大人でも無口な人、口下手な人っています。
それは彼らの個性なので それに悩んでいたら、
その人は何とか悩みを克服して
話し上手になろうと自分で考えます。
しかし、不思議な事に
子どもが無口でお話が上手に出来ないと
親は心の底から悩んでしまうのです。
実は自分もそれが悩みなのにも関わらず・・・
今日はお話が上手にできない子の育て方ってあるのかな?ってお話です。
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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても、彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行なってきた幼児教育をまとめています。
Contents
発語の遅れを観察する
小さいお子さんを持つお母様は
よそのお子さんと比べて
自分の子どもが言葉が遅かったり、お話が上手く出来ないと
この世の終わりか?と言うくらい悩みます。
大概のお母様の死ぬくらい悩む事は
時間が解決してくれて平気になるものです。
但し、小さいお子さんで発達の遅れは
時に障害が見つかる場合もありますので
日頃の子どもの観察と医療機関への相談はとても大切です。
モジモジする理由は色々
大人と同じで子どもも性格が10人いれば10通り
たとえ兄弟姉妹でも違うものです。
その中で沢山のお母様の悩みは
お話が上手に出来ない子どもの事が心配だと言う方がすごく多いです。
では、なぜ?健常児でお話が上手でないと心配なんでしょうか?
理由は色々考えられると思います。
- お友達が出来ないで1人ぼっちになるのではないか?
- 仲間はずれやイジメにあうのではないか?
- 幼稚園や学校の先生の評価が落ちるのでないか?
- 小学校受験するのに面接が出来ないのではないか?
- 嫌な事を嫌と言えずいつも我慢しているのではないか?
もう、挙げだしたらキリがないくらい
お母様の悩みが出てきます。
必ず発言の場所はやってくる
世の中には
育てていたら勝手にペチャクチャおませな事を話す子や
大人の心を揺さぶるような言葉を教えてなくても言えちゃう子がいます。
大人の世界でも
徹底的に準備したスピーチをやっと言える人や
準備したにも関わらず、緊張して全く言えない人も
前に立った瞬間、頭が真っ白になったり
それなのに
いきなり振られて聴衆を魅了するスピーチを簡単にやってのける人もいます。
これらは個性であり
みんなが練習すれば同じようにできると言う事はないです。
なんだ!!
練習してもやっぱり苦手なものは苦手だし
頑張っても無駄になるんだったら
やらない方がましと思う人もいるかもしれません。
大人だったら
そのような選択肢もありますが
子どもはそのようなわけにはいきません。
ある一定の教育課程に置いて
あなたのお子さんが人前で発表する機会は
必ず平等に訪れるのです。
お話が上手になる働きかけ
たとえ、読み聞かせや働きかけを沢山していて
十分に知識を脳に溜め込んでいる子どもでも
お話が上手にできるとは限りません。
性格も関係してきますので
根気よく試しに次の事を働きかけてみてください。
*おうむ返しをして発した言葉を認識させる
たとえば
こんなやり取りです。
「ブランコ・・」
「ブランコ? どこの?」
「幼稚園」
「幼稚園のブランコでどうしたの?」
「遊んだの。」
「遊んだの?誰と?1人で?」
「よっちゃんと・・・」
「よっちゃんと幼稚園のブランコで遊んだのね。」
「よっちゃんと幼稚園のブランコで遊んだ。」
このようにパズルのように
子どもから出てきた言葉に助け舟を出して1文に仕上げてあげます。
これは落ち着いた場所でないと出来ません。
また、子どもが発した言葉を
いつ、どこで、誰と、何をしたかのように
言葉を丁寧に整えて直してあげます。
その正しい言葉を自分で言わせるようにしてください。
*日記を書かせる
言葉がうまく言えない子どもは
いつ、どこで、誰と、何をしたを整理して言えないで
お話が上手でない場合があります。
これは頭の中に入っている知識が
ごちゃごちゃしている場合と
まだ知識が足りていない場合があります。
通常の働きかけ、読み聞かせを十分にしている場合は
持っている知識が整理されていないと考えます。
先ほど提案したように
普段の会話の中で丁寧に
いつ、どこで、誰と、何をしたを整理して
お母様がお見本で言ってあげておうむ返しをさせる方法もありますが
日記を書かせて
文で言いたい事を整理させるのも効果があります。
書いた日記は音読をするとさらに頭が整理されるはずです。
*得意分野を説明させる
何かにすごく興味があったり
その分野の知識だけは豊富に持っている場合は
その得意分野から話をさせる事をお勧めします。
たとえば、昆虫に関してはどんなものも知っているとなると
知識は豊富です。
ここで昆虫のことを知らないお母様に説明をしてもらうのです。
何とか説明しようとします。
そこで聞き手が理解できるような話し言葉を
先ほどのおうむ返し方式で聞き返し
言葉を整えて行きます。
繰り返して行くと
何とか自分の得意分野を理解してもらいたい
教えてあげたい
どんな言葉を言えばわかってもらえるか考え始めます。
*先回りしすぎない
言いたい事をお母様が待てずに先回りしすぎて
自分で言わなくても何でもやってくれると思うと
言葉がうまく言えなくなります。
正しい言葉にお母様が直した場合
必ず子どもにおうむ返しして言わせる事をしないと
お話は上手にはなりません。
必ず、自分の言いたい事を自分の言葉で正しく言えるまで待ってあげましょう。
大人でも人前でのお話は大変です
大人でも人前で話すことを緊張すると言って悩んでいる人が大勢います。
それは子どもでも同じ事で個性によってお話が得意な子と
そうでない子がいます。
そのような子でも
必ず人前で話をしなければいけない時はやってきますし
口数が少なくても
自分の意見をはっきりと言える子どもになって欲しいと思うものです。
ですから、人前でお話は得意ではないけれど
いざとなればしっかりとお話ができる子どもになってくれればいいわけで
その練習は日頃からしておくべきなのです。
この練習は結果、
子どもが生きやすくなるだけでなく
自分の考えを整理して自立した子どもになる手助けをします。
何でもかんでも子どもの代わりに代弁するのではなく
いつも自分の意見をはっきりと言える訓練をしておくべきなんです。
おしゃべりが大好きな子どもと比べると
何で?教え込まなくても勝手に喋る子がいる一方で
うちの子は無口なんだろう?なんて悩む事自体がおかしい話です。
無口だっていいんです。
ちゃんと話しかけた事に的確に答えてくれるようなお子さんに育てば
無口でも大人しくてもその子の個性なんですからいいのです。
子どもだって根気よく訓練していれば
そのうち、お母様であるあなたよりも
雄弁に自分の意見が言える立派な人間になっていると思います。
本日も最後までお読みいだだきましてありがとうございました。
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