幼児教育 文字を書かせる事を急いではいけない理由

よく早期教育をされている方で もう2歳で文字が読めます。
でも文字を書きたがらないです。 と言うお声を聞きますが・・・
何で2歳で文字を書かないといけないのでしょう?

そのように思っているお母様がいるとしたら間違っています。
何のために幼児教育をしているのでしょうか?

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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行ってきた幼児教育をまとめています。

確かに焦る気持ちはわかります


確かに同じ年頃で
お絵かきをしたり
文字や数字を書いているお友達がいたとします。

それなの、自分の子どもは鉛筆も持ちたがらない
何か文字の練習をさせると嫌がるし・・・
なんかどんどんお友達に離されていくような気がするでしょう。

それって子どもの問題じゃなく
お母様がよその子と比べて悔しいからですよね?
それはお母様の問題でお子様の問題ではないですよね?

これって
ご家庭で幼児教育をしている時に一番やってはいけない行為です。
なぜ、まだ能力が発展途上の子どもを比べるんですか?

働きかけが幼児教育する時のキモの部分


もう一度、考えてみましょう。
なぜ幼児教育をしているんですか?
それはご自分のお子様の能力を最大限に活性化してあげたいからですよね?

では、
何をすれば活性化するんですか?

答えは
働きかけですよね?

では
その働きかけとは一体なんですか?

答えは
カード、読み聞かせ、本物を見せる、手先を使う、歌を聞かせる&歌う

これだけです。
文字を書くと言う行為はこの先にあります。

お子さんによっては働きかけにうまく反応して
運筆練習もうまくいく場合があります。
また、公文式教室などに早い段階で入会して
運筆練習を日課にしているお子さんは文字や数字を書く事は得意になっています。

そのようなお子さんはかなり早い段階で文字を書く事が出来たりします。

しかし、私は文字が書けるようになるよりも
どれだけ手先が器用か?
それだけ働きかけをお母様がしているか?
これが重要だと思うのです。

最終目的は能力を100%引き出す事


能力開発としてはお子様の脳を活性化してあげるのが目的です。
ですから
五感を十分に使うような刺激を与えてあげる事が重要です。
視覚と聴覚から入った情報を脳で処理する
ここが一番大切だと思います。

お子さんによっては言葉が遅い子もいますし
運動能力も違います。

ですから
この年齢の
早く言葉を喋ったとか
9ヶ月で歩いたとか
オムツは6ヶ月で取れたとか
果ては1歳半で字を書いた
本が読めたなんて

アウトプットが上手な子は当たり前に出来ます。
ただ、みんながみんなアウトプットが上手だとは限りません。

ある子は十分に知識として脳に情報をインプットして
それが溢れ出してきたら言葉を話す場合もあります。

またある子は十分に文字も読める、本も実は全部読める
でもお母様、お父様に読んでもらう本が大好き
でも、まだ字を練習する時期ではないし
興味が他にある場合もあります。

そのようなお子さんに無理やり字を教えようとすると
嫌がるのはもちろん
折角の右脳開発を左脳よりにしてしまう可能性もあります。

幼児期には右脳を鍛えるのが良いと言われています。
左脳は大人になれば勝手に使い始めます。
右脳を鍛えるやすいのは幼児期だと言われているのに
無理やり字の練習をさせて左脳よりにさせる事はないですよね?

子どもを比べるのはナンセンス


子どもを比べるのはナンセンスです。
でも、よそのお子さんと比べると気になりますよね。

私も経験ありますが
よその子と比べてうちの子ができないとか
遅れているとかお母様が思ってしまったらダメなんです。

そう言う気持ちって子どもにも伝わりますし
何よりお母様が子どもの為とか言って
結局、自分のつまらないプライドとかエゴとかに走っている証拠です。
これを続けてると
後々の親子関係に深く関わってくるだけでなく
子どもの能力にも影響してきます。

お母様が十分に働きかけをしていて
それにお子様が十分に反応をしているのであれば大丈夫です。
そして、いつも楽しそうに遊んでいるかしっかりとみてあげてください。

勿論、時々
「123書いてみる?」と問いかけて
「うん」と言ったら少し運筆練習をさせるのは良いでしょう。

しかし、すぐ嫌がったり、最初から嫌だと言ったら
それはまだその時ではないのです。

ですから、潔く諦めて、脳に知識を溜め込むことに注力しましょう。

ここで無理やり、練習なんかさせてしまったら
右脳を育てる事が頓挫してしまったくらいに思ってください。

お母様が陥る見た目の結果


お母様が陥りやすいのは

  • 早く言葉が話せた
  • 歩けた
  • オムツが取れた
  • 絵本が読めた
  • 文字が書けた

これらは全て視覚的に結果が見えていますよね。
だから、この結果だけにコミットして
できたとかできないとかで一喜一憂するのです。

上記に挙げたことなんか同じ年頃の子どもたちは半年から1年くらいで
みんな同じようにできるようになります。

それよりも目には見えないけれど
お子様を信じて、色々と手を変え品を変え・・・
様々な働きかけをしてあげたお子さんの方が伸び代が大きいのです。

文字の練習を20分嫌がって、叱られながらやるより
絵本を10冊、カード30枚、お絵かき、折り紙、外遊びした方が
どれほど効果的かおわかりですよね?

子どもができるようになる時期はそれぞれです


子どもが絵本を音読して
自分の名前を書けるようになったら
それは嬉しいです。

しかし、それには時期というものがあります。
その時期はお子さんによってまちまちです。

今がこの時期かな?と探って
子どもに試すのは良いですが
嫌がったらすぐにそれは
まだその時期ではないと判断して他の事をするべきです。

いくらでも教えたい事はありますよね。
それは字を書く、音読するよりもっと重要な事があるはずです。

最年少記録に全く意味はない


以前、ブログにも書きましたが
様々な検定で
例えば
漢字検定 5級 最年少取得とか
◯◯最年少記録が大好きなお母様がいました。

ご家庭の方針でお子様が喜んで試験勉強をするのなら良いですが
最年少取得に何の意味があるんでしょうか?

大人になって履歴書に
3歳で漢検5級最年少取得って書けないでしょ?
どんなに早く英検取得しても書けないでしょ?

最年少 気象予報士とか
棋士の藤井聡太君とかなら
また別の話ですが・・・ 

勿論、子どもに目標を掲げて努力をさせることの意味もありますし
その試験に向けて色々ともっと深いところを勉強することにもなりますから
目的意識がはっきりしているのならば有効ですし
素晴らしいことです。

しかし、3歳の子に働きかける事はもっと別にありますし
沢山ありますし
それは子どもが喜んでやらなければいけない事ですし
お母様も楽しんでやる必要があります。

目先の数ヶ月の成長の早さを競うより
本当の
勝負は15年後である事をよくよく考えましょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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