皆さんの中では小学校受験を考えているご家庭も多いと思います。
色々な塾もあり、入塾を考えていたり
すでに入塾されているお子さんもいるかと思います。
最新の受験情報はしっかり入手するべきですから
やはり塾のお世話にならないと色々大変だと思います。
今日は多くの小学校受験で必須の実技について その中でもお絵かきについて書きます。
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この記事を書いている私は二人の子どものママです。
子どもと言っても 彼らはすでに社会人で医師として働いています。
このブログは私が子どもたちに行ってきた幼児教育(特に3歳まで)をまとめています。
Contents
お絵かきはお子様の感受性を育てます
先日、私は色彩学や色彩心理学についてブログを書きました。
幼児教育 色彩心理学やカラーセラピーで子どもの心理は測れない
お子様の感受性を育てるには自由にお絵かきさせる事が重要で
そのうち、色々なことを真似てきますよ。と書きました。
これは間違いではないのですが
全てのお子様に当てはまるわけではないんです。
どうして上手い人と下手な人が出てくるの?
例えば、大人で考えてみてください。
絵の上手な人と絵の下手な人がいます。
人間は真似て成長するといいますが、
ではなぜ、同じ物を見ているのに
「見たものをそのまま絵で描いてください。」と言った時に
ある人はそっくりに描けて、
ある人はさっぱり描けないんでしょうか?
また、こんな例もあります。
先日見たTVのクイズ番組で日本語がわからない外国人観光客の人達に
感じの熟語を見せます。
そして、見たものをそのままボードに描いてもらい
スタジオの回答者が何と言う漢字なのかを当てると言う問題です。
では、なぜちゃんとそっくりに見た漢字を書ける人と書けない人がいるのでしょうか?
これは頭の良し悪しではない事は確かです。
地図もそうです。
なぜ、世の中には方向オンチと言われる人がいるのでしょうか?
実は私はかなりの方向オンチでGoogleマップも使いこなせません。
カーナビでも『ルートガイドを終了します。」と言われても目的地に着かない時もあります。
このように芸術やスポーツは個人の努力では
どうにもならない時もあります。
しかし、働きかけである程度のところまでは引き上げる事は可能です。
モロッコに旅に出た時はヤバかったです。
特にフェズは世界一複雑な迷路と言われている最古の都市です。
Googleマップ様もギブアップですから・・・
小学校受験で一番難しいのはお絵かき
時間内に全く情報を描くことができなかった子でも(左)
半年後には時間内に全ての情報を描くことができるようになります。(右)
私は小学校受験の準備をしたり
受験を考えていないご家庭でも受験の勉強をさせるのは非常に有益だと考えています。
我が子は上の子は小学校受験をさせましたが
下の子は受験をさせませんでした。
これは子どもの性格から判断した事と
下の子は中学受験の方が良いと考えたからです。
しかし、働きかけは二人とも同じようにしました。
受験のイメージは沢山のペーパーをこなして
詰め込むようなイメージがありますが
ちゃんと受験の意義を理解してご家庭に取り入れる事は有益だと思います。
そして子どもというのは
頭が柔らかいのでペーパーは訓練次第ですぐ成績を上げることができます。
朝出来なかったことが夕方には楽々できるようになる事は普通にあります。
しかし、お絵かきだけは別なんです。
中々、成果が見えてこないし、ちゃんとお絵かきできるまでには時間がかかります。
本来のお絵かきは感性を磨くもの
アートや芸術的な事から言えば
本来のお絵かきは子どもの感性を磨く道具だと思います。
ですから、子どものお絵かきには口出しせずに
やりたいようにやらせる、その中で色彩や混色を学んでいく
色々な素材のものを使わせる
こういう事が重要だと思います。
しかし、いざ小学校受験となると話が違うのです。
ですから、お子様の才能が開花するまでに待っているのでは
受験が終わってしまう可能性もあります。
小学校受験のお絵かきは見る所が違う
上手にお絵かきできる事に越した事はないのですが
実は小学校受験のお絵かきで見る部分は
指示が聞けるかどうか?
または聞いた事をしっかり記憶しているかを見るためなんです。
これは幼児の試験だからなんです。
文字は小学校に入学してから習うものです。
ですから、小学校を受験をする子どもたちはひらがな、数字がわからない事を前提で試験が作られています。
ペーパーに文字は入っていないのはそういう事なんです。
文字を読めるお子さんにしてみれば
絵だけの問題の方が難しく感じますし
親御さんも絵だけのニュアンスでペーパーの解き方を教えるのは中々大変な所もあります。
ですから、塾に通うことも必要ですし
小学校受験のお絵かき問題は
絵の上手い下手を見ているのものとはちょっと違うのです。
それでも絵は上手な方がいい
小学校受験のお絵かき問題は
絵の上手い下手を見ているのものとはちょっと違うとは思うのですが
やはり、りんごは赤い方がいいし、木は茶色、葉っぱは緑の方がしっくり来ますし
常識的ではあります。
紙の隅に小さく描いて白い部分がいっぱいあるより
紙いっぱいに大きく描いた方が見た目がいいのは理解できると思います。
与えられた情報は表現できるけれど
できれば筆圧強く、キャンバスいっぱいに描く
元気な絵の方が好まれるとは思います。
時間がかかるから早い段階から教える
受験で要求される常識的な色を使う
与えられたスペースに描く感覚を
子どもに教えるのにはすごく時間がかかるのです。
本当に早期からいつもお絵かきで遊んであげていると
自然と身についている場合もありますが
そうでない場合は受験期にお絵かきを最初から教える事になりますが
- 時間はかかる
- 子どももストレスになる
- お母様も成果が出ないのでイライラする
こんなネガティブスパイラルに入ってきます。
ですから、小さいうちからクレヨン、色鉛筆、ペンなど様々な道具を与えて
色々な大きさのキャンバスを準備してあげて
遊びの延長で訓練しておく事は重要です。
どのようにお絵かき名人にしていくか?
鉛筆を持てるようになったら運筆練習をしましょう。
まずは鉛筆、クレヨンを持てるようになったら筆圧や運筆力を鍛えるところから始めます。
1歳半2歳位からできるはずです。
グジャグジャ書き
縦棒
横棒
ジグザグ
ぐるぐる
◯
△
□
まずは持ちやすいクレヨンから始めるといいですよ。
口に運ばないようにちゃんとお母様の監視下でお絵かきさせてください。
そして洋服は汚れてもいいものやスモックを着せてあげてください。
これは小学校を受験するしないは全く関係ないです。
全てのお子様にとって有益です。
お絵かきも上手になりますが
筆圧を鍛えることは文字を早く書くことができるようになります。
基本は遊びの延長で楽しみなから
時間をかけて絵が描けるようにしていくことがベストなのです。
プラスαで
記憶力を高める遊びも同時にします。
また想像力を育むために読み聞かせは毎日するのがいいです。
お絵かきボードはオススメしません
お絵かき玩具というのがあって
ペンの先が磁石になっていて
ホワイトボードにこのペンでお絵かきして何度でも消すことができる万能ボードがあります。
これは字を書いて見せるのには有効ですが
子どものお絵かき練習で使うのはオススメしません。
もちろん、携帯で持ち歩いてお絵かき遊びをするのにはいいと思います。
実際にお絵かきする道具として準備するのは
紙とクレヨン、ペン、鉛筆、筆です。
これは昔も今も変わりません。
五感を育てる事、色々な道具に触れさせる事
実際に混色させたり、
そのうち、ハサミで切ったり、のりで貼ってみたくなりますから
絶対にこちらをお勧めします。
何よりお子様の作品が思い出として残ります。
成長が一目でわかります。
是非、原始的と言わずに買い与えてください。
受験目的でなくてもお絵かきは楽しい
最後に・・・
受験校がお絵かきが試験項目にない場合もあります。
「なんだ、受験科目にないからペーパーだけをやろう。」
こう言う考えをお持ちの親御さんはその考えを捨てるべきです。
小学校受験を単なる試験に合格する事に目標を置くことはやめるべきです。
そもそもの子育ての目標は何かを考えるべきです。
能力を開発するために働きかけをするのではないですか?
五感を満遍なく育てて、お子さんの能力を最大限に引き上げたいのと違うんですか?
そして、社会に役立つ人材にしていくのが目的なのではないですか?
受験するもしないも関係なく
いつも働きかけを意識してこそ、お子様の能力が開花すると思うのですが
いかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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