幼児教育 AI対策!子どもの読解力を低下させない方法

先日、タブレット学習していて
本当に身になっているのか?を記事にしました。

タブレット学習でスイスイと問題を解いている子どもを見て
思ったことを書いたのですが・・・

やっぱり、私が感じていた事は本当かもしれないと言う
ある確信が生まれました。

タブレット学習の疑問


先日、タブレット学習でスイスイ勉強をしている子どもを見て
本当にわかって問題を解いているのだろうか?と
ある疑問を抱いていました。

それは
タブレットの問題は目にも留まらぬ速さで解けるのに
同じような問題をお受験ペーパーに
変えた途端にわからなくなったからなんです。

この大きな理由として
問題の出題方法にありました。

積み木Aと積み木Bはいくつ違いますか?

2つ組み合わせるとどんな形になりますか?

同じ数の積み木でできている形はどれですか?

などと条件が付けられると理解ができなくなるのではないかと
推察できたのです。

そして、小学校受験はこのように
積み木の数が正しく数えられるだけでなく
問われている問題を理解する事
つまりお話がしっかり聞ける事ような子どもが欲しいと
思っていると書きました。

対策としては読み聞かせや
日頃のコミュニケーション
興味がある事をどんどんやらせて
インプット、アウトプットをいつも意識して子育てする事が大切だと考えています。

『AI vs 教科書が読めない子どもたち』

本日、ご紹介する本は
私がなんとなく思っていた事が
ズバリ実証されていると感じた本です。

『AI vs 教科書が読めない子どもたち』

いや、タイトルから衝撃的です。

最近、よく耳にするAIですが・・・
色々な分野で
今後、AIに奪われる仕事
奪われない仕事などとランキングされています。

AIができる仕事、できない仕事

AIが代わりにできる仕事

データ入力
銀行の窓口業務
スポーツの審判
簿記会計事務
モデル
電話オペレーター
フォ動産仲介
スーパーのレジ係

と言われています。

AIができない仕事

医師
歯科医師
教師
学芸員
デザイナー
弁護士
作家
イラストレーター

のように
コミュニケーションスキルが必要で
クリエイトするような仕事が並びます。

ですから、人とコミュニケーションが取れるような
相手の様子を伺いながら、個々にカスタマイズしていくような職業は
AIには無理との事だと思うのです。

そこで
やはり重要なのは
コミュニケーション能力であり
言葉の理解なわけです。

子どもたちの読解力がヤバい!

『AI vs 教科書が読めない子どもたち』
よれば
教科書に書いている問いの意味が理解できない子どもたちが増えているとのことなのです。

さらに
日本の中学高校生の読解力は危機的な状況にあると言うのです。

しかし、日本の子どもの学力は世界的に劣っているわけはなく
毎回Top10入りしている事を考えると・・・

この現象は
日本だけでなく世界的な問題になっているのではないのでしょうか?

『基礎的読解力調査』


この本で実験された
『基礎的読解力調査』によると・・・
ウソでしょ!!
こんな事も理解できないの?と言う理解力の結果が出ているのです。

それも中学生の半数が間違っているとか
大半の高校生が理解していないとか
更には新聞社の論説員、経産省官僚まで間違っている問題もありました。

そして、この調査をした学生というのは
ある程度の進学校に通っている子どもたちを対象にしている事も注目する点です。

いや、これはやばい!!
自分も心配になりました。

そして、実家に帰ってきている息子にもテストしました。

読解力低下の原因がはっきりしない

中学高校生の読解力を調査しているものです。

なぜ、このような結果になったのかを
あらゆる面から調査するも
現時点では因果関係が見つかっていないのが現状です。

あらゆる原因を想定して調べても
子どもによって結果のバラツキがあり
原因を探ることができないようなのです。

これは色々な複合的な条件がいくつも絡み合っての結果だと思います。

家庭でできる事は何?

本を読んで
衝撃の事実を突きつけられたのですが

はっきりとした改善策が出されていなく、
現在も教育現場で試行錯誤をしているのがわかりました。

しかし、そうこうしているうちに子どもは大きくなります。
有効な手段が発表されるまで待っているわけには行きません。

家庭で何ができるかを考えていく必要があると思うのです。

乳幼児期の働きかけの見直し


調査は中学高校生が中心です。
この年齢から読解力をどうするかでは遅いと思うのです。

私が考えるに
やはり、乳幼児期の家庭での働きかけ
小学校時代の学習の指導によるものが大きいと感じます。

特に読解力に関しては
小学校までに土台を作っておかなければ
修正するのは困難だと思うのです。

家庭でできる対策の提案



乳幼児期の読み聞かせは絶対に効果的
だと思います。

また、興味ある事はどんどん実際にやらせる事です。
そして、必ずコミュニケーションをとる事
スキンシップを心がける事です。

思い出してみると
先日、私が目撃したタブレット学習のアプリではスイスイと
問題が解けるのに
ペーパーになると途端にわかるらなくなったり

簡単な指示がわからないという事は情報伝達ができないという事になります。

また、昔を思い出してみても
英語のDVDを子守りとして流しっぱなしにしている時も
当然ありました。

私が英語が苦手だった事もありますが
このように母親である私が直接関わらなかったものは
どうも定着が悪かったように感じます。

ですから
何度も機会あるごとに書いていますが
何か道具にだけ任せている子育ては
子どもの定着率が著しく落ちます。

もし、そうでないならば
DVD、CD、タブレットだけで子どもが立派に育つという事になります。
どう考えても、
それらのデバイスだけで人間が育つと思う人はいません。

育つと思う人がいないという事は
子育てには
人間が直接関わらないと成長しないという事
なのです。

AIに負けるわけにはいかない


よく将棋、チェスなどで人間とロボットが戦う事があります。
これにロボットが勝ったとしても
人間が必要なくなるという事にはならないわけです。

どんどん、日本も高齢化していき
ある一定の労働力をAIが行う事は必要であります。
しかし、本質的な所でAIが全て我々の代わりができるわけもないと思います。

日本人の読解力に関しては衝撃的でしたが
今の段階で気付きを得た事はラッキーだと思います。

読書離れが問われています。
1年に1冊も本を読まない人も多いといいます。

大人になってから本を読まない決断をするのは個人の自由ですが
子どもを養育中に本を与えない、
特に乳幼児期に読み聞かせをしてやっていない事は罪だと思います。

子育て中の皆さんにおかれましては
是非とも直接関わる子育てをしてほしいと思うのです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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