最近よく聞く『非認知能力』ですが
どうも早期幼児教育と反対の立場にあるように思われている方がいますが
これって全然違いますから・・・
幼児教育と非認知能力を養う子育ては
バランスよく一緒にやらないと意味ないと思うのです。
今日は『認知能力』と『非認知能力』と早期幼児教育について書いてみます。
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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行なってきた幼児教育をまとめています。
Contents
『非認知能力』って何?
最近、よく言われる『非認知能力』について
具体的にどんな能力のことを『非認知能力』というのでしょうか?
非認知能力とは『心の基礎・土台・ベース』の能力ことです。
「非認知能力」には、大きく2つの力があります。
1つ目は『自分に関する力』
2つ目は『人と関わる力』
自尊心、自己肯定感、自立心、自制心、自信などです。
協調性、共感力、思いやり、社交性、道徳性などで
一般的には社会性と呼ばれています。
これらの力は「社会情緒的スキル」とも言われていて
乳幼児期に身につけておくと、
その後の成長過程において
豊かで幸せな人生を送る事ができると言われています。
元来、日本の幼児教育では心の教育を大切にしてきていますが
子どもを取り巻く状況は目まぐるしく変わり
これから人生を歩む中で
さらに『非認知能力』が不可欠になってきている事もあり
再注目をされていると考えます。
早期幼児教育への勘違い
残念な事に幼児教育、とく早期幼児教育というと
まだ字もわからない子どもに
無理やり数字や文字を教え込んでいると言う
無理やりの教育だと思っている方も多いのですが
正しい幼児教育というのは
『非認知能力』をしっかり引き出すようなものになっているのです。
『非認知能力』は「社会情緒的スキル」ともいわれいて
乳幼児期に身につけておくと、
成長過程において豊かで幸せな人生を送る事ができる。
と先に書いたように、
幼児期の教育がとても重要ですが
自由に子どものやりたいようにやらせていたのでは
この能力は育ちません。
ですから
適切な幼児教育が必要で、
幼児教育こそが『非認知能力』の心の土台を作る一番重要な時期なのです。
家庭教育が大切なわけ
この非認知能力を
自由とか自然とかと履き違えて
ほったらかし育児をしているご家庭はやり方を間違っています。
好きな事を好きなようにさせていても
非認知能力は備わりません。
時には我慢する事、我慢した結果、どのように良い事が起こったか等を
生活の中で常に意識させる事が重要です。
また、同時に様々な働きかけで五感を刺激していくので
幼児期の場合は素直に「心の土台」を築く事ができるのです。
この五感を刺激する子育てとは
幼児期の躾、挨拶、生活全般の細かいルールを覚えていく事で
育つのです。
ですから
幼児期の家庭教育は大切ですよ。と言われているわけです。
幼児期に『心の土台』を築く
ここの『心の土台』を盤石なものにしておかないで
小学校や中学校になった時に
重たい教育、つまり勉強中心の生活を乗せられると
自分1人では支えきれなかったり、処理できなかったり
加えて反抗期、思春期も入ってくるので
自分をコントロールするのが難しくなってきます。
しかし
幼児期にしっかりとこの土台を築いている子どもというのは
自分がどのような場面に遭遇しても
自分で考えて、行動して、解決をしていきます。
いざとなれば圧倒的な能力を発揮できるのです。
ですから
私は正しい幼児教育は絶対に必要だと思うのです。
『非認知能力』のバロメーターは笑顔と好奇心
遊ぶことによって、
自然に主体性や意欲や頑張る力などが身につけていくが非認知能力です。
さて、この『非認知能力』とはなかなか数値で測れないものです。
この能力が育っているかを知りたいと思うのですが
1つの見極め方としては笑顔と好奇心です。
子どもたちが遊んでいるときにすごくうれしそうに笑ったりしています。
おもしろい遊びを発見すると集中して何度も同じ事します。
好きな事を絵本を何度も読んでとおねだりします。
もう1つの見極め方は
何かを嫌がりますが、これを無理強いせずに
何とか興味を持たせます。(ここがお母様の腕に見せ所です。)
一旦、興味を持つと喜んで自分でやるようになります。
そして笑顔とさらなる好奇心になります。
お母様の腕の見せ所
生きていて子どもたちが遭遇するものは
全てが初めてです。
勿論、最初から興味を持つのが一番ですが
必ずしもそうではありません。
子どもにプレッシャーをかけずに
苦手なものも克服させる事こそ
『非認知能力』が成長した証拠だと思うのです。
お母様の腕の見せ所と言ったのはそのように
嫌がるもの、苦手なものでも
無理強いされていると感じさせないで
克服させるテクニックのことを言っているのです。
『非認知能力』を育てるのには
幼児期の家庭教育が大切で
それなりのテクニックも必要だと考えます。
『非認知能力』子育ての壁
これはあまり書かれていない事ですが
私の経験から
折角、『非認知能力』を伸ばすために家庭教育をしてきたのに
これを崩してしまうケースがあります。
それは小学校受験です。
それまで『非認知能力』を伸ばす教育をしてきていたのに
小学校受験のために『認知教育』をし始めるご家庭が出てきます。
それもガッツリな受験体制を引いてしまうのです。
これは仕方ない事ですが
折角、育ってきた心のバランスを
勉強モードにいきなり切り替えて崩してしまうパターンは
子どもも混乱しますし、あまり良い影響が出てきません。
しかし、受験をしなければいけないご家庭にとっては悩ましい問題ですよね。
子育てバランスが小学校受験を乗り切る
解決策は
『非認知能力』の子育てをしている時から
数年先の受験を想定して働きかけをしていれば
この問題はクリアになります。
そして、私はこの方法が一番バランスも良く
将来の子どもの能力が一番発揮できる子育てだと思っています。
私も意図せずこの方法をやっていました。
そして、小学校受験を経験したのですが
子どもに『非認知能力』+『認知教育』の働きかけをしていると
いざ、受験モードになっても
子どもは全く混乱する事もなく乗り越える事ができるのです。
それも、何か新しい遊びかワクワクする新発見のような感覚で・・・
受験を無事に乗り切った子どもは
自信ややる気を持ち、さらに『非認知能力』を強固なものにもできるのです。
受験するしないに関わらず
このように
『非認知能力』と『認知教育』をバランスよく組み込んだ子育てをしていると
最強の能力の土台を作ってやれると信じています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました
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