幼児教育 人見知り、後追いは脳が発達している証拠

人見知り・後追いってお母様は避けて通れない道ですね。
でも、この行為は十分やらせてあげないといけないんです。

そして、人見知り・後追いが始まったら嬉しいことなんですよ。
ご存知でしたか?

誰でも経験する人見知り・後追い

子どもが人見知りになったり
後追いをするようになって
イライラもピークのお母様も多いと思います。

トイレもゆっくり行けないとか
困った事も勿論ありますが
人見知りも後追いも成長過程では当たり前の子どもの反応です。

むしろ、ない方が心配なんです。

生まれてからハイハイ期まで大切なワケ


子どもは生後4ヶ月頃から寝返りがうてるようになり
お昼寝中に知らない間にうつぶせ寝をしている事があり
びっくりしたお母様もいらっしゃると思います。

昼寝中に仰向けからうつぶせ寝になる子は
お昼寝のマットは硬いものにして
子どもの周りには何も置かないようにしましょう。

うつぶせ寝をしているとなると腕の力も付いてきて
うつ伏せの状態から首をぐっと上にキープする仕草をすると思います。


これがハイハイの前触れですね。

この時に首をしっかり使う事はすごく良い事なのです。

頭は当然、すごく大切な体の部分です。

頭は見た目よりかなり重いです。
ですから、生まれたての赤ちゃんは首がまだ弱いので
抱っこする時に首に手を添えてあげないと頭をコントロールできないのです。

それがうつ伏せができるようになって
頭を上にあげようとすると言う事は
首が座り、もうすぐハイハイしますよってサインです。

首が座り、ハイハイができるようになったら
なるべくたくさんハイハイをさせてあげましょう。
無理やり歩かせるなんて事しなくてもいいです。

まずはハイハイを十分にやらせてあげましょう。

後頭葉が発達するとどうなる?


ハイハイをしている時期は
首を十分に使い重い頭を自分で支えようとします。
子どもはこの時に
脳の後ろの部分である後頭葉を刺激・発達
させているのです。

この後頭葉が一番発達する時期がハイハイ期なのです。
このハイハイ期が長くって
たくさんハイハイした子どもは十分に後頭葉が育ちます。

ある研究では
ハイハイを十分にしなかった子どもは言語能力が劣ると言っています。

ですから、十分に後頭葉を発達させるためにも
歩行に力を入れるのではなく、ハイハイをたくさんさせましょう。

まとめると
ハイハイ期は脳の後頭葉が一番発達する時期で
ハイハイを十分にしなかった子どもの
言語能力が一般の子どもより劣るかもしれない研究結果があるのです。

子どもは歩行が始まると
後頭葉の発達は脳の前方の発達にバトンタッチすると言われています。

後頭葉が発達する時期は割と限りがあると言う事になりますね。

ですから、十分にハイハイをさせる事は大切なのです。

なぜ、人見知り・後追いするのか?

さて、ハイハイができるようになって後頭葉が発達すると
人見知り、後追いが始まります。

これは後頭葉が発達している証拠なので喜ぶべき事です。

後頭葉が発達すると視覚がどんどん発達します。
そして、物や人の区別がつくようになります。

人見知りは今まで同じように見えていた顔が
違いがわかるようになり、見慣れない顔を見ると
子どもは違いを感知して泣くのです。

また、後追いも同じ事で
今まで目で追っていたお母様が自分の視界から消える事で
環境の違いを察知して不安になって泣くのです。

人見知りも後追いも視覚機能が発達して
物や人の違いがわかるようになってきた証拠なのです。
ですから、とても喜ばしい事なんです。

人見知り・後追いの対処法

いくら人見知り・後追いは喜ばしいと言われても
ゆっくりトイレも行けないのでは困ります。

何か対策はないかを考えます。
残念な事にこれでピタッと泣き止みますと言う対処方法はありません。
少し楽になるかもしれない対処法としては

  • こまめに声をかけてあげる
  • 家事を完璧にやらなくてもOK
  • ベタベタしても優しくOK、抱っこはしっかりやってあげる

◆こまめに声をかけてあげる

子どもは視覚的に今見えていた人が消えてたり
今まで見た顔と違っている事に不安で泣いてしまいます。
まずはこのような状況はよくある事だよと
常に声をかけてあげて安心感を与える事は大切です。

日頃から語りかけをしてコミュニケーションをとっているのであれば
いきなりいなくなるのではなく「トイレに行ってくるよ」と離れる前に声をかけ、
離れている間に泣き出したら「ここにいるよ」と言葉をかけてあげます。

戻ってきたときには「帰ってきたよ」とやさしく抱っこしてあげましょう。

必ず戻ってくるんだと思えるようになると、徐々に不安は和らいでいきます。
これも重要な信頼関係の構築に繋がります。
おろそかにせずにしっかり対処しましょう。

◆家事は完璧にやらなくても平気

家庭での優先順位は子どもの世話です。

家事は手抜きでOKです。しっかりやりすぎて疲れるくらいなら
お昼寝を一緒にする、ちょっとくらい散らかっていても平気です。

夕飯だって完璧にしなくてもいい、買ってきたお惣菜でも兵器です。
今、一番重要なのは子育てで、
そのお母様がストレスを感じると子どもに感染します。

子どものお世話をするお母様が
なるべくストレスを感じないで子育てを楽しめる
工夫を最優先にします。

◆ベタベタ、抱っこはしっかりやってあげる

お母様が離れようとすればするほど、後追いがひどくなることもあります。

後追いする子どもと追いかけっこやかくれんぼをして遊ぶ、
トイレに入っている間、扉を開けっ放しにするなど、
ベタベタ、抱っこは思いっきりしてあげましょう。

これは本当に一時的な事です。
知り合いのお子さんは幼稚園の年少さんまで続いていましたが
今は立派なお嬢さんです。
長くても幼稚園年中までです。

どんな子もいつまでもベタベタ抱っこしてなんて言わないものです。
逆にこの時期にしっかり対応してあげず
信頼関係を構築していない方が
子どもが成長してから心の成長に追いつけなかったり
ずっと不安や満たされない気持ちを抱える事になります。

今はお母様の方がストレスに感じてしまうかもしれませんが
大変だった子育ては必ず良い思い出になります。
これは本当の事です。

後追いには、決め手となる対処法がないのが現実です。
また、効果のある対処法は子どもによっても異なります。

人見知り・後追いできるようにまで成長した喜びを噛み締めて
お母様はなるべくストレスを感じないようにズボラな主婦になりましょう。

脳の発達に大切な時期です


以前も触れましたが、人見知り・後追いは
後頭葉が発達している証拠です。

ここがモリモリ発達したら言語能力が発達します。

また、視覚的に違いがわかるようになるわけです。

ご自分の子どもの人格が
どんどん形成されている様を確認することほど喜ばしい事はありません。
この時期は脳の重要な働きを発達させる大切な時期です。

そこのところをしっかりと認識していただいて
たくさんのお母様に子育てに喜びを感じて欲しいのです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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