スマホ脳って言葉があります。最近、スマホ脳が脳にどのような弊害を起こしているか警鐘している本を読みました。私は以前からタブレットやスマホの学習やゲームって、本当に子どもの能力を伸ばすのにいいの?と思っていました。
Contents
子どもの新習慣、スマホ・タブレット
子どもたちは一見、ゲームで楽しく集中的に学習しているように見えます。
しかし、子どもからタブレットやゲーム機を取り上げると
途端に落ち着きが無くなったり
不機嫌になったりします。
泣いてタブレットを「返してくれ!」と言うかもしれません。
以前、子どもの反応を見ていて
私はある現象に気付きました。
それは
小学校受験問題をスイスイと
タブレットで条件反射の様に解いているのに
紙媒体の問題や
同じ事を口頭で質問してみると
問われている内容が
理解できないような子がいて
一体、何が違うんだろうか?と思っていました。
結論から言いますと私は
子どもを静かにさせるため
泣き止ますために
タブレット・スマホを使用するのは
あまりよい習慣ではないと考えています。
あなた、もしかして『スマホ脳』?
世の中の流れは
タブレットやスマホを
幼少期から与えているのが現状です。
若い親がスマホで育った時代でもあるので
タブレット・スマホがある生活が当たり前です。
先日も私が車を運転していた時
自転車の前後に小さい子どもを乗せて
自分はスマホを見ながらヨロヨロと運転をしている母親がいました。
もうね!
こういうの取り締まって欲しいです。
って言うか違反ですし、子どもを危険に晒しているのです。
このように危険な状況でも
見境なくスマホを使用しているあなたは
もしかして『スマホ脳』かもしれません。
今日、ご紹介する本はこちらです。
子育て中のママに是非読んでほしい1冊です。
あのジョブスも子どもにタブレットを与えなかった
今回読んだ『スマホ脳』は
脳とスマホの関係について書かれています。
著者はスウェーデンの精神科医 アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)
この本が出版された時
教育大国のスウェーデンを震撼させたと言います。
スウェーデンの学校では保護者に
アンデシュ・ハンセン医師のTEDトークを
見てもらっているそうです。
そして、IT業界のトップたちは
スマホやその他のデバイスのヤバさを知っていて
我が子たちには与えていなかったそうなんです。
それが証拠に
あのスティーブン・ジョブスやIT業界のトップは
我が子にはiPadを使わせていなかったと言われています。
えっ!?・・・
と言うことはですね。
彼らはスマホ・タブレットの弊害を知っていたから
身内には使用を禁止していたと言うことになりませんかね?
IT業界のトップたちは
スマホの脳に及ぼす影響を知っていたのです。
では我々の脳が『スマホ脳』になると
何がヤバいのでしょうか?
『スマホ脳』ってどんな症状?
『スマホ脳』になると
集中力が続かなくなるのを皮切りに
次のような言動が見られるそうです。
・文章が理解できない
・集中力が続かない
・SNSが暴力的
・なんかいつもイライラしている
・文句ばかり言っている
・言葉使いが汚い
・命令口調で話す
・本を1冊読むのも苦痛
さらに一説には認知症のような症状も出てくるそうです。
ですから、『スマホ脳』になると
若年層でも認知症に似た症状が出てくる可能性があります。
これは何としても避けたいです。
原因はドーパミンが出続けるから
本書では
ドーパミンの分泌について書かれています。
ドーパミンの分泌は
人の好奇心ややる気を出すのには必要ですが
スマホを長時間利用し続けると
ドーパミンが出続けるらしいのです。
沢山、出たらいいのではなく
なんでも分泌量にも匙加減があるらしいのです。
ドーパミンが出続けると
脳の働きが鈍くなります。
脳の動きが鈍くなると
言動が暴力的になったり
注意が散漫になったり
SNSで誹謗中傷したり
言動が暴力的になってくるそうなのです。
これはスマホを長時間使用することで
常に刺激を求めるあまり
ドーパミンが出続ける弊害です。
つまり『スマホ脳』なのです。
もしかして読書離れもスマホ脳の弊害かも
以前、私は日本人の読書離れについて
ブログに書きました。
幼児教育 親の読書習慣は子どもに影響する!
近年、日本人の読書量が著しく減っています。
記事内でも書いていますが
『1ヶ月で本を何冊読みますか?』と言うアンケートに
約半数の人が1冊も読まないという回答を出しているのです。
かなり驚くべき数字だと思います。
これは本を1冊読む集中力がない事にも関連します。
また、メルマガやブログなどの
活字媒体の文章を
ちゃんと読んでいる人は年々減っているそうです。
ですから、
読者を離脱させないメルマガの極意は
文章は短く!
改行多く!
簡単な言葉を使用!
漢字もあまり使わない!
と言われているのです。
このような活字離れも
実はスマホ脳の弊害で
集中力が落ちているからと考えられます。
脱スマホ脳にするには?
答えは簡単です。
スマホを触らなければいいわけです。
しかし、現代の状況では絶対に無理なのはわかっています。
それでも心がけて
スマホを触る時間を少なくする努力が必要です。
できることは・・・
・スポーツ・体を動かす
・使用する時間制限をする・守る
・寝る前にスマホは触らない
・寝室にスマホは持っていかない
・SNSの使用を減らす
そして、子育て中の親御さんにおいては
スマホ・タブレットを子育ての道具に使わないことです。
子どもの五感を育てることはとても重要なことです。
スマホ・タブレットでは五感を育てることはできません。
なるべく、子どもにはタブレットを与えずに
地道な子育てを実践してほしいと思います。
最近のコメント