生まれたばかりの赤ちゃんは真っさらな状態で生まれてきます。
そこからたくさんの刺激を受けて
いろんな事をたくさん学んで
どんどん脳を活性化して発達させていきます。
今日はハイハイの持つ素晴らしい効果を書いていきます。
Contents
よそのお子さんと比べちゃだめですよ
よそのお子さんと比べて
「うちの子はまだ、ハイハイだけで歩かないわ。」と
ちょっと、残念に思っているお母様に朗報です。
ハイハイをどんどんさせましょう。
こうなったらハイハイのチャンピオンにするくらいの気持ちで
思いっきりハイハイをさせましょう。
実はハイハイにはすごい効果があるのです。
ハイハイをよくした子は言葉の能力が伸びる
早期幼児教育の提唱者 井深大氏は著書にこう書いています。
『ハイハイをよくした子は言葉の能力が伸びる』
ハイハイがなぜ、言葉の能力と関係するのでしょうか?
実はハイハイを始め、赤ちゃんの成長過程には
脳の活性化、発達させるすごいパワーがあるのです。
ですから、寝返りもハイハイもヨチヨチ歩きも
ただ体の成長だけではなく
同時に真っさらだった脳もモリモリ成長させるのです。
首は重要な役割を果たします
首は重要な体の部分です。
体と頭をつなぐ役目をあの細いパーツで担っているのです。
赤ちゃんが生まれたばかりの時は
首が座っていないので
沐浴するにも抱っこするにも
親御さんの手でしっかりと首をガードします。
3ヶ月もすると
首も座り、赤ちゃんは親御さんの支えなく
自分の首を支える事ができるのです。
さらに成長していくと
寝返りを打つようになって
ハイハイの準備段階に入ります。
寝返りをうって、うつ伏せになると
赤ちゃんは一生懸命、首を持ち上げようとします。
実はこの行為が非常に脳の発達を助けると言われています。
重要な部分は首です
首を持ち上げる行為は
それまで赤ちゃんが見てきた視野とは
全く別世界のものが見えてきます。
この別世界が見えてくると
沢山の好奇心が芽生えてきます。
さらに、視野の広がりから脳の後頭葉は活性化して
色々な認識ができるようになります。
人見知りが始まるのも
実はそれまでみんな同じような顔に見えていた
赤ちゃんの視覚が
人の顔の違いがわかるようになって
人見知りが始まるのです。
だから人見知りは脳が発達している証拠で
すごく喜ばしい事なのです。
人見知りの激しい子は違いがわかる子だと言えるのです。
うつぶせ寝は有効でした
うつぶせ寝も有効ではあったのですが・・
私が子育てしている時
特に上の子の時は
うつぶせ寝が大流行していました。
うつぶせ寝用のちょっと硬いマットなんかも売っていました。
当時のうつぶせ寝の効果は
色々言われていましたが、おおよそこんな感じのメリットがありました。
- 肺機能を丈夫にする
- ぐっすり眠る
- 背中が鍛えらえるので運動能力が発達する
- 脳の発達を促す
- 頭の形が良くなる
しかし、やはりちゃんと見守っていないと
赤ちゃんが窒息などの危険な状態になる可能性もあり
現在はうつぶせ寝を強く推奨するところはないように思います。
うつぶせ寝になっちゃう赤ちゃんに注意する事
勝手にうつぶせ寝になっちゃう赤ちゃんに注意する事
4ヶ月頃になると
お昼寝していた赤ちゃんが
勝手に自分でうつ伏せで寝になっている状態を発見して
驚くお母様もいると思います。
自分でうつぶせ寝ができるようになっているという事は
首がそれだけ丈夫になっている証拠で
喜ばしい事ですが、
やはりちょっと心配ですよね。
自分でうつ伏せで寝ちゃう赤ちゃんの場合は
- マットを硬いものに交換
- 枕は置かない
- 赤ちゃんの周りに色々なものを置かない
ここを絶対に守ってくださいね。
脳の後頭部の役割
さて、寝返りが打てて、
自分で一生懸命首を持ち上げようとする赤ちゃんの行為は
脳の後頭部をモリモリ活性化させます。
脳の後頭部の役割はなんでしょう?
よく前頭前野など脳の前の方の機能は
沢山の研究結果や本も出版されています。
あまり、知られていない脳の後ろの部分の働きを解説します。
脳の後ろには後頭葉というものがあります。
機能としては
目から入った光の情報を眼球の網膜が電気信号に変換し、
視神経を通って後頭葉に伝えられます。
後頭葉に入った情報は頭頂葉と協力して処理され、
人の顔や物の形などを認識しています。
さて、これを踏まえて
後頭葉が発達してきたら
赤ちゃんはどのような反応を見せるのでしょうか?
人見知りは好奇心の始まり
先ほども少し触れましたが
後頭葉が発達してくると
赤ちゃんは人見知りを始めます。
知らない人の顔を見たりすると
泣き出すあれです。
場所によっては人見知りでギャー!!と泣かれて困ることもありますが
実は人見知りは喜ぶべき事なのです。
今までなんとなくぼんやりと
誰でも同じように見えていた視野が
はっきりしてきて
更には顔をはっきりと識別できる、違いがわかる能力が備わるのです。
そして好奇心が旺盛になると言われています。
視野が広がるという事は沢山の事が多角的に見えてきます。
色々な違いもわかってきます。
という事は、自然と沢山の好奇心が生まれてくるのです。
ここの部分が言語能力と関係しているのではないかと思うのです。
ハイハイを沢山した子どもが言語能力に優れているという一因は
十分に首を鍛えて
脳の後頭葉のみならず、前頭葉にも働きかけ
脳を全体的に活性化させているからだと思うのです。
赤ちゃんは見たものすべてに好奇心を持つようになり
結果、脳が発達するのだと考えられます。
ハイハイを十分にしないと言語能力が劣る
またある研究結果では
ハイハイの時期があまりなく
いきなりヨチヨチ歩きを始めた子や
十分にハイハイをしなかった子は
言語能力が劣るという説もあります。
そういった意味では
歩行するまでの通過点としか思えなかった
ハイハイも
すごく重要な役割を果たしていると考えられます。
どんな赤ちゃんも必ず歩けるようになります。
ですから、まだ歩けないと心配するよりも
ハイハイを十分にさせてあげるメリットを理解して
どんどん、ハイハイをさせてあげましょう。
まとめ
ハイハイができると首と脳の強いパイプができる。
ハイハイをすると脳の後ろ後頭葉が活性化する。
後頭葉がしっかり発達しないと言語能力、視覚に影響が出るかもしれない。
赤ちゃんが人見知りをしたら後頭葉が発達した証拠
十分にハイハイをさせてあげた方が
その後の前頭前野との伝達がスムーズになる。
ハイハイを沢山した子は物の違いがわかる、好奇心が旺盛な子になる。
参考書籍
『0歳からの母親作戦』
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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