幼児教育 猛省!私はおこりんぼママだった!

私は基本、余程の事がなければ子どもを成績が悪いとか
勉強しないとか、ゲームをやめないとかで叱る事ってなかったはずなんです。

ですから・・・
他のママに比べたら私は優しかったはずなんです。
この意見に子どもたちも反論はしないんですが・・・

彼らは私の事を『おこりんぼママ』だったって言うんです。

まあ、心当たりがないわけではないですが
ママも人間ですからこういう事もあるわけです。

今日は私が猛省している
子どもたちに『おこりんぼママだった。』って言われる理由を書いていきます。

話は前橋に引っ越しから始まります


この話をするにはまず前橋に住んでいた事を話さないといけません。

ちょうど下の子を出産して、夫の群馬の転勤が決まりました。
当時生まれたばかりの下の子と
3歳になったばかりの上の子と一緒に家族で前橋に引越ししました。

新しい土地で子育てをしているある時、
橋を渡った公民館で月曜日と木曜日にくもん教室をやっている事がわかりました。
すぐに上の子をくもん教室に通わせました。

3歳になったばかりでしたが、それまでに色々な働きかけをしていたので
みるみる才能開花して、
くもん式を勉強する優秀児として表彰されたり会報に名前が載る常連になっていました。

この時のくもん時代って本当に楽しくって
子ども達は先生が大好きで、バイトで子ども達の面倒をみてくれる
高校生のお兄さん先生やお姉さん先生も大好きでした。

一人で勉強できるもん


先生が「この子はママがいなくても一人でお勉強できる子だから
教室に連れてきたら、一旦帰られていいですよ。」とおしゃってくださいました。

これは私も本当に助かりました。
小一時間とは言え、世話する子どもが二人から一人になるわけですし

上の子には教室の日には10円を持たせて連れて行きました。

教室に入ったら私はそこでバイバイ

公民館にはピンクの公衆電話があって

勉強が終わって、
おばあちゃん先生(先生のお母様)の所で音読を聞いてもらって
先生に「偉かったね。帰っていいよ。」と言われたら

ピンクの電話に十円を入れて電話をします。(3歳でやっていました。すごいでしょ!)

「ママ、お勉強が終わりました。お迎えお願いします。」

くもんで勉強も楽しかった様ですが
十円を入れて電話をするのが楽しみでたまらなかったみたいです。

転勤終了、お家に帰ります


しかし、2年経たないうちに転勤は終わって
自宅に帰ることになりました。
続けていた,くもん教室をどうしようかと先生に相談しました。

くもん教室は主にプリント学習ですが、
やはり教室に2日通ってみんなと勉強するのが良いとされています。

先生の教室の通信生になっても良いけれど
やはり、幼児のうちは教室に通うのが効果的というのです。

そこで先生は我が家の近くのくもん教室を紹介してくれました。

その教室が全国のくもん教室の中でも優秀児をバンバン育てている有名な教室でした。

前橋の先生は優秀児として常連になっている上の子をもっと伸ばしてあげたいと思って
そして私もドンドン先の教材をやってほしいと思って
その教室に転籍しました。

ちょうど、下の子もくもん式に通わせようかと思っていた所だったので
二人で新しいくもん教室に通うことになりました。

新しいくもん教室は優秀児がいっぱい


新しい教室には優秀児がたくさんいて、
先生の噂を聞きつけて、遠い所からわざわざ通うお子さんもいました。

3歳で高校大学教材をやっているお子さんが教室の看板生徒でいました。

その子はすでにカリスマ化されていて
誰もが一目置く様な存在でした。

その子は最年少なんちゃらを総なめしていて
漢字検定最年少取得とか
◯◯検定、最年少記録とかバンバン取っていました。

教室も前橋の公民館でやっていたのとは大違い(前橋の先生ごめんなさい)
駅前のマンションの教室でキッズルームはガラス張りでした。

しかし、程なくして・・・
この教室の先生のお考えに私は疑問が出てきました。
それは先生が注目しているのは上の子のプリントの進度だけのような気がしたからです。

母親の直感!この教室はヤバイ!


例えば、子育てについて先生に質問しても
なんかどこかの本に載っている様な事しか言わないし
一般論を自分の経験として語っている様にしか聞こませんでした。

何かどこかで聞いたような、当たり前のこと言われても
こちらの悩みは解決しませんという感じでした。

悩みを相談したかったのは下の子のことだったのですが
これがもう適当な回答で・・・
プリントの進み具合も上の子と比べたらかなり遅れていて
どちらかと言うと下の子に手厚くして欲しかったのです。

多分、下の子はどんなに頑張っても
優秀児として高い進度のプリントをこなせるような子どもにならないと判断され
適当な対応をしたのではないかと思います。

幼児期に課せられる、過酷なプリント


ターゲットは幼児でそれも就学前の子供たちなのです。

そして当時年長だった上の子には「プリントを一日◯◯枚、3月31日までやってください。」と言うのです。

何でも
小学校就学前にくもんのプリントがどこまで進んだかが重要だそうです。
就学前の優秀児を何人輩出しているかで、教室のレベルも違ってくるそうなんです。


上の子は勉強量を卒園を間近に1日7枚と定められ、それも国数英と3教科です。

1日7枚X3教科・・・・21枚

私だって毎日21枚なんてやりたくないのに、
こんな小さな手をしている子がずっと鉛筆を持って難しい問題を解いている。

でも、先生がこれをやると優秀児としてかなり上のレベルに行けると言うし・・・・
今、思えば何かの会報誌に自分の子どもの名前が載るか載らないかのくだらない話です。

もう、私は何が一番大切か判断ができなくなっていたと思います。
頭の中は先生に言われた子どものタスクだけが思い出され・・

嫌がる子どもに対して
イライラはピークになって子どもを叩いた事もあります。涙

軌道修正!子どもを守れるのは母親だけ


何か変!!

こう言うのは私が望んでいた事ではないのです。
何で子どものためと言って、
こんなに泣かせるまでプリントをやらせる必要があるのか?

遊びながら能力開発して底力をつけてあげたいのに
どうしてこんな事になっているのか???

下の子の低待遇もあったので
この先生は子どもを見ているのではなく
6歳までにどれだけ進度を進めるかしか考えていない人だと思いました。

しかし、私はくもんのプリントをある程度評価していて
3年生4年生までは続けさせたいと思っていました。

私はすぐに前橋の先生に連絡をして事情を話しました。

先生は自分が紹介した教室がそんな所だとは知らず
良かれと思って紹介した事をとても悔やんで謝ってくれました。

そして、我が子達はこの前橋の先生の教室の通信生となって
4年までお世話になりました。

教室を選ぶときの注意点


私は知り合いがくもん教室に子どもを入れたいと相談されたら
とにかく体験学習をして、先生をじっくり観察するように言います。

評判が良いから良い先生とは限りません。
ちょっとお小遣い稼ぎに教室運営をしている様な所もあります。
子どものことも全くよくわかっていない先生もいます。

しっかりと見極めましょう。

こうやって書いていても反省の念が押し寄せてきます。

本当に子育てに完璧はないです。
長きにわたり子どもと共に過ごしているといい事ばかりではありません。
失敗と反省と喜びが色んな形で混ざっているのが子育てです。

でも、なんか変、これって何か違っているんじゃない?って思ったら
子どもを第一優先に考えてみましょう。

子ども達が楽しそうでなかったら、それはもう違うんです。
すぐ、軌道修正しましょう。

私は失敗しましたが
なんとか軌道修正ができたのかな?って思っています。

それでも子ども達には『ママはおこりんぼ』だったって言われるんですけどね。
まあ、仕方ないですね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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