幼児教育 小学校受験『お話の記憶』と得意にする方法 その1

『お話の記憶』っていう小学校受験の問題があります。
この問題はかなり難易度に幅があると思います。

模試でお子様が全然問題がわからなかったり、解けなかったりすると
お母様は少々焦る気持ちもあるかもしれません。

この問題を解けるようになるには
日頃からの読み聞かせや
日常のコミュニケーションをしっかりやっておかないと
得意にはなりません。

今日は小学校受験の『お話の記憶』の力をつける方法を書いていきます。

小学校受験『お話の記憶』って何?



『お話の記憶』の問題は
簡単なものは動物などの登場人物が3匹くらいで
お話もいたってシンプルなものですが

これが難しくなると登場する動物は8頭とか
ただ覚えるだけでも大変になります。

大人でもかなり集中して聞かないと
ミスしてしまう難問も存在します。

例えば、こんな問題があります。

「森の動物たちがかけっこをするので集まってきました。
はじめにウサギさんがやってきました。
2番目にゾウさんがきました。
そのつぎにネズミさんがきました。
最後にライオンさんがやってきて、
「キツネさんとパンダさんはお熱があるのでお休みをします。」と言いました。

ブタさんが「ようい、どん!」と合図をすると
動物たちが走り出し、ウサギさん、ライオンさん、ゾウさんの順にゴールしました。
ウサギさんが「ぼく、ライオンさんが絶対に勝つと思ったから、すごく嬉しいよ。」
と言ったので、みんなが笑いました。

お話を聞いた後の問題はこんな感じです。

■絵を見てかけっこで走らなかった動物に○をつけましょう
■絵を見てかけっこで2番目にゴールした動物に△をつけましょう。

今はこの問題をお母様は読んでいると思いますが

出題の仕方は
*先に絵が書いている問題用紙を配ってからお話を聞かせるパターン
*お話だけを先に聞かせて、その後問題用紙を配るパターンがあります。

当然、後者の方が難易度が上がってきますが
お話の内容によっては先に問題用紙を渡されても
かなり難しいと思います。

どうですか?難しいと思いませんか?
これを5歳、6歳の子どもが答えないといけないわけです。

『お話の記憶』のバリエーション


お話の記憶での問題の種類は様々なバリエーションがあります。

■登場人物…誰がいたか、いなかったか、誰が途中から加わったか、誰がいなくなったか
■行動…何をしたか、しなかったか、何が起きたか、起きなかったか
■順序…どんな順番で誰が来たか、できごとの順序、時間の経過、右か左か、何階に住んでいる
■数量…いくつあったか、いくつ増えたか、減ったか、何回やったか
■その他…地図に話の経路を描き入れる、間違い捜し、時計、話の通り絵を描く、話の続き創作
     
上記の内容が難問になってくると複合的に問われる場合もあります。
ですから、記憶力というよりも理解力が問われているのです。

問題を聞いて、
頭の中で光景が思い浮かぶ事ができるようになると
簡単に解けるようになってきます。

小学校受験をしない子も必要な能力です


どうせ、小学校受験する子たちの問題でしょ。

うちは受験しないから関係ないと思っている方もいるかもしれませんが
やはり、世の中にはこのような問題を解けるようになって
就学準備をしている子もいるのです。

この問題に問われている事は
小学校に入学したら学ぶ時に必要な姿勢のようなものが
沢山詰まっているのです。

ですから、どの子も必要な能力ですし
受験するしない関係なく
受験用の問題が理解できるかできないかを
就学前にちょっと確認してみても良いかもしれません。

小学校側が求めている子ども


それでは学校側はどんな子どもが欲しくって
このような問題を出題するのでしょうか?

小学校は『お話の記憶』の問題を出題して
子どもの何を確認したいのでしょうか?

それは記憶力というよりも
理解力があるかを知りたいのです。

そして、この問題を通して子どもの家庭環境を読み解きたいのです。

例えば

■本の読み聞かせをしているか
■言語能力がしっかり身に付いているか
■感受性を育てる教育をしているか
■人の話を集中して聞くことができるか
■人の話を理解することができるか

これらの事を家庭でどれだけ実行できているかを知りたいわけです。

このような能力をしっかり持ち合わせている子どもは
小学校に入学しても授業には当然ついていけますし
すごく優秀です。

優秀な子どもたちが学校に沢山いたら
学校の評価を高めるわけですから
受験でしっかりと見極めたいのです。

では、幼児期にどのような働きかけをしたら
「お話の記憶』が解ける子どもになるのでしょうか?

読み聞かせが一番効果あり


「お話の記憶』が解ける子どもにするには
地道な読み聞かせが一番です。
量は嘘をつきません。

また、積み木、ブロック、粘土、お絵かき、しりとり、外遊びは創造性を育みます。
加えて日々のカードと良好な親子のコミュニケーションも大切です。

積み木、ブロック、粘土などのおもちゃは
様々な工夫をして遊ばなければいけません。

その過程で失敗をしたりうまく作れなかったりします。
このような経験が
五感を育み、感受性の豊かな子どもにするのです。
ごっこ遊び、おままごともロールプレイングとして最高です。

小さい頃からしっかり読み聞かせをしてきた子は
コツさえつかめば記憶の問題はすぐ解けるようになります。

それどころか、受験問題の大半のカテゴリーは
解き方さえ説明してあげて理解できたらできるようになります。

このような創造性や良い習慣は昨日、今日で身につくものではありません。
ですから、0歳から正しい働きかけが大切なのです。

しかし、これまで読み聞かせをあまりしてこなかったご家庭
小さい頃から読み聞かせをしているのに
『お話の記憶』の問題が苦手な子どもがいるのも事実です。

このように子どもたちにどのように教えたら
問題が解けるようになるのかは
すみません、少し長くなりましたので
明日のブログで詳しく書きます。

明日もお楽しみにしていてください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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