幼児教育 育てたい視覚・聴覚

乳児期・幼児期で
一番発達する五感はなんでしょうか?

五感とは一般的に
視・聴・嗅(きゅう)・味・触の五つの感覚のことを言います。    

勿論、この五つの全てが
とても大切なわけですが・・・

乳児期・幼児期においては
すざましいスピードで発達するのが
視覚と聴覚と言われています。

今日は特に
視覚・聴覚にフォーカスした
子どもへの働きかけを提案していきます。

見る力・比べる力を育てる



よく注意散漫だったり
間違い探しで全然違いがわからない事ってありますが

これらAとBの視覚的違いを
瞬時でわかる能力というのは
幼少期に非常に発達を促しやすいです。

それは幼児期の敏感期が
関係していると私は考えています。

幼児期に何かが気に入らなくって
いつまでもグズったり
ダダをこねられて
子どもを叱った記憶が誰しもあると思います。

この時期の子どもがグズるのは理由があります。
それは体調が悪い時と
敏感期だからだと考えられます。

体調が悪い時と言うのは

熱が出たり、体調が不快で
機嫌が悪かったり、泣き止まない時です。

もう一つの敏感期では

今までの自分のルーチンを乱された時にクズります。

例えば・・

・順番が違う
・時間がなくって急かされた
・場所が違う
・人が違う

赤ちゃんの人見知りが顕著な例です。

いつもみている人と違う
違和感から泣き出すのです。

これは子どもの見極める能力が
半端ないことを意味しています。

子どもは少しの違いも感覚でわかるので
ごまかしが効かないわけですね。

それにしても
大人は子どもに比べたら
とんでもなく鈍感です。

ですから
なんで泣き止まないのか?
何が気に入らないのか?

ここが理解できないので
イライラするし
子どもを頭から叱ってしまうのです。

でも、子どもが機嫌が悪いのには
理由があるんですね。

そこの理解ができると
無駄に叱らずに
イライラせずに
子育てをすることができるんです。

ここの些細な違いを区別できる感覚は
大人になってからでは
鍛えることはなかなか難しいのです。

子どもが持っている
視覚的能力をうまく引き出してあげると

集中力があり
比較や違いを瞬時で理解できる子どもになります。

そうすると近い将来
記憶力は抜群に良く
どんなタスクでも正確に
こなせるようになります。

子どもが機嫌が悪い時がチャンスです。
何かの違いを感じ取っているサインです。
決して頭ごなしに叱らないでください。

子どもの聴覚を鍛える


さて、次は子どもの聴覚についてです。

子どもの耳は大人が思っている以上に
すごいです。

残念なことに耳は
歳を取れば取るほど鈍感になっていきます。

モスキートトーンが良い例です。
若い子には聞こえる蚊の鳴く音は
大人には聞こえないと言うのは
有名な話です。

英語教育でも言われている通り
語学学習は年齢が早ければ早いほど
良いと言われています。

発音を幼児期と大人が習うのでは
天と地ほど違いが出てきます。

大人になってから
リスニング力を鍛えるのは
それはそれは大変です。

私は経験者ですから
このリスニング力の向上については
本当に苦労しました。

今でも英語のリスニングは
ちょっと気を緩めると聞き逃しますし
チンプンカンプンな時もあるのですよ。

大人から始めた事は
どんなに頑張っても限界があると思います。

しかし、子どもは違います。
とにかく耳がいいのです。

ですからどんな言語の発音も
耳で違いを区別できるのです。

その違いを舌の動かし方などで
すぐに再現できるので
語学習得は幼少期から
取り組むのが良いとされているのです。

この子どもの能力をしっかり理解して

絵本の読み聞かせや英語学習に
力を入れる事は

聴覚を鍛えて
脳を活性化させるのに
効果を発揮する事間違いなしなのです。

子どもの聴覚に驚かされたエピソード

我が子が小学校一年生の時です。
学校の保健の先生から連絡が入りました。

先生、曰く、
発音の仕方に問題があるというのです。
何の事??ってはじめは思いました。

実は我が子は指しゃぶりを
小さい頃にしていて
それが原因で開口と言う
上下の前歯がしっかりと噛み合わない
歯並びになっていました。

ですから、薄いハムを噛むときは
前歯では噛みきれません。

当然、口の中が隙間だらけなので
色々なところから息が漏れています。

そうなるとどうなるかと言うと
発音がうまくできなくなるのです。

よく、入れ歯をしていない
高齢者の話すことがよくわからない
聞き取りにくいなどの感じになるわけです。

しかし、我が子の発音は
私が気づかないくらい完璧でした。

ではどうして我が子は
開口で口の至る所から息漏れがしているのに
完璧に発音できたのでしょうか?

それは自分で聞いた音を
舌を自由自在に使って

息漏れしている部分を塞ぎながら
発音をしていたのです。

母親なのに
これを深刻に受け止めていませんでした。

我が子の口元をジッとみていると
舌をぐるぐる回して
お話をしています。

これは口元だけ見ていると
違和感しかありません。
大人になってからコンプレックスになりかねません。

開口を一刻も早く直して
正しい舌の動きで発音をさせないと
大人になってから苦しむことになります。

すぐに大学病院で検査をして
歯科矯正を始めました。

エピソードからわかる事


何が言いたいかと言うと
子どもの聴覚(耳)はすごいのです。

自分の発音の欠点を見抜いて
自分の舌を使って
聞いた通りの発音を再現できるのです。

子どもの聴覚は
自分の発音を矯正することもできるのです。

それだけ自分の発音と
他人の発音の違いを聞き分けて
それを修正していく能力もあるのです。

と言う事は

幼少期に聞かせる音源がどれほど大切か
お分かり頂けたと思います。

子どもが英語の発音に苦労しないのは

大人の想像を遥かに超えた

・聞き取り能力
・聞き分け能力
・発音能力

が備わっているからなのです。

ですから
幼少期に英語に触れさせる事は
非常に良い事なのです。

敏感期に五感を鍛える事はメリットである


五感の発達を促すのは
どの感覚も
満遍なく発達させるのが
一番良いのですが・・・

その中でも
特に幼少期に働きかけをする時には

視覚と聴覚にフォーカスしてみると
効率よく
脳を活性化することになります。

敏感期と言う
些細な違いがわかる時期に

様々な事を視覚的・聴覚的に
経験させる事は
子どもの能力を最大限発達させることが
できると信じています。

是非、働きかけをする時に
参考にしてみてください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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