効果です。
働きかけは短く、子どもが「もっと」と要求する時は続けていいですが
そうでない場合はさっさと終了するべきです。
反対に「忙しくて、それムリ!!」と思っているママでも 10分15分は必ず子どもを世話をする時間は作れますよね?
例えば
- 一緒にお風呂に入る時、
- 夕飯を食べる時、
- 寝る前にする読み聞かせ
など 忙しいママでも頭を使って子どもとの時間を捻出するべきなんです。
忙しいママの方が時間の大切さがわかるので やる気があれば、効果的な働きかけができると思います。
できない理由を「時間がない、忙しい」で片付けるのは簡単ですが
この働きかけが3歳までやるのが効果があると思えば 、いつやるの?今でしょう?
何をインストールする?
- 綺麗なものを見せて
- 自然に触れさせて
- 優しく語りかけ
- 色々なものを実際に見せる
- パターン化した文字、数字、絵など
この時期って一番大切です。 与えられる情報が子ども達の脳でパターン化されるので良質なものを選ぶ癖をつけましょう。
子どもがまだ小さく、何もわからないと言って
- 子どもの前で夫婦喧嘩をする。
- 子どもの前で誰かの悪口言う。
- 子どもに接するときイライラして眉間にシワを寄せている。
- 言葉使いが汚い(正しい日本語を話していない。)
- 声を荒げる。
子育て中はストレスの連続です。
でもあなたのストレスが子どもに移るかもしれません。 脳内でパターン化しちゃうかもしれません。
嗚呼、反省・・・そんな時の上書き作戦!
私もこの「パターン時代」の接し方をしっかり認識したつもりだったのに
実際、子育てしてみると イライラしたり、声を荒げたりしました。
そんな時は罪滅ぼしとして上書き作戦をしました。
上書き作戦のポイントは ママがネガティブな感情で子どもに接したなって思ったら ポジティブな感情で10倍接する事です。
1ネガティブ=10ポジティブ
1ネガティブが埋まって見えなくなるくらいボジティブな感情でお子さんに接しましょう。
最後に・・・
今日は幼児「パターン時代」について書いてみました。
3歳未満に特化した接し方ですが それ以降の年齢のお子さんには違うやり方があります。
この働きかけの難しい所は スパルタのようにやり過ぎてしまうママが出てくることなんです。
それもエスカレートしていることが本人も気づかないケースもあります。
子どもが色んな事をどんどん覚えていく事は、なんだかとても嬉しい事ですが
満足しないでママの方が「もっとできるはず、もっとできるはず」と上に上にと欲をかいてしまうんですね。
私も真面目な性格だけに何度もそうなりかけました。
そんな時は「上書き作戦」をやりましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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