幼児教育 小学校受験『常識』問題を解ける子にする方法

今は一年中、いろんな物を手に入れる事ができます。
野菜や果物も一年中食べられます。

また、日本の行事も
西洋のクリスマス、ハローウィンに押されまくりです。

このような背景から
日本の行事や季節の物を教える機会が減っています。

しかし、日本は四季が豊かな国です。
旬を覚える事は日本人として当たり前です。

小学校受験の『常識』問題

小学校受験で『常識』と言うカテゴリーがあります。

この出題は
生活全般、日本人としてのしきたりなども問われますので
かなり広範囲の知識が必要です。

その広範囲の知識を
5年くらいしかこの世で生活をしていない子に定着させるのは
大変な事です

今日はじっくり、ゆっくりと生活していく中で
常識を教えていくコツを書いていきます。

なぜ、『常識』問題の定着が難しい?

色々な事が考えられますが
まずは
季節感がなくなっている事です。

今はスーパーに行けばなんでも手に入ります。

しかし、実は
人参って旬はいつ?
ナスは?
蓮根の収穫はいつ?と聞かれたら

大人でも「あれ?いつだっけ?」と思う人がいると思うのです。

子どもたちも年中、季節関係なく食しているわけですから
教えなければわからないのは当然なのです。

もう1つは
年一回の行事では
子どもの記憶、経験に定着はしないと言う事です。

当然、受験勉強をする子どもたちの年齢は
5−6歳です。

オギャーと生まれてから
年1回の行事だったら、たった5回の経験になります。

ましてや物心ついてからは実質3回くらいの経験という事になります。
そして、日本の行事は
クリスマス、ハローウィンに比べれば
あまりにも地味すぎます。(お正月は除く)

お正月でも
昨今は海外で過ごす家庭も多くなり
実際のお正月の過ごし方を経験していない子もいるのです。

私たちの環境は
どんどん日本の古来の行事を経験しにくくなっている事も事実です。

意識的に教えないと定着しません

子どもにしっかりと日本の伝統や
行事を経験させる事は意識的にしないと定着しません。

また、これらの行事は
最近の若い親御さん自体がご存知ない方も多くいらっしゃいます。
ですから、知らないものは教える事もできないわけです。

知らなければ、
親御さんがしっかり勉強して
意識的に子どもに教えてあげて欲しいですね。

日頃からできる事は・・・


さて日頃から家庭でどのように
『常識』問題を教えてくかと言うと
まずはコミュニケーションを多くすることが一番です。

そして、色々な事を親御さんが説明できるようにしておく事です。

子どもは『何で?どうして?』このような質問を繰り返します。

時々、大人も説明できない事を言ってきますが
丁寧にわかりやすく教えてあげるようにします。

日記に1ヶ月の課題を盛り込む


我が子には手作りの日記を毎月作っていました。

日記の表紙を開けて1ページ目は
今月の歌があります。

日記の最後のページは
その月の行事の説明を毎月作っていました。
毎日、日記を書くときに
読んであげます。

例えば、ある月の日記にはこのようにあります。

今月の歌

2月の暦 2月 3日(みっか)(節分)
     2月 4日(よっか)(立春)
     2月11日 (建国記念日)

今月は冬の最後の月です。
あと少しで春を迎えます。
木ももうちょっとで芽を出す準備をしています。
幼稚園に入る準備をそろそろしましょう。

節分は豆まきをして健康を祈る日です。
立春は暦の上で春になる日です。
建国記念日は日本の国ができた日です。

冬の風物
花:山茶花、椿、福寿草、梅、水仙
野菜:白菜、大根、小松菜、タラの芽
果物:伊予柑、八朔、みかん
その他:豆まき、雪、氷、霜、スキー、

こんな感じで毎月
その月の特徴を作ってあげて
日記に貼っておけばいいのです。

毎日、お買い物に行きましょう


旬のものはスーパーに行って買う、食べる

スーパーにいつも一緒に行きましょう。
そこには旬のものが沢山あります。


秋刀魚
スイカ
りんご
みかん

年中売っているものもありますが
旬のものになると
スーパーの宣伝の仕方も違います。

毎日、買い物に行って
お話をしてあげると自然と知識として定着するものです。

年1回の行事は1か月かけて教え込む

年一回の行事などは
数週間前から準備して
そのイベントを楽しむようにしましょう。

よくクリスマスって子どもたちは何週間も前から
楽しみにしているわけです。

七夕でも、豆まきでも
その日にさっさとやるようでは
子どもの記憶に定着するわけがありません。

数週間かけて準備をしたり
関連図書の読み聞かせをしたり
手作りのものを作ったり

例えば

七夕だったら短冊と笹の葉の準備
星のお話をしてあげます。

節分も面白い言い伝えがたくさんありますね。

このような言い伝えや慣わしも
説明できるようにしておくといいでしょう。

とにかく、年に1度の行事の記憶の定着は大変です。
数週間単位で教えるつもりで準備しましょう。

『常識』問題で問われるのは家庭の普段



小学校受験の『常識』で問われるのは
家庭内のコミュニケーションです。

年間行事や風物の問題が出るという事は
普段、どれほど家庭でコミュニケーションを
取っていますか?という問いなわけです。

このコミュニケーションは一夜漬けができるわけもなく
丁寧に丁寧に0歳から
子どもたちに教え込まないといけません。

それには
親御さんの根気と実際に体験を子どもにさせる事でも大切です。

受験するしないは関係ない!国際人にするための準備

5−6歳の子どもに
年間行事の全てを教えるのはなかなか大変です。

特に海外では日本古来の伝統行事は非常に
エキゾチックで多くの人の興味を引くものです。

これらの知識は
子どもたちの将来に大きく役立つ事でしょう。

真の国際人というものは
自分の国の事をよくわかっていて
それを英語で説明できるくらいでなければいけません。

是非、真の国際人を目指して
日本の事をしっかり学びましょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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