幼児教育と承認欲求について

まずは先日読んだ本で
幼児期においての親の関わり方を考える事になりました。

『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』

今日はこの本を読んだ感想ではなく
この本を読んで『承認欲求』について考えが浮かんできたので
まとめてみます。

『承認欲求』って?

『承認欲求』と言う言葉は聞いた事がありますか?

5段階の承認欲求として有名なのが
『マズローの承認欲求』があります。

自己啓発セミナーや自己実現に向けての
心構えによく引用されます。

今日はこの『承認欲求』って
子育てや幼児教育にも大変重要かも!ってお話をします。

5段階の承認欲求

承認欲求ってなんでしょうか?

マズローはこのように言っています。
『人間は自己実現において絶えず成長する生き物である』

なんだかちょっと難しいですね。

マズローは『自己実現論』から
5段階のピラミッドで人間の承認欲求を分類しています。

このピラミッドの考え方は自己啓発の世界では
当たり前のように出てきます。

内容は下の図の通りです。

下から3番目までが大切かも

承認欲求は5段階に分類されていわけですが

大人の自己啓発やビジネスで成功させたいと
思っている方々は

4番目や5番目のところを学んでいたり
体得したいと思っているわけです。

では、その前の1番下から3番目までは
どのような考え方になっているのでしょうか?

『承認欲求』の下から3つの欲求

3番目までを切り出すとこんな感じになります。



1番下から簡単に説明していきます。

1番目『生理的欲求』

この欲求は単に人間が生きていく上ので最低限の欲求なので
食事や睡眠のことを言っています。

日本人のほとんどは食べるのに困っているとか
明日にでも餓死してしまうという事はないですね。

そうなると第一段階はクリアしていると考えられます。

2番目『安心・安全欲求』

自分が安心・安全であると認識することにより満たされます。
日本は世界一と言って良いほどの安全な国です。

我々は戦争に巻き込まれることもなく、安全に安心して暮らす事が
できるので
一般的には2番目の欲求は満たされていると言われています。

3番目『社会的欲求』

社会的欲求や愛・所属の欲求とも言われています。

日本は中学までは義務教育ですべての人が学ぶ場を与えられています。

学校に通って社会性を身につけ、学校という集団で生活します。
そして、多くの人が会社で働き、ある集団に所属しています。

以上のことから
3番目までの欲求は日本人はクリアになっているとされています。

『安心・安全欲求』と『社会的欲求』について


我々、大人の場合は4番と5番を実現するために
頑張っているわけです。

しかし、一方で
1番目の生理的欲求は満たされているとしても
第2、第3の
『安心・安全欲求』と『社会的欲求』が本当にみんなが満たされているのか?
と言う疑問もあります。

私はここの3番目までが
子育て期間に十分に満たされていなければいけない部分であると考えます。

1番目の生理的欲求は満たされていると考えられます。

2番の安心・安全欲求ですが

親に虐待されたり、ひどく叱られて信頼関係がないままに
成長した場合
その子の心は安心できる状態ではありません。

親との信頼関係もできていると言えないわけです。

ですから、

いつも叱られている、
ダメを言われる、
十分なスキンシップをしてもらえない

このような家庭環境の子どもは
親から安全・安心を与えてもらっていないと言う事になります。

戦闘地域で生死をさまよう、明日の命もわからない人たちと
比べてしまえば、確かに日本は超安全国です。

しかし、子どもの心が安全・安心でない状況は
普段の家庭環境で容易に作られてしまうのです。


次に3番の社会的欲求を見てみると

学校でイジメにあったり、不登校になったり
家から一歩も外に出られない子たちはどうなるでしょうか?

親とも誰とも、コミュニケーションが取れていない状況は
コミュニティに所属して社会性を学んでいるとは言えない状況です。

つまり、学校に席を置いているだけでは
3番の社会的欲求は満たされているかもしれないし
満たされていないかもしれないのです。

このように、安全・安心な日本に住んでいても
承認欲求というのは容易に得られるものではないのです。

両親から貰う第2・第3の承認欲求

3番目までは他者からの愛情をもらって育まれるものですので
個人ではどうにもならないことです。

ですから、3歳までにどれだけ愛情を与えられたか?

15歳までにどれだけ有意義な人との関わりを持ったかによって
その後の生き方や考え方に大きく影響してきます。

よく、『可愛い子には旅をさせろ!』と言われますが
これは結構、的をついている言葉だと思っています。

以上のことを踏まえて

15歳までの子どもとの向き合い方を考え、
とりわけ3歳までの母親の接し方
15歳までの父親の接し方が重要であると思っています。

『安心・安全欲求』の母親の役割


まず、第2の安心・安全の欲求で
自分は愛されていて、安心に生きていけるんだと言う心を
満たしてあげる事が大切です。

この安心・安全の欲求は3歳までに行う事がいいと思います。
親との信頼関係を3歳までに築くことは
その後の人生を歩む上でとても大切です。

私が幼児の教育で一番大切だと思っているのが
3歳までなので
理屈が通っていると思います。

そして適任はやはり母親だと思うのです。

なぜなら一番長い時間を子どもと過ごしますし
子どものお世話の大半をしている人です。

子どもと一緒に暮らしながら
子どもに安心・安全を与える事ができるのは
母親が一番だと考えます。

『社会的欲求』の父親の役割


そして第3の社会的欲求ですが
この欲求は社会性やコミュニティ、グループに属していると言う
満足を表しています。

これまで家族と言う単位でコミュニケーションをとってきた子どもが
幼稚園に通って小学校、中学校と通い始めて
もっと広い世界を見ることになります。

ここでは幼稚園・学校の先生が
子どもに社会性を教えるわけですが
先生たちにだけお願いするのでは
子どもの第3の社会的欲求を満たすのは不十分だと考えます。

もっと言えば
先生や学校という組織的なものに任せることでは不十分だと思います。

私はやはり、ここで重要なのは
親の関わり方だと考えます。

3歳までは母親と言いましたが
3歳以降は母親に加えて、父親の役割は大きな比重を占めると考えます。

なぜなら、父親の方が世の中を知っているからです。

外で働き、様々な人と関わり、仕事をしているわけなので
母親とはまた別の視点を持っています。

ここで父親としての信頼を獲得し
子どものと信頼関係を築くと
小学校高学年や中学になってからの
反抗期・思春期をうまく乗り越える事ができます。

この2番の『安心・安全の欲求』と3番の『社会的欲求』を
家庭で築いてあげる気持ちで子育てすると

色々と問題になっている子どもの問題は解決していくと思うのです。

3番目までの承認欲求のまとめ


以上にように
自己実現をしたいと思う気持ちを持つことは
本当に素晴らしいことだと思います。

基本になるさ3番目までの欲求を考えて
家庭での子どもとの関わり合いを考えて欲しいと思います。

1『生理的欲求』
2『安心・安全欲求』
3『社会的欲求』

これらは個人で獲得するものではなく
他者(親)から与えられて克服していくものです。

今回、本当に3歳までが一山
そして15歳までがもう一山だと感じたのは

『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』を読んで
本当にその通りだと思ったからです。

本の感想は次回にシェアしたいと思います。

編集後記


久しぶりに息子が帰ってきました。
仕事の合間に帰ってきているのでたった1泊です。

家でゆっくり休ませてあげてもよかったのですが
なんだか、お天気もよく
鎌倉の銭洗弁天にいきたいと思いつきました。

「えっ?僕もいくの?」と言いつつ
なぜか一緒に付き合ってくれました。

朝早く行ったので混雑する前にお参りできて
じゃぶじゃぶお札を洗えてラッキーでした。

離れて暮らすようになると
子どもって色々労ってくれるようになるんですね。

なんか嬉しいです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。