私はドーマンドッツカードというものを
自分で作成して子どもたちに見せていました。
これは単純に脳を活性化するのに良いと言われていることを
小耳に挟んだので実行したわけです。
それがなんとも色々と言われているようで 少々驚いた次第です。
Contents
ドーマンドッツカードとはなんでしょう?
さて、ドーマンドッツカードとは一体なんでしょう?
私が初めてドーマンドッツカードを知ったのは
作家の三石由起子さんの本で紹介されていたので興味を持ちました。
このカードは厚紙に赤い丸いシールがランダムに貼られているカードです。
私の記憶だと1-100までありました。
カードを使った働きかけは
幼児の脳を活性化させる効果が得られるそうなんです。
このドッツカードで訓練すると
瞬時でこのカードは30個のドッツがあるとか
76個だとかわかるそうなんです。
上の子に働きかけをしていましたので
「この数字なんだ?」と聞いてみましたが
残念なことに
数を言い当てる能力は育たなかったようです。
現在は類似のカードは色々なところで購入できます。
ご家庭でも手作りできる教材です。
長年の研究から
これらのカードを瞬時に子どもたちに見せる働きかけは
右脳を開発すると言われていて
幼児教育にはある一定の効果が見られると言われています。
ドッツカードは有効ですか?
数の認識と脳力開発にはドッツカードは有効だと信じています
我が子がカードを見て数字を言い当てる事はなかったので
どのように効果があったのか証拠を示す事はできませんが
1つ言えることは
数の概念を理解させるのには
このドッツカードは有効だったと思います。
もちろん、私は子どもたちに他に数を認識させるような
働きかけもしていましたから相乗効果も考えられます。
このカードを利用する目的は
数の概念をしっかりと教える事にあると思います。
色々な書籍を読んでいくと
超能力レベルまで言及されていますが
もう、このレベルになると証拠なんて示す事はできません。
私の場合は
足し算引き算を教える前に
しっかりと数の感覚を覚えさせるために使用をしていました。
カード100枚は必要だった?
当時、私が購入しようと思ったドッツカードは
確か1から100までありました。
かなり高額だったと記憶しているので
手作りで100枚のカードを作りました。
では100枚作って働きかけをする必要があったのか?と言われると
効果があったかもしれないし、なかったかもしれないとしか
言えないですね。
なぜなら
上の子の時には忠実に100枚を見せていましたが
下の子の場合は1-30までしか見せていなかったからです。
そして
2人の能力の差は最終的にはさほど変わらなかったです。
数を教えるのは徹底的に30まで
私がやってきた働きかけは
1-10までを徹底的に意識した働きかけをしました。
その後30くらいまでのドッツカードを利用するのが良いのかな?と思っています。
常に10までの理解をしているのかどうかを確認することです。
1-10をしっかり認識させて
その後の足し算、引き算の導入をスムーズにする働きかけの方法は
ここで書くとちょっと長くなりそうなので
後日ブログに改めて書きたいと思います。
子どもに合わせて働きかけを変える
なぜ、同じようにドッツカードで働きかけをしなかったのかと言うと
2人の性格が違っていたからです。
100枚見せる時間を上の子は捻出できましたが、
下の子は本人があまりカードに興味を示さなかったので
思い通りにできませんでした。
他の事を働きかけに加えていたので
優先順位が下がった事も理由にあります。
このように私もかなり試行錯誤して
どのようにしたら、子どもに効果的かを考えながら
手探りで子育てをしていました。
兄弟姉妹であっても同じ事をしていたのでは
その子その子に合った働きかけはできません。
お母様は常にお子さんの様子を伺い、性格も把握して
どのようにしたら、
働きかけに反応するかを見極めないといけないと思います。
働きかけをした物に無駄なのものはない。
極論を言うと、
狼に育てられた少女の知能や行動は
もう、狼のそれでしかないわけです。
そして、成長期を狼の育てられた子どもを
人間の行動をさせるように教育することは
すでに3歳を超えている場合はかなり難しいと言われています。
『三つ子の魂百まで』とよく聞きますが
これは事実であると思います。
育った環境はやはり重要です。
子育て中は試行錯誤の連続です。
あれ?ちょっと合わなかったかな?
ちょっと無理だったかな?
こんなことって日常茶飯事です。
でも、一見無駄にも思える働きかけでも
お子様とのコニュニケーションがしっかり取れているのであれば
無駄な事は一切ないと思っています。
ドーマンの教育方法が効果を証明できない理由
サイトを確認すると
『ドーマン博士は世界中の子どもたちの脳の発達について研究し、
開発してきた理論や方法をもちいて脳障害児の回復に成果をあげています。』
とありますが・・・
この成果と言われている事は
奇跡に近い事だったり、確認ができるようなものでないために
医学系はじめ、どの関連団体も効果があったとは認めていないようです。
さて、なぜこのドーマン教育が問題視されているのかと言うと
脳性麻痺などの障害児に効果があると言っているからなのです。
これは医学的根拠がない上に
色々な団体が効果が認められなかったと発表しています。
対象者が健常児でないことも
効果の立証は難しいとされている所なのです。
意思の疎通を証明するのは難しい
また、一部の映像で
ドーマン教育の内容を見てみると
1日に何時間にも及ぶ働きかけが繰り返されていて
その対象の子どもたちは自分の意思を伝えられないわけです。
コミュニケーションが取れない子どもに対して
一方的なワークをしているようにしか見えない事も
誤解を招く材料になっているのだと思います。
過去にもNHKの番組がやらせでないかと
国会でも問題視された件も
私たちの側から見ると
脳性麻痺のお子さんの代弁をするお母様と
そのお子さんの間に
コミュニケーションが発生しているようには全く見えないのです。
そのお母様が
ドーマン教育を導入していたようで、どうなのよ?って思われてしまった要因だと思うのです。
誰に対しても
一方的すぎる教育、働きかけは誤解を招くことになります。
この問題は本当に色々な意見がありまして難しいと思います。
正解も見つける事は本当に難しい問題です。
大半の幼児教育は効果はわからない
大半の幼児教育は効果はわからないものです。
それでも私たちは子育てをしなければいけません。
効果があるかないかは別として
その働きかけに対して子どもが喜んで反応しているのであれば
良い影響しかないと思うのです。
実際、私も1-100のドッツカードを
子どもたちに毎日十数秒は1日のうちに何度も見せていました。
じゃあ、この行動を3年続けたから数学が得意になったとか
勉強が好きになったとかははっきり言って断言できません。
色々な働きかけを少しずつしていたので
一体、何の働きかけがどんな風に効いてきたかなんて正直わかりません。
働きかけを
やったから、こうなった。
やらなかったから、こうなった。
やっても、こうだった。
これが効果的だったと結果を断定はできません。
ですから、子育てにおいては
お母様が正しいと思うことを信じてやる必要がありますし
常に他者の意見やリサーチは怠ってはいけないと思います。
気をつけたい事は
結果を期待し過ぎない事です。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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