幼児教育 シュタイナー教育 7歳まで文字教えないって本当?

今日はドイツのルドルフ・シュタイナーが提唱した
シュタイナー教育について書いていきます。

人智学に基づくシュタイナー教育は
宗教的でもあり、非常に難解です。

違う次元の解釈にも及び、理解できないところも出てきますが
何か幼児教育でヒントになる事を探していきたいと思います。

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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行なってきた幼児教育をまとめています。

スピリチュアルを感じるシュタイナー教育


皆様はスピリチュアルを信じますか?
シュタイナー教育は人智学を基本として
人間の成長を分類しています。

あっち系の話が得意でないと
この教育理論は難解でしかありません。

ですから、宗教的で怪し気な事に拒絶反応がある方は
無理に理解しなくてもいいと思います。

私も参考書籍を読んでいて
この教育法は人間形成のための壮大な目的を持っているように感じました。

シュタイナー教育 人智学って何?


そもそも人智学って何?

ざっくり、ざっくり言うと
人間には超感覚的存在としての側面があるという考え方です。

『1913年ドイツの哲学者 R.シュタイナーによって始められた精神運動。
彼は神を認識の中心におく神智学を発展させ,認識の中心に人間をたてる。
一面では科学的知識を採用しているが,主として神秘術 (オカルト) に基づいて真理をきわめ,救いを求めようとする。
すなわち,人間は訓練によって透視力を得ることができ,
それによって超感覚的世界を認識し自我を高揚し浄化しうるとする。』

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より

シュタイナー教育の考える人間の成長過程


さて具体的に
シュタイナー教育が考えている人間の成長の過程を紐解いてみます。

シュタイナー教育の人間観は3つ
① 頭(思考)
② 心(感情)
③ 体(意志)

これはなんとなく理解できると思います。

さて、シュタイナーが考える人間の成長期とは
7年周期と考えています。

モンテッソーリ教育は6年周期ですから、ここは似ていますね。

それではシュタイナーの7年周期を見ていきましょう。
① 0-7歳 身体を育てる
②7-14歳 心を育てる
③14-21歳 思考を育てる

そして 自立へ向かいます。
多分、これも理解できると思います。

0-7歳が一番成長が早くできる事がたくさんです。
そして7-14歳は反抗期、思春期が入ってきます。
14-21歳になると自分は何者か?将来について具体的に考えを巡らせてきます。

通常の子どもの成長期に当てはめても
なんら変わっているところはありません。

しかし、通常の認識と解釈が違っているところが明らかにあります。

シュタイナーの7年周期の7歳までの子育て論


先ほどのシュタイナーの7年周期を見ていきましょう。
① 0-7歳 身体を育てる
②7-14歳 心を育てる
③14-21歳 思考を育てる

① 0-7歳 身体を育てる
この解釈が
この時期に知識を詰め込む事を良しとしていません。
なぜなら身体を育てるエネルギーが削がれてしまうからと言っているのです。

ですから、この時期の子ども達の環境は
外からの過度な刺激を与えないようにするそうで
シュタイナー幼稚園では電灯を布で覆い、
子どもが落ち着けるようにできるだけ大きな音は出さないそうです。

何か外気の悪なものから子どもを守るために
シェルターのような環境を作っているかのように見えます。

7歳まではこのような落ち着いた環境で
身体を育てる事にフォーカスしているので
積極的に文字を教えるような教育はしないようですね。

これが7歳まで文字を教えないと言われている所以なのでしょう。

私の解釈は
0-3歳が一番脳を活性化させるために働きかけをしなければいけないという解釈です。
7歳まで字を教えない選択肢はなかったです。

シュタイナー教育 4つの『気質』


4つの『気質』を子どもにあてはめて理解をしていく

さらにシュタイナー教育では
人間には4つの気質があるとしています。
この気質を理解して
子どものタイプを知ることで幼稚園の先生や
親御さんの対応が決まってくれようです。

気質 特徴
憂鬱質 顔色が悪く、
うつむき加減、
神経質、
思慮深い、
いわゆる良い子、
幼い頃から自我に目覚めている大人びた考えを持っている
粘液質 ぽっちゃりタイプ
ゆっくり、ゆったり
よく食べ、よく眠る
おおらか
周りが和む
多血質 体格はバランスが取れている
明るく溌剌としている
活動的
想像力が豊か
気分屋
飽きっぽい
胆汁質 活動的
エネルギッシュ
感情の起伏が激しい
好き嫌いがはっきりしている
暴力性が目立つ
筋肉質でがっちりタイプ

人間を4つのタイプに分類して
子どもを育てる参考にしたり
人とのコミュニケーションに役立てること
または自分のタイプを知って
あらかじめ対策を立てることは可能ですね。

しかし、4つに振り分けられない中間タイプも多く存在しますし
環境によって、人間はどんどん変化をしていくと言うことも
視野に入れておくといいと思います。

『自由への教育』から自己肯定感の高い人材へ


『自由への教育』は可能なのか?

幼児期から
『自由への教育』の元に子育てをすることはできるのでしょうか?

シュタイナー教育が提唱している『自由への教育』ですが
一体何をもって自由なのか?
これって永遠のテーマでして
多くの人が事あるごとに自由について考えて
議論をしているように思います。

シュタイナー教育が言っている自由とは
私たちが思っている
一般的な物質的、精神的自由を大きく超えて
別の次元から自由を唱えているように感じます。

しかし、この教育の根底は自己肯定感の高い人材の育成を目指していて
どんな逆境にも打ち勝つ能力や
自分の得意分野を見つけて自分に自信をもち
人にも優しくなれる教育をしていると思います。

関連書籍を何度読んで、理解をしようと思っても
ある一定の理解はしたような気にはなるのですが
実のところあまり理解しておらず
完璧に『自由への教育』をするのは難しいと思います。

子ども時代の数年間をその様な場所で経験を積ませる事も
いいかと思うのですが
シュタイナー教育が提唱している
壮大な人材育成にはとても追いつくものではないと思います。

シュタイナー教育で参考にできるもの

何か一般の家庭でも参考になるものはないのか?

これはいいなと思い
一般家庭でもできる有益な働きかけを1つ
シュタイナー教育から見つけました。

それはお話の時間です。
才能あふれる子の育て方』に記載がありました。

シュタイナー教育の幼稚園で毎日行われているお話の時間は
絵本や紙芝居など映像から情報を与えることをしていません。
毎日、先生が同じお話を語り聞かせるそうなのです。

この語りきかせの良いと思ったところは

  • 情報が耳からしか入らない。
  • 自分で想像するしかない。


人の話を聞ける子どもにするのには、とても良い働きかけだと思いました。

別次元の教育法


私の感じたシュタイナー教育とは
1つか2つ上の次元のレベルの子育てをしている様に感じました。

私たちが現世で子育てをしているの対して
シュタイナー教育は現世を超えたところで子育てをしている印象です。

ですから、完璧にこの教育をするのであれば
子供達の第六感を究極に磨き上げる事ができる可能性はありますね。

しかし、
私は子どもたちに本を自分で読める喜びを
早く味わって欲しいと思っていますし
新しい事ができる喜びをどんどん体験して欲しいと思っているのです。

ゆっくりのんびりは理想ですが
事実、子どもの日常は歳を重ねるごとに忙しくなります。

正直言うと
一般の母親であった私の感覚では
シュタイナー教育を完璧に理解するに及びませんでした。

しかし、現世での子育てを楽しんだ事に感謝していて、正直楽しかったです。

子育ては何が正解かわかりません。
でも、何にでも一生懸命やったお母様には正しい結果がついてくると思います。

関連書籍

『才能あふれる子の育て方』

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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