幼児教育 くもん式の中身は?

少しでも自分の子どもをお利口にしたい!
当然親だったら思っているはずです。
今日はカード学習やプリント学習に定評があるくもん式と賢いくもん式の利用の仕方を説明します。
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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても 彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行ってきた幼児教育(特に3歳まで)をまとめています。

くもん式の特徴


KUMONガイドブックにこのような記載があります。

公文式は、
個人別のちょうどの学習で、
学年を超えて進み、
お子さまの能力を最大限に伸ばすことをめざします。

 

その学習目標は、
できるだけ早い時期に、
「自学自習で高校教材」を学習することです。     KUMONガイドブックより

そうなんです。
できるだけ早い時期に高校教材を学習するのが目標なんです。

公文式は鉛筆を握れるようになったら
早ければ早いほどその効果があらわれる教材なんです。

 

なんで早ければ早いほど効果があらわれる?

それは幼児の脳は鍛えれば鍛えるほど加速度がつき
色々なことを吸収する能力がつきます。

そして、幼児期の家庭教育の間に公文式を導入すると
学習の習慣がつき
小学校に入った時にはすでに学習の習慣が体に染み付いているので
お子さまが当たり前のようにプリントをしたり、自分の課題に取り組めます。

現在は『ベビーくもん』なるクラスがあるそうですが
子育てのヒントをいただきたい場合は有効ですが

例えばプリント学習に重点を置くのであれば
鉛筆やクレヨンが自分の意志で持てるようになる
1歳半から2歳過ぎてからでもいいかと思います。

勉強は公文式だけで大丈夫?


これはお子さまによります。
私が先日訪ねたくもん教室で先生にお話を聞いたところ
やはり学習の進捗度は個人差があります。

幼稚園から公文式だけで東大に入った子もいれば
ある程度の進度まで学習して他の塾に行って高校、大学に入った子もいるそうです。
そして自分で公文式をしたいと高校生になってから入る子もいるそうです。
この教室の特徴は
早ければ早いほどいいけれど
自分の意志で勉強をしたいと思う子には何歳でも
極端なことを言えば大人になってからでも
広く門戸は開いています。

結果が出る結果が出ない・・・それは学校でも同じで
同じ授業を受けても東大に合格する子もいれば
全くついていけずに苦労する子もいるわけで

公文式をしているからどうのという問題ではないです。

小学校から公文式は効果的?


個人的な意見として
小学校で初めて公文式で学習される事を考えている場合
少し注意が必要です。

まず、学習の習慣がなく公文式に入るのはなかなか大変です。
学習習慣がついているんであれば大変効果的だと思います。

公文式で学習習慣をつけたいのであれば幼児から始めないと大変です。
これはあまり言われていない事ですが
私の経験からまた知っているお子様の様子をみていてこれは絶対にあります。

それまで、全く学習習慣がついていないお子さまにとっては
公文式の毎日にプリントはかなりハードで
場合によっては勉強が嫌いになってしまう可能性もあります。

すでに幼児の時に入会した子は因数分解を説いている場合もあります。
これを見た小学生の親御さんは
何としても追いつきたい!そうなってもらいたいと思うのですが
これが小学生からだと追いつくのが中々大変なんです。

なぜなら彼らは幼児の時から
運筆練習をかねて何千枚のプリントをこなしてきています。

そして彼らは幼児期から訳も分からず遊びの感覚で運筆練習をしているので
学習をしているという感覚がありません。

この枚数は小学生から始めた子が追いつけるものではありません。
他で幼児教育をやっていて公文式に変わられたお子さんは学習習慣がついているので大丈夫かと思います。

しかも、6歳にもなると色々な感情も出てくるので
幼児期にやってきた子と同じようにできるとは限らないのです。

くもん式をやめてしまう理由とは?

多くの親御さんに共通している公文式を諦める理由に
①月謝が高い事
②『ちょうどのレベル』に納得がいかない
③子どもが全くプリントをやってくれない

これらのことが挙げられます。

1つずつ解説していきます。

月謝は高い?

これは私も2人の子どもを公文式に入れていた時に思いました。

月謝は1教科 6480円です。通信制や教室によっては冷暖房費とか通信費が別途かかる場合もあります。
これを3教科やると当然3倍になり、複数教科の割引などはありません。

最近では地域によってお月謝の価格が違います。
ですから東京、横浜など大きな都市にお住いのお子さんの月謝はプラスαがあります。
最近このように変わったようです。

我が家の場合ですと
子ども2人 3教科ですから 38880円です。
これは教育費としてはかなり大きいです。

例えば小学校受験の塾はもっとかかりますが
この場合は合格するまでというリミットがあります。
しかし、公文式の場合はその気になれば大人になっても続けることができますので
ほぼエンドレスな訳です。

ある程度の進度になっていて高校教材までと決めていれば
ゴールも見えてきますが
小学生になってから入会するとゴールは実は結構設定が大変です。

  • ゴールが見えない。
  • 中々進度が進まない。
  • 子どもが学習習慣がないのでプリントをやってくれない

    こうなってくると親御さんの中には
    今月やったプリントが50枚
    6480円で割ってみたら1枚あたり約130円
    こんな計算が頭をよぎってやめてしまう場合が多いのです。

    しかし、毎日決まったプリントをやり、週2回の教室でしっかり勉強ができる子であれば
    コスパはいいと思います。

『ちょうどのレベル』に納得がいかない

これも実はあるあるなんです。
小学生で公文式を始める場合はどのレベルのプリントから始めるべきかを確認テストのようなもので測ります。
先生はそのテスト結果でその子のレベルを判断して
そして『ちょうど以上のレベル』のプリントから始める事を提案します。

ほとんどの親御さんがここに納得がいかないのです。

私が言う『ちょうど以上のレベル』とは
例えば
普段、自分のお子さんは三桁の足し算引き算ができてるとします。
確認テストの結果、またはお子さんのタイプを見極めて
先生が一桁の足し算引き算からのプリントから始める事を提案したとします。

そうなると大概の親御さんは
「ちょっと待ってくれ!すでに三桁の足し算引き算ができるのに
なんで、こんな簡単な一桁の足し算引き算なんだ!!」

そして、小学生くらいになると彼らもショックを受けることもあるのです。
例えば、お友達が通っているから公文式に入会。
でもそのお友達は幼稚園からずっと公文式をやっています。
お友達なので負ける気はしませんが、
なぜか自分はそのお友達よりずっと簡単なプリントをやらされる訳です。
そうなると同じ学年だから教材もそれほど変わらない、
時には自分が他より優っていると思っているお子さんは納得がいかない訳です。

私は公文式を小学校から始める場合はここが非常に難しいところだと思っています。
勿論、先生たちも説明をしてくれますが、
親御さんは理屈ではわかっているので納得もしているのですが
感情面でなんとなく腑に落ちない事が出てくるのです。

多分、公文式の考えとしては
簡単なところからドンドンプリントをやる事で
自信がつき、学習に意欲が増すという事だと思うのです。

確かに一応3桁の足し算引き算はできるけれど
1問解くのにすごく時間がかかっていたり
そうなると公文式のプリントを1枚やるのも大変なような実力で先に進もうとしても
全く進まない訳です。
ですから、ドンドンできるレベルを提案するのです。

子どもが全くプリントをやってくれない

これはレベルの問題にも関係してくる事ですが
そもそもプリントをこなすだけの学習習慣がついていないのが大きな問題です。
そしてプリントのレベルがその子に合っていないことも原因です。

もっと言えば、6歳くらいになると進度が上の子どもたちと比べてしまうため
やる前からモチベーションが落ちていることもあります。

ここをうまくクリアにしてあげないと中々進度を上げる事が出来ないと思います。
しかし、ここをちゃんと理解させて
必要なステップでその先にはもっと素晴らしい世界が待っていると思わせたならば
小学生からでもドンドン伸びる子は伸びます。

教室選びはしっかりと


これだけ全国にたくさんの公文式をやっている教室がありますが
どこも同じではないです。
本当に教育に情熱をかけて一生懸命やっている先生もいますが
指導要綱に載っていること以外全く出来ない融通のきかない先生もいます。

私が体験学習を受けた教室では
「本当に子どもが好きで教室運営していますか?」と言う先生もいました。

そして先ほど行った進度レベルの問題で
「うちも子どもはそんな低いレベルではありません。」なんて目くじら立てて親御さんに詰め寄られたら
あっさりと「わかりました。仰せの通りにします。」みたいな先生もいます。

でも、それって本当は子どものためになっていません。
しっかりと親御さんが納得がいく説明ができて、
お子さんの学習面だけでなくメンタル面もしっかりと教室で把握できるようでないといけません。
また、先生との相性もあります。
ここの教室選びをしっかりできれば
お子様がのびのびと楽しく学習できる環境を準備できたも同じことです。

ここは手を抜かないでよく考えられることをお勧めします。

まとめ


なんでもそうですが、結局、継続なんです。

大人の自己啓発でも継続のことは非常に重要であることは常識です。
継続が重要なのは大人も子どもも同じなんです。
継続するのはどうするか?
まずは続ける事ができる環境を作らないといけないのです。
それは小さいお子さんはできません。お母様の仕事なのです。

私の意見としては
①公文式を始めるのであれば2歳から3歳くらいがベスト
②教室選びは慎重にする
③始めたらせめて中学過程まで学習を修了させた方がいい

こんな感じです。
これはあくまでも私の二人の子どもの様子と
今回、くもん教室を40年以上運営している恩師に伺った内容を私なりに解釈しての個人的意見です。
ご参考になさってください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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