積み木をお子様に与えていますか?
私が言っているのはプラスチックでできているような
カラフルな色々な形をしているものではありません。
キューブの積み木を持っていますか?
素材はプラスチックのものや木でできているもがありますが
これで日頃からちょっと意識的な遊びをすると
子どもの能力を開発する事ができます。
Contents
乳幼児から遊ばせるオモチャ
今回はキューブの積み木で
0歳児から遊びながら
いつの間にか積み木の塊が何個で構成されているかを答えられるようにします。
この遊びを通して
数量の理解と
隠れている積み木の部分も推察して個数を当てる事が出来るようになります。
この遊びをしっかり出来るようになっていると
3−4歳になって、受験勉強に入る場合
スムーズに小学校受験を乗り切る事ができるのです。
小学校受験の積み木の問題ってどんな問題?
よく出る問題はいくつかの積み木で構成されていて
何個で構成されているかを当てる問題です。
この答えを導き出すには
当然12345・・・と数が数えられないと始まりません。
難問になってくると15個くらい使っている図もありますから
最低でも20までは完璧に数が数えられないと問題は解けません。
そして、
一番難しいのは
隠れている、自分から見えない部分の積み木が
一体何個なのかを推測する能力です。
この積み木の問題は苦手な子が多く
混乱する子も多いです。
数え間違いもありますので
集中力も必要なのです。
回答は基本、線、マル、バツ
小学校受験は
子どもは字が読めない、書けない子もいる事を前提としています。
ですから答えを文字で書くことは基本ありません。
線で結ぶとか◯Xで答える事が多いです。
積み木の数あてには
ドッツも用いられて
積み木の数と同じドッツを選ぶなんて問題もあります。
さらに難問になってくると
2つの積み木の山があって
2つ合わせて何個?とか
2つ比べて違っている数は?とか
足し算、引き算を促す問題を
そうでないように問う難問もあります。
3歳まで訓練できること
今日は3歳まで
遊びの中でどこまで積み木のことを理解していたらいいのかをお教えします。
*数字の理解
まず、大前提はドッツと数字の理解です。
『くもんのかずカード』のようなものを使い
10まで
できれば3歳まで20まで数を数えられるといいですね。
1−20
20−1
数字とドッツの数を理解することを目標にします。
『くもんのかずカード』を使ったり
お母様が手作りで作ってもいいと思います。
*積み木を自分で積む
これは難しくないです。
実際に積み木を縦に
1個 2個、3個と積むだけです。
積み木を積む時に「1」「2」「3」と唱えながら遊びます。
遊びは色々と工夫ができると思います。
とにかく、下の積み木3パターンをしっかり認識させます。
*3種類の積んだ積み木の数を言える
縦に詰んだ積み木の数を言える
またドッツカード(かずカードのドッツ部分)と数を合わせる事ができる
お母様が言った数字を正確に積める
具体的にはこんな感じです。↓
ブロックを縦に積みます。
1個
2個
3個
この3つのパターンを徹底的に教え込みます。
1個をみたら「1」
2個は「1、2」
3個は「1、2、3」
これらをバラバラして
とにかく1個なら「1」
2個積んでいるのなら「1、2」
3個積んでいるのなら「1、2、3」と唱えます。
そして子ども自らブロックの塊を見てすぐに
「1」「1、2」「1、2、3」と言えるように訓練します。
積み木が数えられるまで
まとめると大前提は
- 3歳まで15くらいまでの数がわかる事
- 積み木を1、2、3と積める事
- 積んだ積み木の数を言える事
これで小学校の積み木の問題が解ける土台はできました。
たとえ、問題が難しくなっても
じっくり教えたら基本はわかっているので
すぐ解けるようになります。
実践、本当のペーパーを与えてみましょう
さていよいよ本当の問題を解いてみましょう
まずは簡単な4個から5個の積み木から8個くらいまでの問題をやってみます。
問題を解く時のヒントを教えてあげてください。
約束1 一番高いところから数える
約束2 数えた積み木の塊は鉛筆で印をつける
これで間違いなく積み木が数えられます。
勿論、初めてペーパーをやらせたら
わかりませんし、????です。
ここで丁寧にしっかりと教えます。
絶対に叱ったりしてはいけません。
できないのが当たり前です。
1問ずつやり方を教えてあげて
さっきの約束を必ず守らせるのです。
ここで焦らないで簡単な所からやっていきます。
そして、実際に同じ形を積み木で作らせるのも定着が早まります。
すでにしっかりと縦の塊で数える事が出来るようになっているので
ペーパーのコツさえ掴んで
約束を守れるのならば、すぐに積み木はクリアします。
0−3歳までどうやって積み木で遊ばせる?
積み木遊びはその気にさせるのが難しいです。
残念なことに最初は自由に遊びたがりますので
やり方のように遊ぶことは中々できない状態です。
しかし、ここで無理強いをしないことです。
そのまま遊ばせましょう。
積み木の存在をしっかり覚えさせて
好きなだけ触らせてOKです。
折角、準備して働きかけしているのに
別な方に反応をしても
別の興味と能力を吸収しているので大丈夫です。
時々、詰んだブロックに対して
お母様は「1」「1、2」「1、2、3」と口出ししていればいいのです。
3歳までの遊びを十分にしていないと
いざ、受験期になってもうまく受験の勉強に対応できません。
子どもがペーパーができない事実にショックを受けた親御さんは
結局、子どもに無理矢理にペーパー練習をさせて
無理強いをさせます。
この時期の受験のための無理強いは
後々、色々な問題を起こしかねませんので
本当に注意が必要です。
しかし、当事者の親御さんというのは
受験に必死になりすぎて、
自分がどれだけ子どもを追い詰めているかわからなくなってしまう時があります。
遊びながらノウハウを身に付けるのは0歳からの訓練
小学校受験の理想は
子どもが自分が勉強させられている
訓練していると思わないで
受験して合格している事が理想だと思っています。
しかし、子どもにプレッシャーを与えず
楽しく過ごして
受験させる事はかなり難しいです。
私はそうさせるためには
0歳児から計画をしておかないと難しいと思っています。
何年も前から働きかけで
受験の仕込みをしておく感じです。
これは受験を予定しているご家族だけではないです。
地元の小学校に通わて、
受験を考えていないご家庭でも
子どもの能力を伸ばしてあげたいと思うのならば
同じような働きかけをした方がいいのです。
受験のペーパーを観察しているとわかります。
なるほど
人として日本人としてこれくらいの事が出来る小学生を学校は望んている。
受験ペーパーは沢山の子育てのヒントを貰えるのです。
ですから、
受験する、しないは関係なく
就学前までの子育ての目標として
小学校受験を観察してみるのもすごく楽しいですよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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