幼児教育 褒めて育てる・良い褒め方・悪い褒め方

幼児教育において、今や褒めて育てるは常識だと思うのですが、良い褒め方と悪い褒め方があるって知っていますか? もしかしたら、あなたの褒め方間違っているかもしれません。ご注意ください。

『叱る』『褒める』どちらがいい?


子と親の自己肯定感に関する調査で
こんな問いがありました。

『褒める』と『叱る』はどちらが苦手ですか?

この質問を親に投げかけたら
なんと・・・褒めるのが苦手と
どちらかという褒める方が苦手
と回答した人が

なんと56%もいたのです。

世の中の親御さんは
褒めるのが苦手なようです。

褒めるに関しては
興味深いデータもありました。

脳科学的子どもの褒め方


脳科学者の中野信子さんの本の中で
違う褒め方で
その後、子どもがどのような行動に出るかについて
書いている本があります。

ざっくり説明すると
テストをさせた子どもたちに
実際の点数は伏せておいて
テストの結果が80点だと伝えます。

その後に
次の三つの声かけを3つのグループにします。

グループ1『本当に頭がいいんだね。』

グループ2『努力の甲斐があったね。』

グループ3コメントなし


そして、この違う褒められ方をされたグループの子たちに
難しい問題と優しい問題を選んでもらって
再びテストにチャレンジしてもらうと・・・


グループ1『本当に頭がいいんだね。』の子どもたちの7割近くが
やさしい問題を選んだのに対して


グループ2『努力の甲斐があったね。』の子どもたちの
9割が難しい問題を選んだそうです。

ちなみに何もコメントしなかった
グループ3の子どもたちは半分くらいに割れたそうです。

これはどのような意味を示しているのでしょうか?

挑戦することをやめる子・やめない子


この実験結果から見ると
点数の結果を褒められた子どもたち(グループA)の多くは
何やら臆病になって
難しい問題を選ぶことで
点数が下がるのを回避する態度を取る子が多いようです。

そして、少しでも自分をよく見せようとする行動をとるそうです。

反対に
努力の過程を褒められた子ども(グループB)は
新しいことや難しい事に挑戦をする子が多く
チャレンジ精神が旺盛なように見えます。

点数で評価されていないと感じているので
好きなように行動をしているし
どんな事にも挑戦をしたいと思っているのかもしれません。

但し、この実験では
子どもの元々の性格や
環境を加味していないので
この結果が全てではないように感じます。


実験結果は実験結果


様々なアンケート、実験を
様々な角度から研究して結果にまとめる事は
子どもの教育上に必要です。

しかし、これらの結果を鵜呑みにしてしまう
お母さん達が多いから・・・

『褒めるのが苦手』なんて
思ってしまう親御さんが多くなってしまうのかもしれません。

いっぱい褒めてあげればいいじゃない!って
個人的には思うんですけれどね。

この、実験はあくまでも
脳科学的な見解からの結果として
参考にするくらいでいいのかな?って思っています。

昔から言われている子どもの褒め方


この実験で示す必要もなく

子育てにおいては
昔から
点数や結果を褒めるのではなく

それまでの努力や過程に対して
評価をする事が
子どものやる気を育てると言われています。

例えば
テストで100点をとった子どもに
「満点なんてすごい!今度も満点取るように頑張るんだよ!」
このような点数や結果にフォーカスした褒め方は
NGとされています。

反対に
「すごく頑張っていたもんね。今までの努力が報われたんだね。
一生懸命頑張っている姿はすごいと思うよ。」と

それまでの努力に対して評価を下す褒め方をするのが
良いと言われてきました。

しかし、満点を取ったら
誰でも褒めて欲しいですよね?

自分の子どもが1位を取ったら、
どこのお母さんだって鼻が高くなりますよね?

わざわざ、そこを外して褒めることこそ
滑稽なような気がします。

順位や点数を褒めつつ
それまでの努力の結果であると褒めるのが正解なのです。

調査・研究結果が子育てを難しくしている

調査・研究結果は日進月歩です。
あまり、難しく考える必要もなく

子育ての褒め方としては
いっぱい、多方面から良いところを褒めればいいのです。

『1位になってすごいね。
満点なんて天才かもしれない。
でも、本当はいっぱい頑張ったからなんだよね。
一生懸命、努力している姿が誇らしいし
かっこいいよ。』

ついでに・・・
『わからなかったお友達にもわかるように教えてあげると
感謝されると思うよ。』

もう、褒めまくり作戦です。

こうなったら思いつく数だけ褒めてあげる
子どもが恥ずかしくなるくらい
大喜びで褒めてあげたらいいのです。

親も人間です。

子どもが満点とったら嬉しいし、
その喜びを子どもに表現することに
あれがダメとかこれが良いとか
何にもないです。

結果、愛情を持って、
子どもの力を信じて子育てすれば間違いないってことです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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