幼児教育 学力差 やった方がいい事、やってはいけない事

小学生の学力差をなくすために、幼児期に絶対にやった方がいい家庭教育があります。  

今日はある調査結果から見て取れる、
家庭教育で絶対にやった方がいい事と
絶対にやめた方がいい事を書いていきます。

教育格差に関する調査研究報告書


先日、教育に関するある調査結果をみて思った事があります。

ベネッセ教育総合研究所が行った調査ですが
内容は
『教育格差の発生・解消に関する調査研究報告書』です。

この調査は学力の上位層と下位層に関して
親の働きかけや接し方の影響を調査している
とても興味深い調査でした。

対象の子どもは小学高学年ですが
彼らが幼少期にどの様な環境にいたかで
学力の差が出てきた様に思えます。

ですから、この調査を参考にして
家庭でどの様な環境を作り出せば
子どもの学力は伸びるのか?という
ヒントをもらえると思います。

さて、どんな内容になっているのでしょうか?

キーワードは本・英語・博物館・美術館


ズバリ、教育格差が発生する


ポイントは

1絵本の読み聞かせ(17.9ポイント)
2英語・海外の文化に触れさせる(17.5ポイント)
3博物館・美術館に連れて行く(15.9ポイント)

上の三つが
学力の上位と下位の差が大きく

特筆すべきは・・・
『勉強しなさい』
この言葉を毎日言われた子どもの学力が
ー5.7ポイントになっている事です。

つまりは
いくら1から3番目までを
しっかりやっている家庭でも
毎日子どもに『勉強しなさい』というだけで
子どものやる気が削がれマイナスになってしまうのです。

私も思い出せば・・・
特に下の子には『勉強しない』って
結構言っていたなと反省をしました。

それでは
ポイント差が大きな項目に沿って
どの様に
幼児期の子どもに家庭教育をして行くかを
私なりに提案していきます。

読み聞かせで学力差が生まれる

調査結果によると
子どもが小さい頃に絵本を読み聞かせていた家庭と
そうでもない家庭では
学力差が17.9ポイントもありました。

この結果は誰もが納得ですね。
子どもは絵本の読み聞かせが大好きです。
「読んで!」とせがまれたら
何をおいてもやってあげることです。

さらに付け加えるならば
お父さん、お母さんも
読書を楽しんでいる姿を
見せることも大切だと思います。

子どもは親の背中を見て育つといいます。

英語・海外の文化に触れさせる

『英語・海外の文化に触れさせる』の学力ポイント差は
17.5ポイントです。
読み聞かせに次いでの高い数字でした。


英語は発音や英語事態に苦手意識を持たせないためには
幼児期から英語に触れさせることが良いとされています。

これは事実だと思います。

しかし、親が苦手意識があると
中々、実行できないこともあるでしょう。

経済的にも海外旅行や
英語教室に入れる事ができない場合もあるでしょう。

しかし、海外文化に触れることは
旅行や教室に行かないとできないわけではありません。

昔と違って無料の情報はたくさん転がっています。

親がアンテナをはって情報をゲットして
子どもにシェアすることも大切な取り組みだと思います。

博物館・美術館に連れて行こう

『博物館・美術館に連れて行く』のポイント差は15.9ポイントです。
これも中々、高い数字です。

これは動物園・水族館の延長にあると思います。
動物園に連れて行くと
子どもはどんなリアクションをするでしょう?

興味があるものを直接見せるために連れて行く
この様な労力も惜しまない姿勢を
親が見せることも大切です。

うちの子は一時期恐竜にハマりまして
将来は古生物学者になると言っていた時があります。

その時は
小田原の地球博物館や
富山の恐竜博物館に連れていきました。

映画の『ジェラシックパーク』は当たり前に
何度も映画館に連れていきましたね。

私は全く恐竜には興味が湧きませんでしたが
面白いことに
そう言う場所に行けば、興味がない私でも
ワクワクしたものです。

博物館・美術館は
興味がなくとも、その大きさ、本物を目の前にすることで
必ず大人も子どもも何か得るものがあります。

そうは言っても
住んでいる土地によって
簡単に博物館・美術館に行けないご家庭もあるかもしれません。

しかし、年に数回はその様な場所に
子どもを連れて行くことは
心がけ次第でできると思います。

それ以外は図鑑・美術館の図録などを
日常的に自宅に置いておくのでも良いと思います。

子どもがすぐ手に取れる場所に
置いておくのがミソですね。

昔、百科事典なんかを置いてるお家って
結構ありましたが
よくよく考えてみたら
素晴らしい働きかけだと思うのです。

かのホリエモンも
祖父母のお家の百科事典を絵本の様に毎日眺めていたそうです。

これらの学力差ってどれくらいやばいの?

さて数字で学力上位と下位の差を見てきましたが

『絵本の読み聞かせ』は17.9ポイント
『英語・海外の文化に触れさせる』は17.5ポイント
『博物館・美術館に連れて行く』は15.9ポイント

って・・・
この差って『そんなにやばい数字?』
って思いませんでしたか?

はい・・・結構ヤバいと思います。

なぜなら、調査項目の
『毎日子どもに朝食を食べさせている』
10.4ポイントだからです。

朝食を食べる習慣がある子どもが
パフォーマンスが高く
1日を有意義に過ごすことができる反面

朝から何も食べずに学校に行く子どもたちの
やる気や学力が低迷していることは
様々な調査で明らかになっています。

ですから、我々、親の常識は
「朝食をしっかり食べさせる」というのは
当たり前のことなのです。

しかし、その『朝食を毎日食べる』が10.4ポイントに対して

『絵本の読み聞かせ』は17.9ポイント
『英語・海外の文化に触れさせる』は17.5ポイント
『博物館・美術館に連れて行く』は15.9ポイント

となると、これらの数字はかなり高いと言えます。

やはりここは親が心がけて
働きかけをする必要があると言うことです。
それも幼少期から・・・

最後に・・・

今回の調査は高学年を対象にしています。
では、どうしてこれだけの差が生まれたのでしょうか?

それは幼少期の働きかけが
その後の小学生・中学生の学力の差に
現れていると考えずにいられません。

しかし、これらの学力差は
幼少期からのちょっとした親の心がけで
簡単に改善する事ができます。

そして、大切なことは・・・
子どもを信じて
『勉強しなさい!』と言わない事ですね。

折角、たくさんの本に囲まれていても
海外文化に触れる機会を与えられていて
博物館・美術館に足しべく通っていても

親の『勉強しない!』でどんどんマイナスになっているのは
勿体ないと思うのです。

誰だって命令形で『勉強しなさい!』
『あれしなさい!』
『これしなさい!』って言われたら
やる気がなくなります。

ですから
親の子どもに対する言葉使いもすごく大切ですね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です