読み聞かせ 普段使わない『尊敬語・謙譲語・丁寧語』

先日、絵本作家のせなけいこさん作家活動50周年記念作品を見に
横須賀美術館に行ってきました。

そこでアンデルセンの童話の紙芝居を 動画音声で流していたのですが、
なるほど・・・
と当たり前な事だったのですが 気付きがありましたのでシェアします。

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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行なってきた幼児教育をまとめています。

アンデルセンの『飛行鞄』ってどんなお話?

皆さんは『飛行鞄』ってお話はご存知ですか?
ざっくり説明しますね。

この物語は不思議なお話で、飛行鞄のお話を聞くと
1度で2つのお話を聞いた感覚になります。

飛行鞄(ひこうかばん)

舞台はトルコ
ある大金持ちの息子が父の死後
働かず、お金を浪費ばかりしていて貧乏になります。
みかねた友達が古い大きな鞄を彼にあげます。

その鞄の上に「これに何かを詰めてみて」と書いていましたが
貧乏な息子は詰めるものがなかったので自分が鞄の中に入ってみました。
その鞄は空を飛び、トルコのある街の近くの森につきます。

そこで出会ったお姫様の要請で
王様とお妃の前で面白い話をすることになります。

<ここで披露する話がもう1つのお話になります。>

彼の話があまりにも面白く王様が好きなものをくださると言いました。
彼はお姫様が欲しいとお願いして結婚することになります。

喜びのあまり、結婚前夜、空飛ぶ鞄に乗り上空からお祝いの花火を打ち上げます。
しかし、鞄に残っていた花火が鞄を焼きはらし
もう、空を飛べなくなり、結婚式の時間までにお城に行く事が出来ませんでした。

おしまい

飛行鞄を視聴して気付いた事

お話に興味のある方はリンクから読めますので読んでみてくださいね。

ひこうかばん Hans Christian Andersen

さて、この飛行鞄のお話ですが
せなさんの切り絵の素晴しさとナレーションも素晴らしく
グッと話に入り込んでしまいました。

美術館では小さい子たちの中に混じって2巡も視聴してしまいました。

ここで気付いたのが会話で使われている言葉でした。
トルコのお城での出来事
王様、お妃さま、お姫様と
いわゆる、目の上の方々にお会いして会話をするわけなので
使っている言葉が非常に丁寧で綺麗なわけです。
そして物語全体の文章自体も綺麗な丁寧な言葉でまとまっているのです。

例えば

『王様とお妃様がここへお茶においでになるのですよ。』
『お二人ともずいぶん鼻を高くなさるでしょう。』
『おもしろいお話をしてあげてくださいましね。』
『お話をしてくださるそうでございますね。』
『意味の深い、ためになるお話を伺いとうございます。』
『王様がおしゃいました。』
『息子をお前とおよびになりました。』
『おもしろいお話でございましたこと』

民話、童話は疑似体験をするもの

昔話や民話は
結構、一般人がお城の王様やお姫様と遭遇して・・・
みたいな一般人と高貴な生活をしている人々のギャップを物語のベースに敷くものが多いです。

ですから、そのような物語を読んでいると
自然と目の上の人に対する言葉使いが
会話の中で出てきます。

このように物語を通して
普段の生活では身につかない
『尊敬語・謙譲語・丁寧語』を頻繁に読んだり、聞くことになります。

この経験は非常に良いことですね。

綺麗な言葉を意識に染み込ませる


先ほど述べた『尊敬語・謙譲語・丁寧語』は
今でも使い分けが難しいと言われていて
就活サイトに記事として掲載されたり
テレビ番組ではクイズになったりするくらいですから
大人でも定着していないものだと思います。
特に尊敬語、謙譲語は使う頻度があまり多くないからです。

童話を読み聞かせしているうちに
自然と子どもたちに定着していく事って素晴らしいと思います。

ですから、秀逸なお話を繰り返し繰り返し読み聞かせをすることの
重要性がはっきりとしていますね。

やはり、読み聞かせはどんどんするべきなのです。

普段、使わない言葉でも覚えていて損はない


普段、使わない言葉でも覚えていて損はないと言うか
覚えていないといけません。

先ほどの『尊敬語・謙譲語・丁寧語』ですが
大人でも使い方を間違える場合もあります。

それは頻繁に生活の中で使う事がないからなんですね。

また、普段使い慣れていない言葉をいきなり使うと
緊張したり、うっかり何を言うのか忘れてしまったりで
ぎこちなくなってしまうと思うのです。

しかし、ここは知識としてしっかり定着させておくと
いざとなった場合、恥をかくことがないわけです。

子ども時代に何度も読み聞かせで刷り込みをしておき
沢山の知識を脳の記憶の引き出しに貯金をしておく事は
能力開発のキモとなる部分です。

そして、これらの知識は覚えていて損がないのです。

『尊敬語・謙譲語・丁寧語』まとめ

『尊敬語・謙譲語。丁寧語』をちょっと一覧にまとめて見ました。
ご参考になさってください。

  • 尊敬語:目上の人、相手を立てる時に使用(相手に対して発信)
  • 謙譲語:自分がへり下り、相手を立てる時に使用(自分に対して)
  • 丁寧語:聞き手に対して丁寧に述べる時に使用
基本形 尊敬語 謙譲語 丁寧語
する なさる、される (自ら一方的に行う行為)いたす (相手からの許可や恩恵を受ける行為)させていただく します
言う おっしゃる、言われる 申す、申し上げる 言います
行く いらっしゃる、おいでになる うかがう、参る 行きます
来る いらっしゃる、おいでになる、見える、お越しになる 参る、伺う 来ます
知る お知りになる、ご存じだ 存じる、存じ上げる、承知する 知っています
食べる 召し上がる、おあがりになる いただく、頂戴する 食べます
いる いらっしゃる、おいでになる おる います
見る ご覧になる 拝見する 見ます
聞く お聞きになる 拝聴する、うかがう 聞きます
座る お掛けになる お座りする、座らせていただく 座ります
会う お会いになる、会われる お目にかかる 会います
伝える お伝えになる 申し伝える 伝えます
わかる おわかりになる、ご理解いただく かしこまる、承知する わかりました
読む お読みになる 拝読する 読みます
与える くださる、お与えになる 差し上げる あげます
受け取る お受け取りになる 賜る、頂戴する、拝受する 受けとります
利用する ご利用になる 利用させていただく 利用します
思う お思いになる、おぼし召す 存じる、拝察する 思います
買う お買いになる、お求めになる 買わせていただく 買います
考える お考えになる、ご高察なさる 拝察する、検討いたします 考えます
待つ お待ちになる、お待ちくださる お待ちする 待ちます
帰る お帰りになる、帰られる おいとまする 帰ります


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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