幼児教育 元祖?早期幼児教育 ニキーチン夫妻の教育法

知育遊びで有名なニキーチン夫妻の幼児教育があります。

ご夫妻の知育遊びには非常に感銘を受けて
知育ブロックを手作りして子どもに与えていました。

今日はニキーチン夫妻の幼児教育について書いていきます。

ニキーチン夫妻ってご存知ですか?

夫妻には7人の子どもがおりまして
彼らの独自の幼児教育が本になっています。


『ニキーチン夫妻と七人の子ども』

私も早期教育の本は数知れず読みましたが
中々ユニークでこれを実践することは中々できませんでしたね。

面白いことに
本のあとがきにこんな記載があります。

編集部からお願いとおことわり
この本をお読みになると、どなたもニキーチン夫妻の方法をまねて
自分の子どもや孫を上部にしようという気になると思います。
そのとき、当たり前のことですが、機械的にマネをするのではなく、
くれぐれも赤ちゃんの様子を見ながら、慎重にすすめてください。

さらに・・・
原本の最後にはロシアでは有名な教授とジャーナリストによる
Q&A方式の対談が掲載されていたのに
なんと・・・
日本語版は省いたと書いているではありませんか!!

理由としては気候的な事、国の習慣の違いのような事が書いてありましたが
いやいや・・全て載せてくれないと情報操作とも言われかねないと思うのですが・・・

確かにこの本を出版したはいいですが
モスクワ在住のニキーチン夫妻ができたかもしれない子育ては
日本で実際できる教育かと言えば
本を読んだ限り難しいと思いました。

万が一、この本を読まれて
わぁ〜素晴らしい!我が家も真似しようと思った方は
冷静に考えた方がいいです。

真冬も裸で過ごす


本を読んでいると
中々信じられない事例が出てきます。

まずはニキーチン夫妻はモスクワで
7人の子どもを裸で育てています。
それは真冬でも同じです。

写真にはお祖母様が分厚いコードをきている側で
裸の孫が笑顔で写っている写真もありました。

この裸で日常生活を過ごす事が
子どもたちが病気1つしないと記載があります。
また、生まれて数ヶ月の赤ちゃんが
親の手をしっかり握ってぶら下がっている光景も・・・

確かに写真に写っていますから
赤ちゃんの隠されて能力なのかもしれませんが
2ヶ月でぶら下がりを教える理由がわかりませんでしたね。

確かに将来のオリンピックの体操選手にでもしようと思うのであれば
英才教育の一環で行う親もいるかもしれません。

しかし、本に書かれていることを
真に受けて実践するのは中々危険とリスクを伴うと思うのです。

生まれてからオムツをしていない!


また、トイレトレーニングについても驚くべき記載があります。
ニキーチン夫妻の子どもたちはほぼオムツを使った事がないというのです。

夫妻は生まれて2ヶ月からオムツを外し
子どもの生活サイクルをしっかり把握して
時間になったら2ヶ月の子どもでもトイレに座らせるのです。

この訓練でオムツがほぼ必要ない生活が出来るとか・・・
メリットとしては
子ども自身がおしっこやウンチをした時に不快感から解放されるそうです。

いやいや・・・
確かにそうかもしれませんが
どうやっても真似はできませんよ。

真似することはできないが育児の本質をついている



信じられない子育て方法が書かれているのですが
ご夫妻の思いは
子どもの能力を最短最速で身につけさせる事こそが
素晴らしい教育だと言っているのだと思います。

子育てについても責任を持って
日誌や記録を詳細につけて
いわば、自分たちの7人の子どもたちを実験した教育方法でしょう。

そして、ご夫妻は子どもを叱る事なく
矯正することもなく
子ども自身で自発的に何かをやるように
子どもを取り巻くあらゆる環境を整えているのです。

それは家の改装もそうですが
子どもたちの環境を全て子供達仕様にしているのです。

我々に夫妻がしてきた事が全てできるか?と問われたら
これは幾ら何でも無理と言わざるを得ません。

ですから、同じ環境にできないのに
教育法だけを取り入れるのは危険だと思います。

しかし、本の中では子育てのヒントや
我々でもできる働きかけのヒントを見つける事ができます。
これをうまく使えばいいのです。

アフリカの子どもとヨーロッパの子ども

本書を読んで
やはり、親と子どもの信頼関係がとても重要である事がわかります。

親の指に捕まってぶら下がっている2ヶ月の赤ちゃんも
親を信用しているからできるのではないかと思います。

また、
家中が子どものトレーニングルームになっているのですが
そこで思いっきり飛び降る事も親を信じているからできるのです。

また、スキンシップに関しては
このような研究結果も書かれています。

アフリカの子どもとヨーロッパの子ども
2歳児の知能を調べた結果
アフリカの子どもたちの知能の方がヨーロッパの子どもより高かったのです。

ニキーチン夫妻はこの事実をこのように分析しています。

アフリカではお母さんはどんな時でも子どもを連れて行きます。
水を汲みに行く時も畑仕事や家事仕事をする時も
常に子どもをおんぶして仕事をするのです。

反対にヨーロッパの子どもたちは
早くにベビーベットを与えられて独り寝をしています。

当然、ヨーロッパでは子どもを職場に一緒に連れていくわけではなく
スキンシップの濃さはアフリカの母親たちと比べても明らかに少ないわけです。

先進国の便利な生活の代わりに親子のスキンシップは減っているわけです。
この事が子どもの知能に大きく関わってくると言っています。

残念ながら2歳児の時は高い知能を持っていた
アフリカの子どもたちもその後は
ヨーロッパの子どもたちが逆転することになるのです。

これは社会の発達水準によるものです。
要するに先進国か発展途上国かで
子どもの知能も変化してくるのです。

これらの結果からお分かりのように
親子のスキンシップというのは
どんなに社会が便利になったとしても重要なのです。

真似はできないけれどヒントは貰える


何の本を読んでいても
その裏にある編集部であったり、出版会社
果ては著者の意図が見え隠れするものです。

ですから、知識として蓄えるのはいいですが
それを実行するか、しないかは読者の判断です。

何が一番大切か?重要か?を考えた上で
どのように自分の落とし所を見つけるかを考えた方がいいですね。

ニキーチン夫妻の教育方法は全部真似は無理ですが
知育遊びとして紹介されている夫妻が子どもたちに与えた教材は
現代の知育教材の元になっているものも多く存在します。

次回は
この知育遊びについて書いていきます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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