幼児教育 小学校受験『お話の記憶』と得意にする方法 その2

昨日のブログで
小学校受験の『お話の記憶』問題の出題について書きました。

今日も続きで
記憶の問題が苦手なのに、
受験まで時間がないし

あまり読み聞かせをしてこなかった子どもは
どのように対処するのか?

ちゃんと対策は立てているのに
全く子どもが解けるようにならない!などの

問題と解決策を検証をしていきます。

読み聞かせをしてこなかったのに受験したい



読み聞かせが
『お話の記憶』の問題が解けるようになる
一番良い方法です。と言われても・・・

じゃあ、これまで絵本にあまり触れてこなかったり、
完成したおもちゃばかりに触れていた子どもはどうしたらいいのよ!
って事になります。

完成したおもちゃでばかり遊んだ子どもは
自分で工夫をして何かを作ることをしてきていません。

そのような子どもは『お話の記憶』の問題は苦手な傾向にあります。


完成したおもちゃというのは
キャラクターの人形・ロボット
携帯ゲーム、ラジコンなどの一度簡単な操作を覚えてしまったら
その後は創意工夫することなく何時間でも遊べてしまうものです。

完成したおもちゃで遊び慣れた子どもに
いきなり積み木、ブロック、粘土を与えても興味を示さないと思います。

なぜなら考えるのが面倒ですし、
創造性を育む遊びをやっていないので
そもそも遊び方が思いつかないのです。

しかし、おもちゃに興味を示さない子どもでも
読みかせをしてもらうのは喜びます。

絵本には『お話の記憶』にぴったりのお話が沢山あります。

そのような絵本を意図的に準備して、
読み聞かせていく事が大切です。

そして、何度も何度も読んであげることが必要です。

もう1つは生活の中で
記憶力と理解力を向上させるような働きかけをしましょう。

方法の1つとして家庭の中でお手伝いをさせましょう。

例えば、「冷蔵庫の中からキュウリとトマトとナスを取って」とお願いをします。
お買い物ゲームで指示した食物やカードをカゴに入れるゲーム、
しりとり、言ったことを覚えて同じように言う『復唱ゲーム』
地味ですが、毎日工夫して子どもに働きかけていると
徐々にできるようになっていきます。

 

ポイントは遊びの中で
常に記憶力と理解力を意識した働きかけをする事です。

読み聞かせをしていても問題が解けない子ども

一定数、読み聞かせもバッチリ毎日
選んでいる絵本もバッチリ
それなのに『お話の記憶』の問題が苦手な子
そればかりでなく
記憶の問題全般が苦手になっている子どもがいます。

このケースで考えられる事は
子どもにとって、
お母様の読み聞かせが苦痛やストレスになっている場合が考えられます。

例えば、
読み聞かせをするたびに
受験問題を意識して
「二番目に出てきたのはどんな動物?」
「うさぎはロバさんになんて言ったの?」
読み聞かせをしている間中、質問ぜめにするわけです。
これでは子どもがリラックスしてお話を聞いていられません。

しまいには・・・
「ああ、この本を読んで欲しいけれど、ママが色々質問してくるんだろうな。」
こんな風に思っている可能性があるのです。
最悪、読み聞かせが嫌いな子になってしまいます。

このような事は真面目なお母様で
たった1回の模試の結果にショックを受けた方がやりがちなんです

読み聞かせと受験の問題は切り離して
読み聞かせは楽しいもの
受験問題は自分のお勉強とメリハリをつけさせる必要があります。

これをしないと
子どもは常に問題を投げかけられると思い、身構え、緊張状態にあります。
このような状態にさらしておくような働きかけは全く結果を生み出しません。

受験まであまり時間がない子どもの対処方法

年齢的に受験までの時間がないと思っているお母様
遅い事はないです。

しかし、何年も準備をしてきているお子さんがライバルになるわけです。
そこそこ大変ではあると思います。

だからと言って
ここでいきなり子どもに勉強を大量にさせる事がないよう気をつけたいですね。

まずは記憶力の強化として
頭で想像させる事にフォーカスしましょう。

子どもはゲームなどで映像の助けを借りて想像する事は得意ですが
耳だけの情報で想像をするのは苦手です。

ですから、
お話は音声のみで聞かせてあげて、本人に想像をさせる訓練をします。

まずは『お話の記憶』の問題を収集します。
あらゆる問題集からお話を集めます。

登場人物、出来事などをお母様が変更して類似の問題数を増やします

問題数をたくさん準備する理由は
子どもは1度やった問題は覚えてしまうので
考えなくとも答えを言えてしまうケースがあるからです。

受験まであまり時間がないわけですから
解ける問題数を増やして
有効な数稽古をさせる意味で新しい問題を与えるのです。

問題の増やし方は簡単です。
動物を変えたり、順位を変えたり、その程度でいいのです。
子どもにとっていつも新しい問題である事が大切です。

お母様が音声を録音してお話を聞かせます

最初から難問を与えては自信をなくすだけなので
簡単な問題から始めます。
たとえ6歳でも3-4歳の問題から始めます。

最初は登場人物の描いてあるペーパーを準備して
確認させます。
慣れてきたら、音声のみで理解できるようにしていきます。

問題を解いたら、すぐに答えを教えたり
「正解」などと言わず
もう一度、音声を聞いて答えが合っているかどうかを
本人に確認させます。
褒めるのはその後です。

これを根気よく続けましょう。

一日に
本人にとって、ちょっと難しい問題、2問くらいを
完璧にできるようにしていくと
2週間でかなりの問題が解けるようになっているはずです。

小さいうちは受験対策を考えない子育てをする


私の個人的な考えとしては
小さいうちから受験を意識した働きかけをすると

子育てそのものが楽しいものでなくなり
結果、親子間のコミュニケーションがうまくいかずに
親にも子どもにも良い影響を与えない可能性があると思います。

幼児教育の中で読み聞かせは
子どもと親とのコミュニケーションツールであり
感受性を育てたり、たくさんの情報を絵本から得るわけです。

それなのに
お母様に読み聞かせのたびに質問して
心から絵本を楽しめなくなったらこんな不幸なことはありません。

読み聞かせは量です。
暇があったら読み聞かせをしてあげて、
子どもが要求したらとにかく時間を割いて読んであげるのです。

その時に何の見返りも期待しないで
親子で楽しむ気持ちが大切です。

子どもに本を読んで欲しいとせがまれる事ほど名誉な事はないです。

何度も言いますが、
絵本を読んであげた回数は裏切りません。

子どもの能力を信じて待ってあげる勇気を持つ


小学校受験をしようと
今までペーパーや模試をやった事がない子どもが
初めて挑戦した問題を理解できないのは当たり前です。

ここでお母様が慌てずに
子どもにしっかりとやり方を教えてあげられるかどうかだと思うのです。

幼児期(0歳)からしっかりと
読み聞かせやカード学習をして
能力開発をしている子どもは
最初の模試で問題が解けない、理解できなくても
ちゃんと、「この問題はこういう意味なのよ。」と
根気よく教えてあげるとすぐに理解できます。

1度理解してしまったら
同等の問題が出題されても問題なくクリアできます。

これは本来の能力なので、慌てることはないのですが

親御さんの中にはペーパーが出来ない事に
ショックを受けて、
その日からいきなりスパルタ教育をしてしまう方もいます。

これは最も子どもを萎縮させてしまうパターンで
いらぬ劣等感を植え付けかねません。

お話の記憶は言語能力を総合的に見る問題です。
練習問題だけでなく日常生活で言語能力を伸ばすことも同時に進めましょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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