親御さんは
自分の子どもの心理を読み取らなければいけません。
子どもの心理を読み取る事って
中々、難しいんですね。
兄弟姉妹で対応が違ったり面倒なんです。
しかし、ここは失敗しながらでも
子どもの心理に寄り添う努力をしないと
親子の間でコミュニケーションが取れなくなったりする可能性がありますので
注意しましょう。
Contents
親子間のコミュニケーションは自然と取れるもの
コミュニケーションと書きましたが
これって家族の中で努力して取るものではないと思うのです。
親の子育てのスタンスがしっかり子どもに伝わっていれば
自然と確立するものが親子のコミュニケーションだと思うのです。
それは子どものことを何でも知っていないとダメだとか
一から十まで全て子どものことを把握していないと
親としてダメとか言うことではないのです。
見返りを求めないで
やることやっていれば
親子間のコミュニケーションは自然と取れるものなのです。
子どもの本音と建て前
聞いたことありません?
『嫌よ嫌も好きのうち』・・・
これ、ちょっと古いですかね?
これと同じ感じのことを
子ども達ってずっとやるんです。
「父兄会、絶対に来ないでほしい。」
「参観日別に来なくていいよ。」
「忙しかったら、大したことないから欠席で出しておくよ。」
早いと小学校高学年、中学くらいから
子どもたちはこんな事を言ってきます。
親としては
面倒な学校訪問をしなくていい
仕事を休まなくていい
おまけに子どものお墨付き
なので
この言葉に甘えたらラッキーなわけです。
でも、大半の子どもの『来なくていいよ。』は
『来てほしい。』の裏返しです。
よく観察しているとわかりますよ。
学校行事は必ず参加する
よく幼稚園や学校の授業参観で
全く顔を出さない親御さんっていますが
これはですね、どんなに忙しくっても
最優先でスケジュールを押さえておかなければいけません。
大体、4月に年間スケジュールが発表されるわけですから
最優先にしたら全部抑えられると思いませんか?
幼稚園や学校が
なぜ、4月に年間のスケジュールを発表するかも
よくよく考えた方がいいです。
そして、幼稚園や小学校低学年までは
何とか仕事をやりくりして参加していた親御さんも
小学校高学年あたりから
めっきり出席率がガタ落ちします。
本当は反抗期、思春期に入った時期にこそ
参加するべきだと思うのです。
みんな、本当は絶対に来てほしい
私はほとんど全ての学校行事に参加しました。
自分のスケジュールの最優先が子どもの行事でしたが
1人は私立小学校
1人は公立小学校に通わせていたので
時々ダブルブッキングにあいました。
そうした場合
子どもたちは一定の理解は示しますし
「大丈夫」とは言ってくれますが
子どものどちらかが
ちょっと残念な感じが表情に出てきます。
ですから、ご自分が都合が悪い時でも、
ご主人様、お祖父様、お祖母様にもお願いするくらいの気持ちで
誰かが参加をしてあげる様に心がけることが大切です。
私はできるだけ時間差で
遅刻しても両方の学校にいくようにはしていました。
絶対に来て欲しくないけど実は来て欲しい
上の子は
「来ないで、来なくていい。」と言いながら
実は来て欲しい事がよくありました。
年に一度の父親参観は
夫は朝一番で出かける人でした。
正直、私は朝一番に行くことの意味がよくわかりませんでした。
毎年、父親参観日に開門前から待機していて
一番で学校を訪問するお父さんで有名になっていました。
それが小学校だけならまだしも
高校3年まで続けましたから
すごいとしか言いようがありません。
最初は娘も嫌がっていたのですが
ある時から諦めたのか? 夫の愛情を理解したのか?
もう、しょうがないな〜〜みたいな雰囲気になりまして
受け入れた様です。
不思議なことに
夫は学校の友達からも認知され始めまして
みんなが知っている面白いお父さんになっていました。
これは子どもの方が
親を超えて大人になったのではないかと思うのです。
父親が喜んで学校に来るのだから
たとえ、うざくても受け入れようと思ったのでしょう。
今でも思い出話でよく話をしますが
この話を聞いていると
毎年、朝一番に来てもらえて、嬉しかったんだなって思います。
日時を何度も言う心理は?
また、下の子は本当にわかりやすい性格で
態度全体で来て欲しいオーラを出すのです。
私がペイント作家として忙しくしていた時は
何日も前から
何度も授業参観の日にちと時間を言うのです。
また剣道やスイミングの試合の時間も何度も何度も言うのです。
私が忘れん坊で信用できないのかもしれませんが
これは『絶対に見に来てね。』の彼のサインなんです。
『授業参観の曜日と時間を伝える』
これはどうしてかと言うと
彼は出席番号が1番なわけです。
そうなると彼の発表は1番です。
ですから、私がちょっとでも授業参観に遅れると
自分の発表を見てもらえなくなるわけです。
何度も何度も時間を言うのはその為です。
また、忙しくってちょっと出席は無理かもと言う時も
何度も何度も
「時間が無かったら、無理しなくていいから・・・
ちなみに金曜日の◯時からだから・・・」
こう言ってくるわけです。
こうなると子どもの期待に答えないわけにはいきません。
必ず約束の時間より早めに到着して安心をさせていました。
マジで来て欲しくないって言われる時
お子さんの中には本当に学校に来て欲しくない子もいます。
「絶対に来ないで!来ちゃダメ!!」
これがお子さんの本音であった場合は
それまでの親御さんの態度を胸に手を当てて考えてみてください。
学校で出しゃばって
子どもより保護者が目立ってませんか?
または、学校で子どもにベタベタしたり
恥ずかしくなるくらい褒めていませんか?
帰宅してから一言アドバイスみたいな余計な事を言っている、
小言を言っていませんか?
お母様の洋装が
子どもが容認できないほど目立っていませんか?
また、
授業参観で子どもの発表に対してのダメ出し
教室の後ろに貼られている絵や書道の出来栄え
他の子と比べる様な言動を無意識にしている可能性もあります。
子どもは五感が非常に敏感です。
親の一言、態度でいろんな事を察します。
子どもの学校に行く時は
目立たなく、教室全体を暖かく見守る感じで
空気のように、子どもに気を使わせないようにする事に
努めなければいけません。
そうしないと本心から
『絶対に来ないで!!』と子どもに言われかねません。
我が家は大学まで皆勤賞
幼稚園から大学までの行事は全部参加しました。
皆さんに驚かれますが
私と夫は大学の父母総会も出席して
その後、担当教授との面談も毎年行ってきました。
普通は大学に入ると親が出て行く機会なんてありません。
しかし、大学の方で案内してくる父母総会などがあるのならば
確実に参加はしていました。
2人は3歳離れていたので
同じ時間帯に担当教授との面談が同じ時刻に入ります。
1人で行くと
どちらかの子の面談をパスしないといけません。
ですから、3年間は夫と2人で父母総会に出席して
別々に面談をしていました。
流石に
子どもたちも夫婦で教授と面談している事に
「もう、そこまでしなくても」と思っていたと思います。
しかし、これが私たちの子どもたちに関わって行く方法だと
彼らなりに理解をしているので
何も言いませんでしたね。
そして、私たちは面談したからと言って
どんなことを話したとか
そんな事はいちいち報告しません。
すでに成人しているので
聞きたければ聞いてくるでしょうし
私たち夫婦の中でそんな事は重要ではなく
子どもが通っている学校に大手を振っていける唯一の機会なので
楽しんでいるだけなのです。
年頃になると親を煙たがる時もありますが
親の子どもたちへの関わり方をしっかり見せるのも
教育だと思います。
私は勉強は教えてあげることはできませんでしたが
学校との関わりでは
しっかりと親の役割を果たしたと思っています。
こう言う事をしっかりとやる事が
信頼関係を築く事になるのだと思っています。
ですから
いちいちコミュニケーションがどうのこうの言わなくても
大丈夫なわけです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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