人間には
第一反抗期と第二反抗期の2回の反抗期があると言われています。
第一反抗期は
小さいお子さんをお持ちの方が悩んでいる イヤイヤ期のことです。
そして
第二反抗期というのが
小学校高学年から中学生にかけて訪れます。
ちょうど思春期などの時期とも絡んできて
子どもに対する対応を間違うと
大きな問題になる可能性も秘めています。
今日はこの反抗期について
どのように対処するのがいいのかを書いていきます。
Contents
反抗期って?
反抗期を迎える時期は子供の自我が成長し、
より自分の意見を意識した行動をとろうとする時期でもあります。
つまり、自分の意見を主張する力が伸びようとしている時期なのです。
そのため、物事について自分の意見を伝える力を育んだり、
自分がどう行動したいかを考えるなど、
実行力を育てるために反抗期が訪れると考えることができます。
ですから、一見、闇雲に反抗しているかのように見えますが
そうではなく、
それなりに自分の意見や考えが芽生えてきたためで
実は成長の印であり、喜ばしいことなのです。
反抗期は子どもに必要な時期です
反抗期は親への反抗的な態度をとる期間と思っている方も多いでしょう。
反抗するということは
時には親との意見が合わないく対立してしまうことですし
家庭内の雰囲気を不穏なものにしてしまうこともあります。
反抗期の訪れには意味があり、子供にとって必要な時期です。
反抗するということは、
何かに対して異なる態度をとりたいと思うこと、
そして、その反抗的な態度を示して正当化させたいと思うことです。
つまり自分の意見を持っていて、
押し殺さずに明示したいと思っているのです。
ですから
反抗期は自分の意見を伝える場であり、
小さな反抗の積み重ねにより
自己主張のできる人間になる訓練をしていることです。
誰でも訪れる反抗期
小さいお子さんを持っているお母様は
まさかイヤイヤ期が反抗期の一種だったとは
思わなかった人もいるかもしれません。
しかし、よくよく考えてみたら
小さいながらも何でも『いやだ、いやだ』と言って
全く言う事を聞かないわけですから
反抗期に間違い無いですね。
幼児期にこそ、しっかりとイヤイヤ期に対応してあげないと
次の第二反抗期と
実は第一と第二の真ん中あたりに訪れる中間反抗期を
しっかり乗り越えられないと思っています。
何事も最初が肝心と言う言葉もあります。
この第一反抗期をしっかりとに乗り切って
その後の反抗期に免疫力をつけておきましょう。
壮絶だった反抗期経験ママたちの本音
よく知り合いのママたちと昔のことを話す機会がありますが
やはり、第二反抗期で荒れる子はかなり大変だったと聞きます。
男の子は体も大きくなりますから、かなりハードである事を聞きます。
まだ、こうやって昔をしみじみ懐かしんで語る事ができる方々はいいのですが
もう、反抗期をそのまま突き進んでしまって
全く親子の信頼関係を築く事ができない方々からは
お話を聞く事すらできません。
男の子のお母様からお話を聞くと
この頃の子どもたちに
『ババァ』『くそ親父』と言われた方や
まず間違いなく、部屋の壁はパンチで穴が開いていると言います。
マジですか?
そんなに激しかったのかと絶句をしてしまいました。
我が家の場合も確かに色々ありましたが
部屋の壁をパンチして穴を開けるとか
『ババァ』『くそ親父』なんて言葉を浴びせられた記憶は全くありません。
そう言った意味では結構、
我が子は大人し目の第二反抗期だったのかもしれません。
そもそも
子どもに『くそババァ』なんて言われたら私が大暴れです。
第一反抗期と中間反抗期の対応が大切な理由
私はこの
- 第一反抗期(幼児期)
- 中間反抗期(小学校低学年)
- 第二反抗期(小学校高学年から中学)
の中で
私は第一反抗期と中間反抗期の対応さえ間違っていなければ
第二反抗期を自力で乗り越えられる子どもに
育てる事ができると思っています。
私も多分この第一反抗期と中間反抗期の対応を正しく行った事で
何の問題もなく
第二反抗期を無事に乗り越えられたのだと思います。
自分が子どもの頃もそうでしたが
この第二反抗期というのは
色々と親にも物申したいことありましたが
誰にも迷惑をかけずに自分で何とか消化して解決をしたものです。
自分のことは自分で折り合いをつけて行くことが大切です。
ですから、現代の子供たちも
第二反抗期は自分の心の問題で
他人が何とかしてくれるものでも
自分以外の人を傷つけて行うような事でない事を
考えてもらえたら嬉しいです。
自分の中の問題を他人に迷惑かけて解決する事は恰好悪いと
思ってくれたら、絶対に自分で乗り越えられます。
幼児期にできる具体的な対応は?
では、何をどのようにしたらいいのでしょうか?
これは何度も私が言っているように
信頼関係を子どもと築くことにつきます。
信頼関係を築くと言うのは
相手の言い分も聞くことにあります。
イヤイヤ期はまだ2歳から3歳になりますので
そもそも自分の意見をはっきりと表現できません。
しかし、そこにしびれを切らして
逆ギレしたり、力に任せて子どもを叩いたり
するのは返って逆効果な上に
大きくなってからの
第二反抗期に子どもから仕返しをされる可能性もあります。
ですから、イヤイヤ期は
本当に根気よく付き合う覚悟をしていないといけません。
言葉での意思の疎通が難しい年頃なので
全て理解するのは難しいですが
何かの理由があってイヤイヤをしているのは事実です。
まずは少ないボキャブラリーから
子どもが訴えたい事を聞き出す作業をしましょう。
それから、子どもの考えに同調してあげましょう。
内容が把握できなくても同調してあげるのです。
何か嫌なことある、『そうだよね。やりたくないよね。いやだよね。』と
同感・同調してあげるのです。
例えば、
『そうだね。いやだよね。』
『わかるよ。』
『よく、頑張っているね。えらいね。』
『ママもいやだから、どうしようかね?』
こんな感じで主張している事を否定しない事です。
常にあなたの味方でママは理解しようとしているよ。
だから、大丈夫と言う態度を貫きます。
しぶとい子はこんな事では全くイヤイヤが治らないし
さらにギャーギャーが始める場合もあります。
ここら辺で『いい加減にしなさい!』と言いたくなりますし
一発叩いてやりたくもなる気持ちわかります。
しかし、『ママはいつもあなたの味方だからね。』を徹底的に貫きます。
我慢、我慢です。
反抗期は大変じゃないです
何が大変なんですかね?
よく育児相談でこのイヤイヤ期で
うんざりだとか
本当にいつもまで続くのよ!!って
発狂寸前の相談を目にしますが・・・
私から言わせたら
『何がそんなに大変なんですか?』と思うのです。
それよりも無理やり頭ごなしに抑圧して
小さい子の反抗期だからと行って
強硬手段の出たり、手を出したりしては
絶対にダメです。
そんな事して
第二反抗期の体力が大人以上になった時に
仕返しされるような反抗をされたり
子どもが自分の思っている事を言えなくなる方が
もっと大変だと思うのです。
最初にも言いましたが
反抗期は
物事について自分の意見を伝える力を育んだり、
自分がどう行動したいかを考えるなど、
実行力を育てるために訪れるものです。
ですから、一見、闇雲に反抗しているかのように見えますが
そうではなく、
それなりに自分の意見や考えが芽生えてきたためで
実は成長の印であり、喜ばしいことなのです。
こう言う事を乗り越える事が
子育ての醍醐味です。
大いに子育てを楽しみたいものですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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