幼児教育 神社のお参りの仕方 自然にできるとカッコいい!

どこかに遊びに出かけると
必ずその土地土地の神社・お寺があります。

子ども連れでちょっと立ち寄ってみたりする事は
よくある光景です。

正式なお参りの仕方って
子どもに正しく教えてあげられますか?

今日は子どもに教える
正しい神社のお参りの仕方です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行なってきた幼児教育をまとめています。

正しいお参りの仕方って教えてあげましょう

夏休みで田舎のおじいちゃん、おばあちゃんのお家に帰省して
お墓参りや
観光で神社を訪れる事ってよくあります。

その時に子どもに正しくお参りの仕方って教えてあげていますか?

観光地化されている神社にはマナーを知らない大人がいっぱいです。
やはりその中で正しい所作ができると違いますね。

今日は親御さんもためになる
正しい神社のお参りの仕方です。

正しい神社のお参りの仕方

鳥居を通る前に一礼(鳥居の真ん中に立たない)
参道は左右どちらかの道を歩く(真ん中は避ける)

ポイント

鳥居、参道は神様もお通りになります。
鳥居を境に私たちの世界と神様の世界に別れています。
ですから、神様の世界に入る時出る時は挨拶をします。
鳥居を入るときは『お邪魔します。』
お参りが終わって鳥居を出る時も
『お邪魔しました。』と一礼できるといいですね。

手水舎で手と口を清める

手水舎(ちょうずや・てみずしゃ)で
神様にお参りする前に体についた、けがれを落とします。

清め方
①手水舎の前で軽く一礼
②柄杓に水をすくいます
③左手を清めます(右手に柄杓)
④右手を清めます(持ち替えて左手に柄杓)
⑤口をすすぎます(右手に柄杓、左手のひらに水をためてそこから水を口に含みます)
⑥左手をもう一度清める
⑦残った柄杓の水で持ち手の部分を清める
⑧柄杓を元に戻す
⑨一礼してお参りへ

手水舎の一連の作法は
1杯の柄杓で行います。
途中で柄杓の水を足したりしないで
一度にたっぷりと水を入れて
計算をしながら1杯の柄杓で一連の行為ができる様にしましょう。

口のすすぎ方
①左手に水をためて
②そこから口に水を含みます。
③水を吐き出す時は口元に手を添えて
*他の人から吐き出すところが見えない様にします。

手水舎はみんなが使うところです。
綺麗に使うことを気をつけて
静かに行う事が綺麗な所作につながります。

お参りの仕方

お参りするところを拝殿(はいでん)と言います。

基本は
『二礼二拍手一礼』

2回深くお辞儀をして
2回手を叩き
お願い事をしたら
1回深くお辞儀をします。

①拝殿の前で軽く礼をします
②お賽銭を入れます(そっと入れるのがいいですね。)
③鈴を鳴らします。
④ここから『二礼二拍手一礼』
2回深く礼をします。(90度くらい)
2回拍手(合わせた右手を少し下げるとGood!)
お願い事をします
1回深く礼をします。(90度くらい)

⑤最後に拝殿を離れる時に軽く一礼します。

ワンポイント

お願い事をする時は
あれもこれもお願いをするのではなく、
いつも助けていただいている事、日頃に感謝を述べるのがいいと思います。
心の中で自分の名前、住所、本籍、生年月日をいいます。
また、私はお願い事をする時は目を閉じません。
拝殿の鏡をジッと見つめてお願い事をします。

ちょっとした質問

*お賽銭の金額は?

お賽銭の金額に決まりはありません。
神様への感謝と尊敬の気持ちを入れるので
投げ込んだりしたら失礼ですよね。
ですから、お賽銭は静かに行います。

*おみくじは境内の枝に結ぶの?

おみくじを神社の枝に結んで帰る人もいますが
お告げを持ち帰り読み直すのがいいですね。
ゆっくり読み返して
今後に生かそうと考えるのであればおみくじは持ち帰った方がいいと思うのですが
いかがでしょうか?

*ペットは一緒に行ってもいい?

どんなに可愛くてもペットはダメでしょう

これは
私が神社にお参りに行く時にすごく気になるのですが
ペットを一緒に連れてお参りしている方がいます。

最近ではペットもOKのところがあるらしいのですが
いや、それでもどうなんでしょうかね?

なぜペット同伴のお参りはダメなの?

神社の境内は神聖な場所です。
古くから犬や猫など四つ足の動物は穢れ(けがれ)とされ、
神社へ入ることは不適切と考えられてきました。

これは長い歴史の中で培われてきた風習です。
ですから、最近ではペットを家族同然と思っている人が多いですが
多くの神社は
犬連れでのお参りを認めていません。

また稲荷神社はお稲荷さんと言って狐を祀っています。
狐と犬は相性がすごく悪いと言われています。
犬を連れてお参りするとお稲荷さんを怒らせてしまう
考えられています。

動物を祀った神社もありますが・・・

犬や猫を祀った神社もありますが、
基本的には犬の形をした神様を祀ったものと考えられています。

歴史の中では、やはり犬は獣であり、
不浄であると考えられているので

神社に祀られている動物に難癖を付ける様なことを
するのがいいのか、悪いのかを判断していただきたいと思います。

可愛いペットを
無理矢理に神社に連れていき
その子に何か悪い事が起こる方が私は怖いと思うのですが
どうなんでしょうか?

ペット同伴を許可している神社もありますが
神様と動物の古来からの相性とか
古くからの慣わしを考えた時に
それでも現代の我を神様に通すことが
いい事なのか?どうかを
よく考えてお子様に話してあげるといいと思います。

御朱印の正しい頂き方

御朱印帳とは

昔は写経を奉納したあかしとしてお寺からいただく証書を指していました。
お寺とご本尊の名前をしたため、
当日の日付を入れた半紙に朱で押印してもらうため、
「御朱印」と呼ばれてきたという由来があります。

現代では、参拝のしるしとして数百円で御朱印をいただくことができます。
御朱印帳を持ち歩いて
お参りした神社やお寺から直接いただける御朱印はなんとも言えない喜びがあります。

私も御朱印帳を神社用、お寺用と2冊持っています。

また、書道をたしなむ者としては
宮司様や住職様ががしたためる書を見るにつけ、
よりいっそうのご利益を感じることができます。

日付も入りますので
旅の記念になる事も
最近のブームになっている要因だと思います。

マナー違反はダメですよ

御朱印集めをスタンプラリーか何かと勘違いしている方もいる様です。

ほんと、ブームになると
意味もわからずコレクター化する方います。

参拝もせずにいきなり社務所で御朱印をお願いする方いますが
本来、御朱印は、参拝のあかしにいただくものです。

心を落ち着けて静かに参拝を楽しんでからお願いするものです。

お参りもせずに「御朱印をください」と求めるのは、
どう考えても失礼にあたります。

さらに
最近テレビで話題になりましたが
この御朱印や限定の指輪などを
10倍近い値段でメルカリなどで販売している方もいます。

遠方でお参りに行きたくとも行けない人もいると思いますが
私はそれもご縁だと思います。

近くの氏神様が祀られている神社には一度も行ったことがなく
有名どころだけ行きたいっていうのもおかしな話だと思うのです。

良き風習を身につけてこそです


参拝だとか
ペットだとか
御朱印だとか
まあ、色々書きましたが

どうでしょうか?
「わっ、面倒くさい。」と思われたかもしれません。

しかし、
この様な日本古来のしきたりをしっかりと子どもに
教育できる親御さんって尊敬の価値大です。

神様を信じる信じないや宗教とかそういうのを抜きにしても
日本にはこの様に美しい礼法があることを
身近なところから学べる場所が神社・お寺です。

旅行先で
カッコよくお参りができる親御さんって素敵です。

そして、どうしてこういう事しなければいけないのかも
お話をしてあげられるといいですよね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事
幼児教育 お寺の正しいお参りの仕方


幼児教育ランキング

スポンサーリンク