先日、とある集まりに参加して
その参加した方に聞いた言葉があります。
『毒親』
私はこの言葉初めて聞きました。
しかし、多かれ少なかれ、
子育て中は私も『毒親』になりそうになった経験があったかもと
その方のお話を聞いて感じました。
今日はこの『毒親』について書いてみます。
それにしてもこの言葉、負のオーラがいっぱいですね。
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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行ってきた幼児教育をまとめています。
Contents
『毒親』の定義
いかにも悪な感じの言葉だと思います。
私はどのような方がその『毒親』の定義に当てはまるのか?を聞いてみました。
育児放棄、虐待は当然のことですが
言葉の暴力、
強制、
執拗な甘やかし、
過干渉など
あげだしたらキリがないくらいあるんです。
要するに
お母様がお父様が子どもに必要以上または以下の愛情を注いで
それを子どもが非常にプレッシャーに感じたり
自分の人生を生きにくくしてしまっているお子さんを
『毒親』に育てられたと言うことだと思うのです。
お母様が『毒親』にならないためには
まずは
お子さんを育てる時に
『この子の為に私がやってあげている。』と思っていませんか?
それは間違いです。
『この子のお陰で、自分も成長している。』です。
そして、本来、子育てとは非常に楽しく
大変な事も子どもを叱る事もあるかと思いますが
総じて楽しく、嬉しい事なはずなんです。
小さい頃
自分がご両親様に言われたり、強制されたり、理不尽に叱られて
嫌な思いをした事を辛くても思い出してみて下さい。
自分が小さい時に嫌だったって思った事は
人にはやってはいけない事です。
そうは言っても
『毒親』から育てられた人と言うのは
ダメダメと言われて育っている子が多く
自己肯定感が相当低いようです。
子育てしている最中も子育てがあまり楽しくなかったり
うまくできない、聞き分けない子どもに
必要以上にイライラして辛く当たるようでしたら
どうやったら子育てが楽しくなるかを考えて欲しいですが
そもそも、この思考を持つことが難しいのです。
気付かずに『毒親』になっている人
子育て中は様々なお母様とお付き合いをする機会が出てきます。
その中でも
今思えば・・・
『毒親』だったなって言うお母様たちがいました。
いくつか私が出会った方々を取りあげてみたいと思います。
『毒親』の定義に当てはめると(私の出会った毒親)
*途中で育児が嫌になるタイプ
文字通り、子育て中に『もう嫌!!』ってなって
放ったらかしにするタイプです。
私はこのタイプを数名知っていますが
彼女達に共通する点は
- 子供が2人ないし3人いる
- 上の子と末っ子の年の差が大きい(5歳以上)
- 上の子が良い子で育児に困らなかった
- 下の子が上の子とタイプが違う
上の子が優秀だったのに、ある時からグレ始めると
いくら頑張って育てても、思い通りには行かないと
極端に思って
下の子は放ったらかしにする、子育てに情熱を傾けられない。
最初に子育てが順調だった分
手間がかかる下の子に戸惑い、すぐ放棄するタイプです。
子どもに裏切られたと被害妄想を抱いている様子が伺えました。
*自分もスパルタで育てられた自己肯定感が高いタイプ
自分の人生が正しいと思っているので子どもに同じことをします。
このタイプは自分が毒親だと微塵も思っていません。
彼女は自身もご両親様にスパルタで育てられたそうです。
驚いたことにご両親様をとても尊敬している様子で
父親と同じ様に子育てしたら間違いないと言うのです。
子育てには彼女なりのルールがありました。
子どもを叩くときは往復ビンタするのです。
なぜなら
頭を叩くと脳細胞が死んでしまうから・・・って!!怖い!
何度も目撃したのですが
本当に見境なく子どもを叩くのです。
私は何にキレて子どもを叩いているのかわからない時もありました。
それだけ些細なことで叩くのです。
何度か止めに入ったこともありましたし
うちの子どもはその方が怖すぎて近くにくると震えるくらいでした。
*平気で命令するタイプ
同じ学校のお母様で
涼しい顔でお子さんに『◯◯してきて』という方がいました。
それができないとゲームを取り上げる等の罰則があります。
「今度は◯◯で100点取ってきて」
「今学期は◯◯委員やりなさい。」
「◯ちゃんには負けないで」
で、できないと・・・
「なんでできないの?」
「なんで満点取らないの?」
平気で子どもに命令するのです。
自分が言ったことは達成するのが当たり前だと思っているのです。
*子どものこと全部知りたい執着タイプ
子どもの事は全部知っていないと気が済まないタイプ
一見、子どもの生活を把握していて良いお母様に見えますが
子どもへの執着が半端なく
学校の出来事も全て聞きださないと気に入りません。
帰宅した子どもから根掘り葉掘り聞き出して全て知っている
ストーカー並みのお母様です。
子供のことを全て知っている事が
良い母親の証だと勘違いしています。
実はこのお母様に取り憑かれまして・・・
執着タイプの母親に執着された経験
ある時、うちの子どもの同級生のお母様に呼び止められてこう言われます。
毒:ご存知?うちの子達お休み時間にアメリカンフットボールごっこしていますよ。
め:はぁ?
毒:危ないと思いません?
本来、アメリカンフットボールはプロテクターをつけてやるスポーツですよ。
そのような危険な遊びはやらないように、お宅のお子さんにも言っておいてください。
またある時は
毒: 鬼ごっこで遊んでいる時、お宅のお子さんが鬼になるとすぐうちの子にタッチします。
うちの子が鬼になると足が遅いのでずっと鬼のままです。
なんとかしてください。
また、またある時は
毒: 最近、お宅のお子さんがよそよそしいです。
お友達なんだから仲良く遊ぶように言ってください。
その子はうちの子が大好きで一緒に遊びたいのです。
しかし、あまりにもお母様が何度も執拗に報告、忠告をしてくるので
1回だけ我が子に言った事があります。
「あなたは足が速いのだから、鬼になって誰かを捕まえる時は
自分と同じくらいの足の速さの子を追いかけるとすごいと思うよ。」
普段は学校生活のことをとやかく言わない私なので
子どもは何かを察します。
そうなると、その子と遊ぶ時に手心を加えるようになります。
それがよそよそしいという事になったようです。
このように親が執拗に
子どものコミュニティを遠隔操作をしようとすると
お友だちができない、いじめられている・・・
様々な弊害が生まれてきます。
もしかしたら、バックに控えているあなたの存在が
子どものコミュニティに水を差している時もあります。
子どもを管理、監視するのもやり過ぎは注意です。
子ども達が犠牲になっていく
長い子育て経験から
私もよそのお母様の行動をみて、
自分もそうなっていないかを確認するときもありましたし
「あの方のようにはなりたくない、なってはいけない。」と
襟を正してきた時もあります。
また、「わぁ、素敵な子育てしているな。私も見習える所はあるかな?」と
いつも、子育てを楽しくできるようなことを考えていました。
『毒親』に定義されそうな子育てをしている方々は
実はご自分はあまり気付いていなかったり
気付いていても行動を修正できずに落ち込むケースがあると聞きました。
そして、誰でも『毒親』になる要素を持っているとも思っています。
ですから、
常に自分の子育てについて客観的に考えていなければいけないと思いますし
子どもは所有物ではないことをしっかり認識しておかなければいけません。
私の経験から言えること
私の経験から
このようなケースのご家庭のお子さん達は総じて良い子なのです。
親にどんなことをされても「ごめんなさい。」と謝り
理不尽な扱いをされても自分の中に落とし込むのです。
口答えもせず、反抗もせず
自分が与えられた厳しい環境が普通だと思っていたり
よそのお友達をみて違うと思っても
自分ではどうにもできずに
仕方なく受け入れている子がいるように思えました。
今回はご自身が『毒親』に育てられたと言われている方からお話を聞きました。
彼女は子どもを授かった時にも子育てに自信がなく
自分がされた嫌な事を子どもにしたらどうしようとか
ちょっとでも子育てにストレスを感じると落ち込んだりしていたそうです。
気付いて克服するのは大変だと思うのですが
今はお子さんととても良い関係を築いています。
まずは気付きが大切で
気付くことによって必ず解決策は見つかると思うのです。
子育てって奥が深いし、難しいと思ってしまいました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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